2001年06月の記事


むじな森の友へ
Subject: [the-earth:00449] 逃亡の弁

むじなの森を逃げ出した二頭の温泉ダヌキから
主に撮影スタッフのみなさまとむじな森本部の池田将軍山田将軍に向けて。



福島市はわれらが入った時にはしみじみとした霧雨だったが
J.Gが市に到着した六時ころから本降りに。
市内のホテルが満室だというのでJ.G、若大将タッくんと別れを惜しみつつ
逃亡タヌキ二頭は、なつかしのこけしの宿・います屋を目指す。
びっき沼への分かれ道のあたりからひどい濃霧に変わる。
十メートル先も見えないような濃霧を徐行しながら土湯へ。
なつかしい顔の支配人達に迎えられ投宿。
めんどくさいからホテルの方がいいなあ、とぼやいていたマシコは
風呂に入った瞬間に豹変。いやあしみじみくつろいだ。
誰もいないのでタバコを持って露天に。
青々とした竹林に向ってたっぷり二曲、聴かせてやった。
歌は「北帰行」と「惜別の歌」。カエルがどこかで合唱していたので
なかなかよい気分でありました。
撮影スタッフのみなさんと、たぶん二十回くらい一緒に入った、あの露天風呂です。

池田さんと、山田さんがここにいればもっと愉しかったろうな、
と風呂上がりの火照ったからだを窓の川風で冷やしながら思いました。
逃げて、ごめんね。いい湯につかってごめんね。


反省や後悔や山ほどあるので
むじな森方面に向かい手を合わせながら
もう一度、露天で斎戒沐浴してきます。
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人集めに走る。
郡山のホテルで11時になんとかベッドから降りてエアコンを最強にし、窓を全開。
熱いシャワーで半ばやけど状態になりながら覚醒。
バスローブのままでルームサービスの朝昼飯を平らげ、三杯目のコーヒーを飲んでいるところで、FTVのオンエアがスタート。
一週間前の拡大特集なので、かなり詳しい紹介になっていた。協会の小泉部長が案内役になり、なかなか堂に入った広報ぶりである。先週スタジオで世話になったキャスターの向井さんがレポーター。
さすがにジ・アースがいちばん大きな扱いだった。3Dの映像をそのまま流されたのにはまいったが、ま、短いのでご愛嬌。
昨日、渡辺が仕掛けてきたシンポジウムの案内もしっかり15秒は入っていた。
NHKの放送番組になるから民報としてはどうかなと懸念もあったが、渡辺の熱心さの勝利か。いずれにしても大感謝。これで数十人は増える。
電通が昨日、急きょ手配した新聞の告知もしっかり載っていた。
全紙の未来博関連記事をチェックしながら、東北道で福島市に移動。いつものホテルのコーヒーハウスを夕方までのベースに決める。
撮影で知りあった現地組からは三十人の参加者を確保したと電話が入る。
これで映像関係の確保は五十人を越えた。
マスコミ手配をからめれば、百人には届くだろう。電通関係と合わせれば会場はほぼ満員のはず。
渡辺は道路脇に止めたクルマの中から、駄目押しの電話攻勢。
人の集まる場所での携帯電話を厳禁しているので、こういうときはちよっと面倒だ。

福島、霧雨。
6時をメドにホールに向い、準備中のNHKクルーと明日のシステム、進行の確認をすれば、とりあえずアップ。のはず。

今夜は市内のホテルが全滅で、けっきょく土湯温泉になりそう。ひさしぶりだ。
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むじなの森だより《最終号》
Date: Sat 30 Jun 2001 05:06:43 +0900
From: 益子透
Subject: [the-earth:00446] むじなの森だより  6月29日夜 《最終号》

添付しようと思っていて忘れました。
山田さんが撮った、我がジ・アースの薄暮です。
ちょうど真裏に、むじなの森本部があるわけです。
こんな夢のような建物を維持するために、
びしょ濡れのジャンヌを筆頭に池田将軍、山田将軍、若大将佐藤などが
寝食も家庭も恋人もすべて忘れて(ことにして)、奮闘しているのを
ほんの短い時間だけどそばで見させてもらいました。

