jin8t's diary

　タイトルで内容の傾向を、次に要点を、そして本文を、ということを教えていただいた。

　パソコンに書く日記はもとより、ＢＢＳなども、この筆法で書くに限ると痛感。これならば読んでいただけると思った。

　あとは思い通りになるかどうか、やはり自分の感覚と努力の問題であろう。だらだらと書く癖を反省しつつ・・・。

　言われたとおりに電話を掛けるのだが、混み合っていて、なかなか通じない。

　ようやく通じた相手には、紋切り型の空気も感じられる相手もいたが、おおむね通常の姿で対応していた。最初から、こういう姿勢でやってくればよかったものを・・・と思った。

　やはり、親方日の丸、などとこのごろでは、あまり言わなくなったが、うーん、考えてしまった。

　大切なこととは考えていた。しかし自分の家の中も、それに近い状態にする事になろうとは思ってもみなかった。気が利かぬもいいところである。

　「転ばぬ先の杖」というが、これから後期高齢者（使いたくはない言葉ながら）に到達しようという方々は、先見の明がおありであろうから、これは余計な口の利きようなのかも知れない。

　知人が急病。知り合いがあまりないとか。己の年齢も顧みず、急行する。

　病院で指示された物品を買い集める。「お尻拭きティッシュ」などという物があることを初めて知った。すべてを整えたとき、その金額に驚く。要介護老人がいられる家では、こういう品を調えるだけでも、相当な出費であろう。自分のの状態にあらためて感謝する。

　幸い長期にわたる恐れがなくなったので、手付かずの品は全部病院に寄付した。どこかで役立ってくれればありがたいことであある。

　また一つ、町の文具屋がシャッターを下ろした。プリント用紙を買いに行き、店先で立ち止まった。いつもＢ５判の用紙を売ってくれていた。このサイズは入手しにくくなっている。

　小学校１年生の１学期の間はノート（当時は帳面と言っていたが）を与えられなかった。ボール紙に黒い塗料を塗ったものに、滑石を細くしたもので字や絵を書くのだった。

　小さな黒板拭きのようなもので消しては書くので、机の上は白い粉がいっぱいだった。これが「石版」である。「石版」は、確実に死語となっているであろう。

　日本が貧しかったからなのか、小学校１年生程度には、紙がもったいないと思っていたのだろうか。同じような経験をお持ちの方もいられると思う。紙は貴重品扱いだったと思う。

　今朝の地方紙に、お医者さんの投稿があった。４月から再診料が５分間以上診ていた場合、５２０円にアップされるとか。

　タクシーのメーターではあるまいし・・・と述べていられたが、まったく同感。

　こういうことを決める人は、よほど偉い人で、頭脳も優秀なのだろうとしみじみ感じた。しかし頭も悪く、偉くもない自分には、まったく理解不能の事だと思った。

　昭和の末ころまでは、三方に山村があり、小さな商業地として栄えた町であった。

　ここにきて、シャッターをおろす店が目立つ。ホトトギスを自由自在に聞けはしないが、「酒屋へ三里　豆腐屋へ二里」という状態に近くなった。

　限界集落という言葉があるが、その定義と同じ「限界町内」に住んでいることになる。後期高齢者とされているが、別に何もしてもらっていないことを誇りとしている。

　しかしこういう世の中になろうとは、考えもしなかった。

　久しぶりに同級会があった。いずれも後期高齢者らしく見えた。自分の姿は見えないのがミソ。きっと同じように老いた姿になっているのだろう。

　今さら長寿健康保険といわれても、笑っているしかないようである。だれでも年を取るはずなのだ。

　融雪が急速に進んでいる。
昔は、雪が消えたあとに、子供が忘れたまま冬に入ったのであろうか、人形だのままごと遊びの道具が出てきたものだった。

　今や、いつころになれば、除草剤を撒けるだろうなどと、不粋なことを考えている。

　ゆったりと流れる時間を、取り戻せないものだろうか。

　自分の年齢を考えれば、当然のことながら、このごろでは珍しいといわれる言葉を使っている場合があるようだ。
　しばらく、思い出すままに記してみたい。第１日目。

とっくりシャツ＝タートルネックのセーター

パンツ＝文字通り、下着の場合にのみ使用。ズボンが通常、　　　　　　　スラックスとなると、若干の抵抗感あり。

革帯＝ベルト（軍隊では帯革で、「たいかく」と言わせた）

物入れ＝ポケット（さすがに戦後、ほどなくすたれた）

ステテコ=未だ健在のようであるが、「ロングパンツ」とい　　　　　　うべきとか。