薬局で薬を買った。薬も結構な値段である。ふと思い出した。昔は医師の往診を受けて、あとから薬を貰いに行ったものだった。たいていの場合、粉薬と水薬の2種類を渡された。

 水薬の瓶には目盛がついていた。粉薬は1回分ごとに,紙で包まれていた。「薬包紙」という言葉があった。今では錠剤とカプセルが大部分のようである。