2016 12/02 11:08
Category : 日記
文字を大きく出来るので、漱石の「それから」を読む。はっとする一文があった。
「現代の社会は人間の集合体に過ぎなかった。大地は自然に続いているけれども、その上に家を建てたら、たちまち切れ切れになってしまった。家の中にいる人間もまた切れ切れになってしまった」と。
なるほど、漱石の時代でもと思う。しかし昨今は集合体ではあろうが、何かの拍子でバラバラになるところが、「切れ切れになってしまった」と違うような気がした。人間関係が砂のような。
「現代の社会は人間の集合体に過ぎなかった。大地は自然に続いているけれども、その上に家を建てたら、たちまち切れ切れになってしまった。家の中にいる人間もまた切れ切れになってしまった」と。
なるほど、漱石の時代でもと思う。しかし昨今は集合体ではあろうが、何かの拍子でバラバラになるところが、「切れ切れになってしまった」と違うような気がした。人間関係が砂のような。