家に帰れなかった山田さんが奥さんの検査に付き添うために帰京しました。
思いがけず入院することになったので、その手続きをして来たと微笑んでいました。
何もその日に戻ってこなくとも、とは思ったけど、笑顔で話す山田さんに、
何も言う言葉がみつかりません。事務所に顔を出して彼が最初に発したのは
「映写機、ちゃんと動きました?」です。
池田さんは、遠藤さんを送りがてら映写機修理隊の青年二人を慰労しに
一足先に出たところ。
若大将佐藤くんは、増え続けるリクエストに疲れを見せずに応答中だった。
階下では、運営スタッフが追い込みに拍車をかけていた。
ジャンヌ・ゴトウは疾風のように戻って来て疾風のように帰京。
たぶん新幹線の車中でしょう。
むじなの森、6月29日午後九時は、そんなふうだった。
添付の写真の裏にある、現地事務所では、そんなふうでした。
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納得した新聞記事 �|� ある宵
「そのまばたき2億年」を更新。
納得した新聞記事 �|� ある宵 の2つを載せる。26日の福島民報の紹介記事がいまのところもっとも正確だと現地スタッフの声が高いので掲載。さらに夜のライトアップの記録写真も追加。
今日はメイドに昼直前に起こされ、あわててルームサービスを頼み、シャワーを浴び、タクシーでむじなの森へ向かう。
東京電力の視察チームに試写をし、電通テックの別件チームに特別試写をしたところ。そのあとNHKの取材が終われば、今日はオフになる。
明日は明後日の福島市でのシンポジウムの準備に昼ごろ福島市に移動。パリから来るオーエン博士は川田プロデューサーが成田で出迎えることになっている。
今日、ジャンヌ・ゴトウは昼すぎに東京から戻り十あまりの打ち合わせを歩きながらすませ、疾風のように東京に帰っていった。東京でさらに打ち合わせが待っているということ。倒れないことを祈るのみである。
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寝かせて…
東京行きの新幹線最終に乗りおくれるまいと、やり残した最後のデータを打ち込みながら、むじなの森のジャンヌ・ゴトウは凱旋将軍である俺に、苦情をぶつけた。
「変な曲ばっかりかけていると思ったら、月の砂漠は道行きの歌だったのかなんて言うし、人を火あぶり女のジャンヌ・ダルクとかメーリングに書き散らすし、なんだって不吉なことばっかり言ってるんだろ。だいたいどうして東京から来るのにわざわざこんな短調な曲ばっかり選んで持ってきたの?」などと。
ジャンヌ・ゴトウは芸大のピアノ出のせいか、音楽にうるさいのであろうかといぶかりながら、まさか中島みゆきを東北道北上の間かけ続けてきたことを告げるわけにもいかず、「乗り遅れちゃうよ」といなしながらも、なぜかなと考えた。

考えたが、答えが見つかる前に眠くなってきた。さすがに深夜十二時を過ぎて食べた夕食のステーキは身にこたえる。前かがみでキーを打つと吐きそうである。

「寝かせて」とノブにぶら下げて、今夜はもう眠ろう。明日はどんなトラブルが楽しませてくれるのかを夢に見ながら。
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知事試写は成功。
知事試写、成功。
午後三時半予定だった知事試写だが、
急きょ一時過ぎに変更になる。
速攻でシステムの池田さんが準備し、対応。
知事と面識のあるのが俺だけだったので、
案内し並んで説明役を兼ねた。
映写機は止まることなく、最後まで稼働してくれた。
滝も霧も雪もすべてスムーズに連動。
知事も喜んでくれた。

これでこの一週間、現地事務所の全スタッフの顔と心を暗くさせていたことの一つは解決である。

みんなでこっそり午後二時に缶ビールを一口ずつ飲んで祝杯とする。

で次はいくつもの小さな難題解決の番となる。トラブルは我が仕事である。やれ楽し。
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陽水の月の砂漠
トラブル続きの間、パワーブックのitunesに仕込んだ井上陽水の「UNITED COVER」に入っていた「月の砂漠」をボリューム最小にして繰り返し聴いている。

あらためて聴きこんでみて気づかされたが、この歌は道行きなのだ。

そろいの白い上着を着た王子と姫が、
金と銀の鞍を置いた駱駝に、命の水の入った瓶を積んで、
月の砂漠を並んで旅していく。
白い服を着た二人が、砂丘の彼方に消えていく。

これは美しく静かな死出の旅。そのものである。

ひどく胸にしみる歌である。陽水の粘着質な情感の盛り上げ方が、まことにはまっている。

むじなの森のジ・アース館の現場事務所は、
太陽が沈む方向に面してドアがある。
晴れた日はかなりおそくまで明るさが残る。今日のような夕焼けの日には、だからいつまでも暮れていく色彩を味わうことになる。

