不意に訪れる
 不意に訪れる客というのがある。そのように、不意に浮かんでくる脈絡のない言葉もある。

 内閣改造の新聞記事を読んでいるとき、不意に浮かんだ言葉は「斜陽族」「社用族」「官々接待」「居酒屋タクシー」。

 その時々に知っただけで、これらの実態と縁も所縁もなかった。言葉だけが記憶に残っているのだろうか?