英語がまるで駄目
 自分の無能を棚に上げてのことである。「菊と刀」にみられるように、日本は研究されていた。こちらは、米英にケモノヘンをつけて書くという有様である。

 英語の時間は食糧増産作業にまわされる事が多かった。習うほうも、「smellもsmallも関係ない」などとうそぶいている空気が支配的だった。

 英和辞書は、配給の煙草の葉を巻くために1枚ずつ切り取られた。英単語を覚える苦労はなかった。代わりに強制的に暗記させられたことは、いっぱいある。

編集 ペン : 昭和の時代は大きく日本が変わって行った時代でもあると思います。このようなお話は貴重だとペンは考えます。残してくださいね