祭り提灯
 旧盆が過ぎはやくも地域の祭礼とて、玄関先に祭り提灯を下げる。ふと見渡せば、点々としてという有り様。空き地があり、無人の家があり、独居老人はとても提灯を出せまい。

 昔の姿を知る者としては、うたた感無量のものがある。五年先、十年先にはどうなるのかと、そこで考えるのをやめた。

編集 ペン : 受け継ぐものがあって祭りは成り立ちますね。明日を信じる事からスタートかなぁっと考えたりします