病犬
 昔、シェルティーを飼った事がある。これが獣医を呼ぶほどの病気になると、じっとうずくまったまま耐えて、回復を待っているかのようだった。

 この暑い盛りに寝込んでみて、その犬の姿を思い出し、弱音を吐くまいときめた。起き上がって1日、2日と経過するにしたがって、体がしっかりしてくるような気がしている。

 しかし、ここに年齢の問題がある。ゆっくりと確実に回復を求めて進もうと思う。