トラブルのいちばん大きな問題がほぼクリアできた夕暮れに、この月の砂漠はよくなじんでいる。
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むじな森のジャンヌ
Subject: [the-earth:00435] ジャンヌ・ゴトウのその後

むじなの森から。


むじな山のジ・アース本部にたどり着き、現場事務所の階段をあがりきったら
どこかで見たことのあるパンツ(ズボンのことね)とTシャツが踊り場の手すりに
ぶら下げられていた。昨日むじな森のジャンヌ・ゴトウが着用していたものである。
いったいどうしたことかと、事務所に駆け込んでみると、ジャンヌ・ゴトウは無事で ある。
すわ何事かと尋ねてみれば、バケツをひっくり返したような大雨に襲われたのだ、
と怒っている。そばで池田さんが嬉しそうに笑っている。
なんだかよくわからないが、昼飯を食べに協会のミシュラン級の食堂に行こうと
高橋さんを追って外に出たところ、突然空がかき曇り、大雨に見舞われたらしい。
高橋さんはすぐに戻ったらしいのだが、律義なのか、よほど腹を空かしていたのか
(むじな山のジャンヌ・ゴトウはいつもおなかを空かしてる)彼女は引き返さなかった。
で、バケツの底はひっくり返ったのである。それがすべての始まりなのである。
全身、ずぶぬれになったジャンヌ・ゴトウは、空きっ腹を抱えトラックの陰に身を寄 せたとか。
豪雨を防ぐのにトラックの陰というのがもうひとつイメージできなかったが、
トラックの下?とも聞ける雰囲気ではなく、ふんふんとうなづいていたのである。

それが階段の手すりに干されていたシャツとパンツの顛末らしい。
コンビニに駆け込んで、シャツなどはそろったが、女物の下着がなかったので
気持ち悪いけどまだそのままだとぼやいていた。
(ふつう男物でもぬれてなければ買うだろうと思ったが言えず)

ジャンヌ・ゴトウは、こうして毎日毎日、むじな山で、大奮闘中なのである。
二日前もやはり、マスコミ試写の折りに大雨とトラブル発生に遭遇。
スーツごと全身びしょぬれになったばかりであり、
ワタクシはひそかに彼女は、水や雨やそういうものがすきなのではあるまいか、
そんなふうにふと思う今日この頃である。

トラブルもありますが、
須賀川のむじな山のむじな森では、
ジャンヌ・ゴトウがいるかぎり、すべては順調である。はずである。そうありたい。

そう願ってくださいね。
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むじなの森の夕日を見た。
Subject: [the-earth:00440] むじなの森だより  6月28日午後6時50分号

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いま、きれいな夕日が沈んでいったところです。
夕日は正面ゲートの方に沈みます。
水の惑星 ジ・アース館はゲートに向かい合う位置にありますから、
ふもとから会場方面を眺めた人の目には、
山を背にしたほの白いジ・アース館を西日が染めているところが見えるはず。

館の前の水のアトリエでは、彫刻家の安藤栄作さんと笛田さんとが
汗だくになって清掃中だった。安藤さんは事務所前の丘にたって、
笛田さんはその下で夕日を見た。

池田さんと渡辺くんは事務所の階段から夕日を見た。

後藤さんと高橋さんと佐藤くんは事務所一階の奥で
運営の打ち合わせをしながら夕日がきれいだぞと聞いた。

ましこは、事務所で井上陽水が歌う「月の砂漠」を聞いていた。


常設館のアテンドの皆さんは六十人あまり。
みなさんいちようにあきれるほどに素直に
泣きたくなるような反応をしてくれました。
桑田さんの話では、こういうイベントのときは
アテンドにプレビューしたときのリアクションが
その後のガイドになると聞きました。
であるならば、解答は、満点であります。

トラブルの最難関をクリアできたこと、
観客の素晴らしい反応を予感できたこと、
この二つの幸運が、
あの素晴らしい夕日を見せてくれたのだと思うことにします。

そんなふうにして長い一日が夜を迎えます。
池田さんもひさしぶりにつまみを買える時間に帰れることでしょう。
よかったね、池田さん。

それでは「前向きに」ということで。
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むじな森の夜
水の惑星チームへのメーリングから
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はじめて夜景を空から眺めました。
ゴンドラと観覧車から。

