jin8t's diary

　少しばかりの花の種をもらった。蒔かなくては、くれた人にも花の種にも悪いような気がして家の裏に出る。空の鉢がゴロゴロしている。しゃがむと簡単には立てなくなる年齢になっている。飛び石につまずくほどの足取りである。かろうじて１０個ばかりの鉢に播種。

　花を種から咲かせるのは、簡単のことではないと承知しつつも、膝をついて土をかぶせる。芽が出るのは朝顔とコスモスくらいのものだろうと思いながらも汗を拭けば、達成感に似た気持ちが湧いてきた。

　　晴れ間のの農道を歩く。あたり四方誰もいないからマスクを取る。微風が頬を撫でる。天空無限の換気状態である。

　ウイルスがひとり歩きをする訳もなく、人間が運んでいるようなものかなどと思いながら、集落に通じる道路に出たのでマスクを着ける。

　たまにしか行き交う人はいなかったが、みなマスクを着用している。
なればこそ２波３波など来ないようにと祈りたくなった。

　

　　名を知らないが、人のそばにも寄ってくる小鳥。目で追えば我が家のエアコン室外機のあたりに巣があるらしい。
　しばらくエアコンは使わないでいよう。老人ひとり扇風機で十分ではないか。