驚き
 晴天三日目、陽光がもったいなくて、外を歩き回る。田の畦道で声をかけられ、十数分言葉を交わす。知っている人のはずなのだが、別人に見えた。

 当方が世間にうとくなっていたのか、先方にしばらくの間に、急に老けこむ事情でもあったのか。自分とて、はたから見れば、同じように老けて見えるのかもしれないのだが。

 自分も周囲からみれば、そんなふうに見えるのだろうかと思った。

編集 ペン : 相貌の変化には或る日突然のような所が有るように思います。もしかしたら突然来るのかも知れないと思ったりしています