ソーラーシステムを使った3000本の「森のしずく=ほたる」が
会場内のあちこちに点在するようすは圧巻です。
山に囲まれた会場内の各パピリオンのやわらかな明かりは
とてもやさしげです。山の暗部がそのやわらかさを引き立てています。
観覧車から見た光景はさらに不思議なものでした。
会場の外側には水田地帯のほとんど真っ暗な世界が
夜の海原のように広がっています。
そしてその夜の海の彼方に須賀川市の街明かりが見えます。
地平線に沿った街明かりは水田地帯の闇のおかげで
漁火のようにも見えます。
森の博覧会は、夜になると漁火が見える…
子供ではなく大人だけに開放する夜があってもいいのではないか、
むじな山のふところに浮かび上がった夜の未来博は、
そんなことを思わせてくれます。
来場してこの光景を目にされた人は、
いつまでも心のどこかにあたたかな気持ちを抱き続けていく、
そんな気にさせられます。

昔、何かで読んだのですが、ホテルの語源であるホスピタリティとは、
暗い山道を行く旅人が、遠くにぽつんと灯った人家の明かりに勇気づけられ、
一夜のやすらぎを求めて、その明かりを目指したことに端を発した、
と記憶しています。
今夜、ゴンドラと観覧車から眺めた夜の会場には、
そのホスピタリティの気配が色濃く満ちていたように思います。
ホスピタリティは同時にホスピタルの源でもありますから、
もてなすことと癒すこと回復すること、再生することというのは
本質的には同義語であるべきなわけです。
「森に沈む」という福島県の掲げた旗印は、
案外こういう光景に集約されるのではないか、
そんなふうにも感じました。

明かりは人をいささかロマンチックにさせるので、
やや大げさに受け止めたかもしれませんが、最初の感想です。
いずれにせよ、一見の、ひと体験の価値は大。
会場にいらっしゃるときは、できれば薄暮過ぎを狙ってみてください。

さて、我らが水の惑星 ジ・アース館ですが、
手前みそだけど、群を抜いています。
カタチ、イメージともに他を圧倒しています。
未来博のシンボルとしての役割を十二分に発揮しています。


      夜のむじな森だよりでした。
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おなじ「山」のむじなたちは屈服しない
水の惑星チームへのメーリングから********


益子です。

昨夜というか今日未明というか、深夜12時過ぎに
テスト中のジ・アース館に宮本プロデューサー登場。
ヘルメットを被り湿気のせいで会場内のすべてを覆った
深い霧の中からあらわれたその姿は、
夜の戦場を見回る総大将のようで、なかなかいい絵でした。
総大将は幕舎に連日のトラブル攻勢に疲労困ぱいの極にあった
池田将軍を見舞い、あたたかいはげましの言葉をかけ、
最後のテスランを愉しんで帰っていった。

そのとき午前一時過ぎ。周囲の現場はほぼすべて消灯され、
ジ・アース館だけが煌々と輝いていた。
むじな山の不夜城である。

みなさんご存知だったかどうか。
会場の山を土地の人は昔から「むじな山」と呼んできたとか。
むじな、つまり狸だ。
森の博覧会は、ほんとうに正真正銘の森の中で開かれるんだね。

カエルの大合唱を背に、ぼくと渡辺はいったん東京へ。
ひとねむりし、必要なものを補充したのでそろそろ須賀川に戻る。
むじな山でで待つ、同じ山のむじなたちの元へ。

なお、ジ・アース本部では昨夜から
松明あかしの合言葉「屈服は致しませぬ」を
館の屋上に掲げることに決めた。
現場の各セクションは自らに向けたこの
「屈服は致しませぬ」の旗に恥じぬようにラストスパートをかける。

なお、荒くれたちを率いて一歩も引かぬ戦いを率いているのは
みなさんよくご存知のあのジャンヌ・ダルク・ゴトウである。
戦場での我がジャンヌは左手にカップラーメン、
右手にマウスをかざしながら、「引くものは切り捨てる」と叫ぶ
五稜郭の土方のような戦いぶりである。
まったく、見せてあげたいよ。見事だよ。



桜吹雪からついて回った少年白虎隊もいよいよむじな山に出動である。
    
   
                       湯治部むじな二匹
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福島大変。「前向きに」
まだ未来博の会場、現場事務所である。
問題が次から次へと発生して、てんてこ舞いである。

