ケータイ
 こう書くだけで、一人ひとりが持っている電話だとわかる。

 戦前では、ハンドルを回すと、交換手が「何番へ、何番へ」と聞き、番号を告げてつないでもらった。市外電話となると、何十分も待たされた。戦後になってからも、電話を持とうと思えば、高額の債券を買う必要があった。

 今では小学生に携帯電話を、持たせていいかどうかが問題になっている。