体調の悪い日
 生きていれば、いいこともあるし、悪いこともあると思って、好天をよそに臥していた。
 
 病気の犬は、治るまで、じっとうずくまっている。調子がいいと動き出す。後期高齢者と言われ始めて数年、なんだか生きているのが申し訳ないような雰囲気があるような、ないような。まあ、気にしないことにする。本来、明日のことは誰であってもわからないのだから。