地震
 元旦の夕、神棚に夕べの膳をお供えしようと思って、背伸びをした途端にドカンときた。ゆっくりと姿勢をかがめ、ストーブを消す。揺れは続いていた。逃げる戸口は開いている。「よし」と思って身構えたところで揺れが小さくなり、戸障子の鳴る音も小さくなった。テレビを点けて情報を得ようとする。

 被災地の状況を思えば安易なことは言えないが、震度4で特段の被害もなかったのは、天佑神助と言いたいほどだった。この15年間ほどに、3度の大地震を経験していることが役立った。「天災は忘れたころにやってくる(寺田寅彦)」と、改めて認識した。平素の準備を再点検しなければとも思った。

 被災地への全国的な支援が一刻も早く始まるように、また復興の音が高く響くことを願う。

編集 きょん2 : 謹賀新年 今年もよろしくお願いいたします。年末年始は忙しくネットお休みしました。地震恐ろしいですね職場でしたが目眩かと思いました。お見舞い申し上げます。ストーブ消す すごい行動でしたね
編集 yuma : 地震では先ずは命を守ること、と言われますがあの火災を見るとやっぱり火の元大事です。落ち着いてストーブを消された行動はご立派でした。復刻の言葉はまだ先ですね。寒い中の被災は想像するだけで悲惨です