2010年10月の記事


熊出没
 毎日のように熊が出たという報道がある。平成大合併で「市」となっているが、主として山沿いの地域である。

 近くの中学から100メートルほどのところで目撃されたという。注意が必要である。熊には熊の事情もあろうが。

 熊に遭遇したら、眼をそらさずに、ジリッ、ジリッと後ろに下がれといわれる。いざという時、できるかなあ。
コメント (3)

 三十年余以前のことである。さる用務を持ったご老体に付き添っての仕事があった。お気に召したのか、自筆の色紙を頂戴したので、部屋の入り口の上に掲げておいた。

 先日ふと見たら、雅号の上に「八十一翁」と記されているではないか。おや、自分はその年齢を超えていると思う。

 苦笑がこぼれた。まだ己を「翁」と称するのははばかられると思いながら。
コメント (0)

山に雪
 27日、5~6キロほど先の山が初冠雪。この山に3回雪がかかると、里も根雪になるとされている。

 今年の気象ではどうなるか。なにしろひどい冷え込みで風邪を引き、2日ばかり寝込んでしまった。

 年齢が重なるに連つれて、抵抗力が低下するらしい。情けない話だとつくづく思う。
コメント (2)

窓を開ける
 朝、起きるとすぐさま2箇所の窓を開ける。宇宙のエネルギーを呼び込むようなつもりで。

 もう少し早く起きればいいのに思いもする。老人の割りには寝坊である。若い時からの習慣が固定しているのか。

 朝、窓を開ければ、いい運も入ってくるだろう。
コメント (1)

ピロリ菌
 知人が会社の検診で、ピロリ菌があるといわれ、除菌薬を服用しているとか。
 それだけで、半病人の気分だという。

 病気の経験が多々ある身として、つくづく思ったことは、「健康人はいいなあ」ということ。ひがみだろうか。
コメント (1)

眠る
 気温の変動が激しくて、油断をしていたのか風邪気味となる。明治初め生まれの祖父母は、風邪を引いたら眠れといっていた。

 風邪薬を飲まずに10時間眠る事にした。たしか何十年も前ではあるが、そう言われたような気がする。とてもそれほどながい睡眠はできない。調子がよかったら、起きればいいのだ。
コメント (1)

おびえ
 23日は、10月に入って6回目の晴天。ところが地元紙の記事には、エルニーニョ現象がある年は、豪雪の傾向があるとか。名づけて「ゲリラ豪雪」と。

 奄美では豪雨で惨状を呈している。

 心配してみても、」仕方がないことではある。いかに慣れているとはいえ、もはや人力が決定的に不足している。あとは祈るしかないか。 
コメント (1)

無理無理
 信号のない交差点で、自転車から降り、車の切れ目をみて、移動を試みた。途端に横合いから声がかかった。

「無理無理」
 
 すでに中年を過ぎたおばさんが立っている。お気遣いはありがたかったが、このお言葉遣いは当節ふうなのかと思いつつ、いささか恐縮した。
コメント (0)

しまったぁ
 雨が止んだので、2~30分ほど歩こうかと思って出る。

ゲートボールのコートも、このごろは使う人があまりいない。

そこの坂道で、ぬれた草に滑って転ぶ。「しまった!」と口をついて出る声。起き上がって姿勢を立て直す。

 回りを見回したが誰もいない。また歩き出す。怪我はまったくない。ズボンが汚れただけ。強運の日だったのだろうか。
コメント (1)

行き詰まり
 この節の小さな商店では、シャッターを下ろさざるを得なかった。T君(49歳)は、まさに3Kというべき職種についた。

 重いものなど持ったこともなかったであろうに、朝から夕べまで、汗と埃と泥にまみれながら働いている。

 店主は高校の同級生と聞くが、敬語を使って対している。ぞんざいな扱われ方をしているが、どこで会っても笑顔を見せる。

 生きていれば、いいこともあると語る。行きづまりから新展開を見出したのではなかろうか。彼の健闘を祈るのみ。
コメント (2)

 この秋は晴天の日が少ない。晴れるともったいないように思われて、野っ原を歩く。

 畦道が続いていると思って行くと、行き止まりになっている。そこで引き返して、別の道を探す。ふと空を見ると雲が浮いている。それを目で追う。空は広い。空は高い。

 野の道を歩く楽しみは、こういうところにありそうである
コメント (0)

溝を跳ぶ
 久しぶりの好天。1時間程度、野良を歩こうと思う。畦道を行くと溝があった。その先に道が続く。

 何をこれしきと思ってジャンプする。見事に着地するはずだった。片足が水の中に。苦笑する。

 溝の幅を舐めていた。跳ぶなら思い切って跳ぶべきだった。もっとも無理がかかることを承知でないとやれないが。
コメント (1)

