石版石筆
 唐突に思い出した。雑記帳を一冊使いきったところだった。
小学校に入学したばかりのころは、ノートを与えられなかった。黒く塗ったボール紙製の石版、それに石を加工した細い石筆で書く。

 黒板とチョークのように、布を丸めたようなもので消すと、白い粉が机の上いっぱいに広がる。鉛筆と紙は夏休み直前に与えられたと思う。

 戦後、紙がなく学校で講義のノートをとれなかったことに思いがとんで、連想するのも石版石筆なのだから、おかしなものである。
 

編集 はる : じん8さん、おはようございます(#^.^#) 今は何の不思議無くノートや鉛筆を使ってますが、それって凄く有りがたい事なのですねぇ。そう言ってる私もその一人ですが(汗
編集 ペン : 今でも紙と鉛筆を使えない学校が世界には数多くありますね。手軽に入手できることに感謝です