払い物
 家計が行き詰まったとか、転地するなどの事情があると、家財道具一切を競売にかけていた。「さあ、いくら?」と専門の業者もいた。

 当の家で行われると、間断なく人が訪れていた。いわゆる「義理買い」という一面もあったのだろう。

 我が家にも明治末期から大正年間にかけて「払い物」で買ったと思われる家具が残っている。「払い物」も一種の相互扶助の形態だったようだ。

 中古品で満足する点は、昨今のフリマのようなものだが、やはり違う空気が流れていたと思う。

編集 : ついでと言っちゃなんですが、気持ちリニュした「戯」の方へもぜひ..^^
編集 : 五七五へのご投稿、ありがとうございました <(_ _)>
編集 : おひさですぅ^^
編集 ペン : 少しでも助けになれば・・と言う気持が含まれているような気がします。フリーマーケットのフリーは自由ではないようで「蚤」から来ているとか。
編集 スポインファン : 何か重たい様な気もしますが、相互扶助の面もありですね。ところで 私は ヤフオクは利用したことがありますが…掘り出し物もありますよね〜〜!