お元気ですね
 1時間ほどおしゃべりをした。うち50分は自分が喋っていたようである。いちいち頷きながら、なるほどという表情で聞いてくれたと思う。「お幾つですか」「88,7歳です」というやりとりがある。

 そして一言「お元気ですねえ」と。社交辞令とも思われず、満更でもない気分だった。言った相手が「私も来年1年で定年です」と。

 「え、ホントですか。もったいない!」と答える。本音だった。

編集 ペン : お元気な方が職を離れるのは本当にもったいないと思います。培った経験を次の世代に引き継ぐ間もないのでは?と心配になります