鼠小僧次郎吉
 本当のところはわからないが、義賊ということになっている。町奉行所を手玉にとり、大名屋敷まで恐れず荒らす。盗んだ金は貧乏長屋にばらまく。江戸庶民が拍手喝采するように仕立てられている。

 見てきたようなウソなのかとも思うが、悪の裏にもあった義というようなものも、乏しくなって来たようなので思い出した話。

   

編集 ペン : 義賊では無かったようですがこういう話が作られるほど庶民の不満は膨らんでいたのかもしれませんね
編集 テラマチ : 江戸時代になると 判官びいきの芝居が多くなりますね 庶民のささやかな抵抗でしょうか