2009年05月の記事


計画
 小さな物置小屋を作ろうとと思った。まずは計画をと思って、わら半紙に、段取りをあれこれと書いてみる。その事をあちこちでの茶飲み話にした。
 
 ところが「プラン」というほうがいいという人があらわれた。「デザイン」と言ってはと、若い人が教えてくれた。市の議員経験者は「プロジェクト」といい慣れているという。

 それは少々大袈裟だと思っていたら、「スキーム」という言い方が、いちばん新しいと言われた。しかし自分の場合「計画」というのが、いちばんぴったりしていると思っている。
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己の姿
 とんでもない要求だったが、性善説に基づいて、言うなりの事に従った。ところがこれが、あってはならないことだった。

 馬鹿もいいところと、周囲から批評された。考えてみれば世間を知らず、簡単に人を信用してしまう自分がそこにいた。

 ひどいことを平気でするものだと憤慨もした。しかし日が経ってみると、そのような浅ましい行為をするかもしれない要素が、自分にもあるかも知れないことに気付いた。

 案外、周りの人の姿のなかに、自分の姿が隠れているのではなかろうかと思った。

 しかし、これからは万事に注意深く、人はみな、善意の人ばかりとは思わない事にしようとも考えた。
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お金について
 旧友と2時間ほど話し込んだときの話題。お金を持たない人ほど、お金を持つと派手に使う。金持ちはどちらかといえば渋い。
 
 なぜか?                        
 前者は金を手にするのに、己のプライドも何も捨ててかかっているから、金に憎しみをもつ。従って、こいつめ!という感じで、さっさと使ってしまう。               しかし後者は金を己の一部分のように考えて、我慢に我慢を重ねて手にする。だからもったいなくて、下手な使い方は出来ないのだという。
 
 例外も多いのだろうが、どこか一面では、あたっているような意見だと思って聞いていた。
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時間
 一日が早く過ぎると思いながら、川岸を散歩して。川波を横に見ると、なぜかスピードがあるような気がした。
 若い頃、同じ場所を歩いたが、ゆっくりとした流れだと思っていた。何故だろうと思う。
 川の流れも早くなったのかもしれないが、こちらの歩きがのろくなったから、川の流れが速くなったように感じるのではなかろうかと、ふと思う。
 
 とすれば、時間が過ぎて、自分が老化したことを、流れが教えてくれているのかも。
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体調不良
 GWの半分を寝込んでしまった。風邪なのかどうか原因不明、要するに体調不良で、頭痛はするわ、疲労感はひどいわで、起きていられなかった。

 若い時には、まったくなかった現象が、次々と現れてくる。加齢とともに頻度も増す。こういう場合、いかに対応すべきか、考えておかなくてはならないと痛感した。

 体力低下とともに、気力も衰えてくるから、平素から心身両面にわたり、備えをしておくのがいいようだ。他人事ではなく誰でも年齢を重ねれば経験することであろうとも考えた。

 
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連休
 五十代半ば過ぎまで、土曜も日曜もないときさえあった。
だから今でも土曜日は「半ドン」だという感覚である。

 狭い列島の上で、皆が休みもせず稼いでいた時代があったのだと、連休という声を聞くたびに、ある種の感慨がわく。

 せめて仕事がない、などといわなければならない人が、いなくなるように出来ないものかとも、これも痛切に思う。
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