ゆっくり
 日中の陽射しをさけて、近くの川の堤防を歩く。もったいないなと思うような、色のついてアスファルトで、堤防から河岸までが坂道になっている。

 その途中に小さな芽がでていたのが、たしか6月ころだった。先日、そこを通りかかったら、草が1本伸びていた。「凄い」と思ってカメラにいれた。

 隙間など、ほとんどないようなところからである。雑草は強いと先刻承知しているが、この逞しさには驚いた。

 時間をかけて生長しているということは、スピードの問題だけでなく、たじろぎのない質の問題でもあろうかと思った。

編集 十六夜 : 「たじろぎのない」 jinさまらしい とても素敵な言い回し、と 思いました、素敵です ^^