旧盆帰りの客を見送ろうとしたとき、車のテールランプのあたりに虫が止まっていた。蝗だと気づき、まだ生き延びていたのかと驚く。

 さて、都会からの客も気づいたが、いかなる虫かを全く知らない。手で捕まえようとして、見事に夕闇の中に逃げられた。漱石の「坊っちゃん」はバッタと思った虫である。

 昭和三十年ころまでは、中学生が生徒会の資金稼ぎにと、登校時間を1時間ほど遅らせて、いなご取りをしていたものだった。

 串に刺したのを炭火で焼いて、砂糖醤油をつけて食うのが、おやつでもあった。羽と飛び足はむしってとったが。

編集 えんさん : 実物は見た事ないですが、タニシを戦時中に食べていたと 母に聞きました。
編集 ペン : これは食した事がありません。坊ちゃんと同じでバッタです^^
編集 sakura1205 : 蝗ですか。昔、遠縁の山形の方からイナゴの佃煮を送って貰い、食べたら美味しかったです。田圃で取れるタンパク源でしょうか。佃煮にする前の状態は見た事がないです。