2008年02月の記事


待春
 川の色が微妙に変わってくる。
 三月に入っても、天気予報は雪だが
 河原は雪をかむり、雪をはらって
 川は一筋に流れる
 流れる水音は橋上にとどかないけれど
 春が流れてくる

 ひそかに春の声を聞いた。
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太陽
 雪が止んだ。太陽が顔を覗かせた。何日ぶりのことだろう。積もっていた新雪が、1日で半分ほどのかさになった。
 自然の力は偉大である。人間の力など微々たるものだと思う。
 こと改めて言うほどのことでもなかろうが、太陽が出ると謙虚な気持ちになるのは、雪国に住むからなのだろうか。
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降り続く雪
 自然を甘くみてはならないと、しみじみ感じた。何十年も雪の中で過ごしてきたのに、この有様はと自嘲する思いもある。

 2月も半ばともなれば、それほど降るまいと思ったのが誤りだった。昔とった杵柄と思って、屋根に上がってみたが、除雪の真似も出来ない年齢になっていたことを、ひしひしと痛感しただけだった。
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吹雪
 久しぶりに1時間ほど、かなり強い吹雪となった。少年の日を思い出した。なんとなく爽快な感じがした。
 世の中が、とろとろしているようなので、余計にそういう感じを持つのだろうか。
 今冬最後の吹雪であろう。春の音が雪の下から聞こえてくる。
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天候
 今日のお天気。真面目に日記帳に書こうとするとこうなる。「雪後晴のち雪時々曇り一時小雨」夕方からの雪は、かなり激しく、みるみるうちに路面が真っ白になった。

 しかし雪の下の大地からは、すでに春の足音が、かすかではあるが聞こえているような気がする。今月の20日を過ぎれば、降ってもたいしたことはあるまい。
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雪掘り
 屋根の除雪のことである。雪の山から家を掘り出すような情景は、もはや見られない。

 しかし屋根雪に対応するには、経験も必要である。新雪に比べて、曇りや晴天の日、雨を含んだり、氷点下の日があったりした雪は、重量が4~5倍になっている。

 雪の質を見極める必要がある。今日は人頼みで除雪を行った。重い雪だったもようである。
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大雪
 3日続いての大雪だった。さすがに屋根が心配になる。しかし雪がふると地が騒ぐといい手はおかしいが、たじろぐところがない。

 少年時代の、あのごうごうと鳴る吹雪、家の軒先を、雪の山から掘り出す作業、雪崩の被害などを思えば、このごろの雪など、さしたることではないと思う。

 思うことは思うのだが、さて屋根に登れない年齢ともなると、これ以上は進まない温暖化が好ましいなどと、つい不埒なことを考えてしまう。
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