当初はかなり焦ったが、やっと腹も定まった。白河の関こえて入った福島だ。すべてを見届けることにした。

もう矢でも鉄砲でも、何でもコイである。
七夕のその日まで、すべての仕事はキャンセル。ぶじオープンを迎えられることだけに専念する。ことにたったいま決めた。

映写機は、今日も原因不明のまま止まった。各セクションのスタッフは鬼の形相である。せめてやることのない自分は、最後まであわてずに見守ろうと思う。

前向きに、である。
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慰労の夜
プレビューと生中継はなんとかクリア。
しかし依然原因は不明。
重くなった気分を一新するためと、
今夜で現場を終了するクルーがいるため
予定通りの打ち上げを兼ねた慰労会を
須賀川で。すべては明日以降に託すことにし、建築の苦労話などで盛り上がる。

こういうカタチでかかわった経験ははじめてだったので、どの話も新鮮だった。
全員、昼の事故は頭から消し去り、ねぎらいあっていた。

また明日、である。
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トラブル発生
25日昼。須賀川未来博ジ・アースの建設事務所で。
朝から雨。現場も雨。重苦しい空気が充満している。昨日はあんなにスムーズにいっていたランニングテストだが、本日はフィルム暴走。全作業がストップしている。システムの責任者池田さんは青鬼のような顔になって上を下への大騒ぎである。

二時過ぎからはマスコミ八社のの役員対象のプレビュー、夕方五時からはテレビの生中継が入る予定だが、さて、どうなることか。
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雪が降った。はじめて泣けた。
雪が降った。
映像の雪と天井から落ちてくる雪とが
ひとつになって見えた。
今日のテストラン最終で、はじめて泣けた。

すごいな、これはと思えた。


    須賀川市 虎屋ホテル501号室にて
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飯を食ったら腹が立った。
福島市のホテルで腹ごなしをかねてニュースを眺めていたら、「三権分立」などという文字が飛び込んできて腰が抜けた。
鈴木某の質問かゆがんでいるから外交委員会にふさわしい内容の質問に絞れないか、ということのどこが三権分立を無視したことになるのだろうか。
だいたい何をトチ狂っての三権分立?
ついこの間の総理大臣すら談合で決めてきたこの国のどこをどうほじくり返すと三権だの分立だの出てくるのか。
いたいけない学童に社会科教えているわけでもあるめえし。

せっかくがまんして腹に収めてきたくそまずい晩飯がこれでは消化不良である。
それよりどうしてあの下品極まる鈴木某が
一夜開けても国会議員であり続けられるのか。ポストだの現代だの夕刊フジだの日刊ゲンダイだの、ヨッパラッタだめおやじの憂さばらしのようなメディアに載ったもの取り上げて、どうしてくれると迫るのは、あれでは一昔前のヤクザだろう。
北海道道民たちはどうしてあんなばかクビにしてくださいと申し出ないのか。安い飛行機飛ばして、黒字にならないとなげいているばあいじゃねーだろう。

イカンザキもすごいが保守党の扇代表の出るCM、なんだありゃ。
政治家がコスプレしてどうするんだ。百年前のつまらねえCMぱろって、誰が笑うんだ。誰をターゲットにしてるんだ。70歳以上の老人だけか?誰がいつどんな顔してこんなくそのようなCM企画にOKを出したのか。それこそ得意のメルマガでおーぷんにしてみろよ。ついでにこんなCMを提案した代理店とその担当者も公表しろよ。
金出せばなにしてもいいならタケフジもアコムもプロミスもぜんぶいいのか。

ああ消化不良であるわい。
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「ライオンハート」は★★★★??
恩田陸の「ライオンハート」新潮社刊を読む。いくつかのシークエンスにただならぬ感受性を感じた。一昔前に話題になった翻訳ものの「リセット」の結末近くも異様な切迫感に満ちていたが、あの愛と恩田の描く愛と、さてどちらが哀切なのだろうか。
書き足りないような部分が目立つのは、恩田の限界なのか、この国の土壌の限界なのか。
もうすこし細部を読ませてもらいたいような、細部に踏み込めば陳腐になるような、奇妙さが残った。
にしても、インパクト大。みごとな一冊だった。
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福島へ
午後、東京発。
今日中に福島市に入り、
明日は生放送に出てから須賀川の会場へ。
最終的なテスト。
降雪マシーンの具合なども。

こころを静めるための数日になる。
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下品も「品」のうちなのか。
MBLをライブで観戦しているとしみじみ感じることがある。
顔、というより表情の圧倒的な差異。

たまたま昨夜は巨人-阪神戦を久しぶりに観た、勝敗はともかく、選手の表情のまずさがひどく気になった。
顔の美醜ではなく、品格のあきれるほどの欠落ぶりといえばいいか。あるいは風格。風情。色気?
他人の品格をうんぬんしているわけではなく、あくまで見え方、見た目ではあるが。

