空を仰ぐ
 恥ずかしながら、というほかないが、現役で仕事をしていたころ、空を仰ぐという事が、あまりなかったように思う。無意識的に仰いだことはあるのだろうが。

 流星が見えるるなどと聞いて、夜空を眺める気になったのが退職後。ゆったりと雲の流れる秋空を眺めるようになったころから、瞬く間に古稀を超え、喜寿を超え、傘寿を超えていた。

 願わくば、多くの人々が空を眺めるようであればいいと思う。「眺めているよ」という声ばかりかも知れないが。

編集 ペン : 見ている意識を持って見上げる事は少ないのではないか?と反省です。何となく時を過ごす毎日ではいけないのですね。