2024年01月の記事


雪降り
 被災地に雪が降っているという。こちらで引き受けるから、降雪を止める数段はないものかと思う。原子力を使っても駄目かなどと途方もない空想まで浮かぶ。

 大雪警報が解け、薄日が差してきた。被災地にこの光と温度をとしきりに思う。
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地震
 元旦の夕、神棚に夕べの膳をお供えしようと思って、背伸びをした途端にドカンときた。ゆっくりと姿勢をかがめ、ストーブを消す。揺れは続いていた。逃げる戸口は開いている。「よし」と思って身構えたところで揺れが小さくなり、戸障子の鳴る音も小さくなった。テレビを点けて情報を得ようとする。

 被災地の状況を思えば安易なことは言えないが、震度4で特段の被害もなかったのは、天佑神助と言いたいほどだった。この15年間ほどに、3度の大地震を経験していることが役立った。「天災は忘れたころにやってくる(寺田寅彦)」と、改めて認識した。平素の準備を再点検しなければとも思った。

 被災地への全国的な支援が一刻も早く始まるように、また復興の音が高く響くことを願う。
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