薫風に誘われて
 家並みの中を歩く。野良に出て足を運ぶ。全然いないわけでもないが、小鳥の姿がわずか。泥鰌がいたであろう小川は暗渠に、道路にも人がいない。車だけは絶えることなく疾走っている。

 風爽やか、陽光降り注ぎ、雲がのんびりと浮いている。人間はどこにいるのだろう。疾駆する車の中にいるということか。

編集 ペン : あふれるほど人の居るところにはビル風があっても自然の風は乏しいのです。なかなかに上手くは行かないものです
編集 えんさん : 疾駆する車の中とは 皮肉なものですね。自然と溶け込みたいですが.…