疲労感
 気候がよくなったので、年齢をも顧みず、冬道具の整理をした。「疲れるなあ」という感じがした。
 そこが戦中派の悲しさで、やり遂げるまでは手が止まらない。そして夕方、全身がぐったりした。疲労そのものである。

 「まだ若い証拠でだ。年をとると、3日も4日もあとに、時によっては2週間も経ってから、疲れを感じるものだ」といわれた。慰められたのだろうか、激励か。コントロールなのか。

 すると、まだ疲れた状態に襲われる可能性があるわけである。予防するには、疲労感を感じたら、すぐに休憩を取ることでもあろうか、と考えた。
 我ながら、「年寄りの冷や水」をよくやる男だと思う。