jin8t's diary

　やっとわかった。歩くことなど当然のことだとしていた。さて外歩きができなくなってみれば、普通に歩けることのありがたさが、犇犇と迫ってくる。失ってみて初めてわかると、頭ではわかっていたのだが。

　縁先を眺めていて蜻蛉発見。暑い、暑いといっているうちに、季節は少しずつ動いているのだと思う。その動きに合わせて、自分に特訓を課すか。無理のない範囲でと付け加えながら考えた。

　まったく無音のままに過ごしてきたにもかかわらず、あたたかなお見舞いと激励をお寄せくださった方々、なんの変哲もないページを訪れてくださる皆様にはお礼の言葉もありません。唯々ありがたく存じております。

　徐々に軽快方向に向かっていると思いたいのですが、治癒という状態はあり得ないことですので、ここが我慢のしどころと思っております。少しずつ前進したいと考えております。無礼を許しいただきたく、暑さの折いっそうのご自愛をお祈り申し上げております。