2010年05月の記事


花から雨に(3)
 異常な低温が続いた。あと1~2日で、ほぼ平常に戻るとか。バス通り裏の道路に、どこかの飼い猫がしゃがんでいた。動物のほうが、自然の動きをよく知っているのだろうか。

 日本全国どこでも、暑かったり寒かったりと、異常な天候だったようである。そして今度は、冷夏という予報なのだが。
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花から雨に(2)
 読み疲れ遠山脈に目を投げてしばし瞬く梅雨がまたくる

 白い蝶ひとつ雁木に迷ひこみ過疎の町にて梅雨入り近し

 コーヒーを買ふ人ありて自販機がコインの音立つこの春寒し
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花から雨に(1)
 ひと住まずなりたる家に巣をつくる燕(つばくろめ)ゐて町 に夏来る
 
 二人だけの食卓なればそそくさと済ます夕べに稲妻走る

 雑草がブルーシートを突き抜けて空き地になった商店の跡
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やまなみ
遠山はつぶさにこの地の人の姿見しと思ひつつシャッターを切る
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天候不順の日々
 皺深き老爺しげしげと眺めをり選挙ポスターにこやかな顔

 漫画読む横顔どこか疲れゐて中年といふべし床屋の先客

 乳児背に幼なを補助椅子に座らせてペダル踏みゆく若き母親

       ーところが寒い日もある今年の晩春
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樹木讃仰
樹の画像
大樹たつ上に蒼空雲二つ
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田植え
田植えの画像
寒い春だった。ようやく田植えが終った模様である。秋の収穫が豊かであってほしい。
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雨と寒さが一応収まる
 外を歩く気になって

 なかなかに一万歩は歩けなくも日に三十分の散歩楽しむ

 急な雨雁木伝ひの散歩とす入れ歯忘れしをそのままとして

 いい香り残してペダル軽やかに若い女性が我を追ひ抜く
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今日もまた、冷たい雨降り
  所在ないので・・・

 老眼鏡このごろ合はず焦点が新聞紙上をさ迷ふてをり

 人の名がなかなか出ないそのくせに老人クラブをうとむ我が 性癖(さが)

 くるものは迷惑メールばかりにて誰にもメールする気になれ ず
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転倒
 老人が転び易い危険な場所として、家の中では、玄関、風呂場、台所があげられている。
 その玄関で転倒した。30センチほどの高さの上がり框で、自分のスリッパに足がもつれて、2メートルほど投げ出された。

 ゆっくりと、骨折がないことを確認して起き上がる。右の膝と、肘を打っていた。右手の指2本も痛い。致し方なく、一本指でキイを打つ事にする。

 当分は不自由だが、いい薬になった。通常の階段の蹴上がりは20センチそこそこである。動作に隙があった。それにしても10センチの差は馬鹿にできない。
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中くらいのGW
5月3日(憲法記念日)気温一転して25度まで上がる 

 何事もなきを喜び端居する吾がGWは直(ただ)に過ぎゆく

 日焼けせる文学全集開きみる渋滞混雑に関わりなき吾れ

 しなければならないことは山ほどもまずは冬物次々と干す
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