姿勢
 親戚の法要に出席。若い僧侶の姿勢に感激。座った姿勢とはかくあるべきと思うほど、ビシッと決まっていた。

 聞けば、鼻と顎と、お腹を突き出すようにして、臍とを一直線にするようにとのこと。思い出したときだけでも真似をしてみたいと思った。
コメント (1)

読書の秋
 読書週間というのは、今もあるかと思う。

 わが少年時代では、本ばかり読んでいるなと叱られ、こんなものしか読まないヤツは、不良になるぞと言われながら読んだ漫画から、いろいろ学んだことがあるような気がする。

 読書感想文という言葉も聞かなかった。第一、雑誌でも単行本でも入手するのが容易な事ではなかった。回し読み、貸し借りがあたりまえだった。

 昨今悪いことではないのに、読書週間も感想文も、意外に人々の生活から遊離したところにあるような疑問が湧く。昭和ひと桁前半生まれは「読書の秋」に懐かしさを感じている。
コメント (0)

物質的なもの
 知り合いが言った。「もう家具は買いません」と。実家を離れての赴任がながかっただけに。家具の処理は転勤時の苦労の一端でもあっただろう。

 出来る限り物質的なものにこだわらない生活には、大賛成である。ところが、必要な物があるのだ。欲求とは違う。ここが問題である。
コメント (1)

がらくた等
 空き瓶、空き缶、空き箱など、これはよく出来ている物(と思うのだが)を、ダンボール箱を置いて、放り込んでおく。

 意外に役立つときがある。いささか得意になる。

 ところが、「そういう物を集めるようになったら、老化が進んでいると思え」と言われた。それも本当だと、わが身を振り返って「そうですね」と言うほかなかった。
コメント (1)

もったいない
 年齢のせいか「もったいない」と感じる事が多い。机の引き出しを整理する。けっきょく元のようにしまいこむ。

 整理になっていない。場所が若干移動しただけである。もったいないという気持ちが、自然に働く。整理というからには、大胆に捨てることも大切なのであろろうけれども。
コメント (1)

机の引き出し
 ガラクタでいっぱいになっていた。整理を始めたら、昔懐かしいインクスタンド、ペン先、ペン軸などが出てきた。

 1年以上使わなかった物は、捨てるつもりでかかのだが、どうにも捨てる気になれない。未練たっぷりである。

 こうして物がたまり、自分も、ますます未練がましくなっていくのだろうか、と思って苦笑。
コメント (2)

大きな声
 いささか耳が遠くなったせいもある。声が大きいといわれる事がある。
 
 大声も困るが、明るい声でニコニコと、この方が万事うまくいくのではあるまいか。手前味噌といわれようとも、メソメソしているよりはいいとおもうのだが。
コメント (1)

法要
 親戚で法要をやるから、亭主役をやってくれといわれて引き受けた。感心なことだと思った。

 周囲を見渡せば、従兄弟などいない子供ばかりではないか。これでは法要などやらなくなってしまうのではなかろうかと思った。集る人間がいないのである。
コメント (1)

K談社の絵本
 裏表紙のとれたものが、物置の隅から出てきた。昭和10年代初めころ出版されたものである。当時、絵が綺麗だというので、大人たちも感心して見ていた記憶がある。

 忠臣蔵や、豊臣秀吉など、人口に膾炙した物語や歴史上の偉人が取り上げられていた。少年達は買って貰った子から、争うように借りて読んだ。娯楽もない時代だった。

 今の世で子供達に争って読まれているような本、大人も安心して与えている本としては、何があるかを知らない。そういう本が世に出てほしいと、ゴミだらけの本を片手に感じた。

 
コメント (2)

信用
 信用していたものが、どうも信用できないとなったら、何を信じたらいいのかと聞かれた。

 わからない。しかし自分だけは信じましょうと答えたが、さて、どうだろう。その信じたい自分も、昨日と今日では変わっているはずであるが。

 
コメント (2)

打たれ強い
 病気がちだったから、しぶとく生きることが、なんとなく身についた感じである。

 打たれ強くなることなどない。それよりは健康で、生き生きと暮らせるほうが、どのくりあいいかわからない。

 しかし打たれてもめげないピッチャーのようでありたいとも思う。
コメント (2)

不景気
 体調が悪いと、気分的にもすぐれない。          
某老人が来て話す。(こちらも、それ以上の老人であるが)曰く「ひと昔前までは、ボールペンにしろタオルにしろ、たいていは何かの景品というかサービスで間に合ったものだが、近頃は誰もくれませんね。不景気のせいでしょうかね」

 「そうでしょうねえ」と答えておく。体がかったるい。不景気なつらをしている爺ィだと思われたことだろう。
コメント (1)

柳に風
 天候の激変に体がついていかないことがある。年齢を考えれば致し方ないとも思う。

 まずいと思ったら、すぐ休養を称して臥床する。「撓(たわ)むけれども、折れはしない」をモット-として。

 「柳に風」というほうがわかりやすいか、それにしても、撓みっぱなしでも困るが。

 
コメント (4)