夏草や
 さすがにたまりかねて、狭い庭ながら草取りをしなくてはなるまいと思う。近くに住む若者に、といっても40歳半ばだろうが、草刈り機を操ってもらうこととする。

 つわものどもではないが、自分が少年のころ、祖母はここで畑を作っていたことを思い出した。夢のあとである。