2008年11月の記事


青年よ大志を抱け
 縁者の集まりがあり、その流れで一同が小さな飲み屋に入った。談論風発、それぞれが勝手なことを喋っていた。

 初老を過ぎた一人が、若い者に向かって「青年よ大志を抱けというだろう。ちまちましていては駄目だ」と言った。ごもっともな意見である。

 一人の青年がぼそっと言った。「大志を持つはいいが、そういうことを考えていたのでは、仕事も見つからないし、食っていけないしなあ・・・」

 一瞬、憮然とした空気が流れ、話し声が消えた。世代間には、もろもろの差があると痛感した場面だった。
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言葉
 失言がどうこうと、世は賑やかに取り沙汰している。無理がないことかもしれない。しかしバブルだ、それがはじけた、バブル期以上の利幅だ、そして、いまやどん底だといいながら、どこでも軽い言葉を使ってきたのではないだろうか。まずもって自分を省みるとき、そう思う。                   
 先のことはわからないにしても、軽く使ってきた言葉の重みを、じっくりと考え直してみるのも大切なのではなかろうかと、ふと感じた。
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 初雪が降った。何十年も半年は雪の中の生活である。それなのに、妙な感慨がわく。

 大雪になると困るなあという気持ちが強い。しかし地震、雷そして台風や水害よりは、豪雪のほうがまだ始末がいいという感じ方をしている。
 
 地震、雷、火事 おやじという順序は確実に変わったようだ。テロとか暴力などという事が、並ぶようにならなければいいが。普通の降り方をする雪には情緒もある。
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