巨人の選手たちは一部をのぞいてことごとく下品な表情がはりついているのは、いつからだろう。
たとえば清原は30歳を過ぎてどうしてあんな街のちんぴらのような顔を維持できるのか。たとえば元木は、なぜあれほどずる賢い表情をカメラに撮られることに無自覚でいられるのか。
無残だな、とマリナーズのライブを観ながら思い返ししている。顔の造作ではない。表情と雰囲気のことだ。
そのことは昨日の国会中継にも重なっていく。
北海道の人たちはどういう理由で鈴木宗男に投票できたのか。あの話し方。あの表情。身振り。ほんとうにこんなやつに投票し続けてきたのだろうか。こんなやつが街頭で演説をし、あるいは集会に顔を出し、あの調子で話しをされて、腹を立てたりバカにされているのかな、とは感じないのだろうか。いやじゃないのだろうか。
政治家を「選良」という。このコトバがそれほど機能的に作用した例を見ることはほとんどないが、かといって無でもない。
こんなやつが影響力を維持してこれた外務省というのは、たしかに「伏魔殿」という他にない。

ジャイアンツの下品さ。サッカーの日本チームの大半の選手達の下品さ。政治家の下品さ。いずれも幼さに置き換えられると思うが。
あれらの表情をなんとかできないものか。
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いよいよBB革命。
ヤフーが東京メタリックを買収と朝刊で。
昨日一日の申し込みは20万件を突破したともある。

やっと革命だな。

たかが15MB程度でも
毎日がめくるめくくようなウエブ体験をさせられている。
アナログやISDNというのは、ほんとうに紙芝居のようなものだったのだと日々、実感させられている。
フラッシュのようなセルアニメの世界は一気に消滅し、ストリーミングすらも無意味になっていく気がする。

もうあとほんのわずかで、
どこにいてもどこからでも動画の編集まで
思いのままというマンガの世界が実現する。

もうほんと、なんでもありだろう。

しかし、孫さんは大胆のようで実に手堅いね。株やってりゃよかった。
それにしても一日で20万件。
ベルリンの壁なみだね。
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Yahoo! BBの懇切丁寧
Yahoo! BBのサイトでADSLの説明をすべて読んでみた。NTTと比べると何と親切丁寧なことか。かつ懇切。
過不足のない読みやすい説明は、あるいはパソコン雑誌よりもユーザーフレンドリー度が高い。
しかも描写が客観的だったりするので説得力に富む。
下り速度が韓国と同レベルの8MBというのも
魅力大だ。
いまのフレッツADSLを使っている印象からその6倍近い下りのスピードなら大半の動画データがサクサク閲覧できるはず。
光ファイバーに乗り換える前にまずはYahoo! BBにとなるわけだ。
オフィスのバカISDNをどうするか迷っていたが、光待つまでもなくYahoo! BBに申し込むことにする。
タイプ2のサービスがないのが難点ではあるが、番号変更についてはあきらめるしかない。NTT のISDN戦略はまことに国民的な大迷惑であった。
あんなもののTV-CMのプレゼンを手伝ったことを激しく後悔している。無知は罪であるな。
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夏至である。
明けて夏至。
いきなり冷え込んできた。
エアコンを25℃に設定していて
ふと窓をあけると涼しい乾いた風。
温度をチェックすると外気温21℃。

ばかなエアコンを切って、窓を全開。

さむい。

いろいろトラブルが発生していると聞いた。
22日に福島市入りし、翌日須賀川の会場に向かう。
さて何が待ち受けているのか。


明日は夏至。
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「ラジオフライヤー」は★★★★★
偶然見た日本テレビの深夜映画、リチャード・ドナー監督の「ラジオフライヤー」がとても良かった。
アメリカだけが創り出せる、哀しく雄々しい「夢の物語」。
たぶんこうだなと予測し、そのままに展開しながら、なおうわまわる作品のパワー。
こういうものは退嬰的な大人のヨーロッパではたぶんぜったいに創れない。

ま、そこが面白いのだけど。

こころ洗われるような凛々しい映画だった。
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暑中見舞うぞ を追加
GALAの樋澤さんが送ってくれた柿生の羅漢の写真を、ちょっといじって「そのまばたき、2億年」に「暑中見舞うぞ」としてアップ。
あじさいを前に酒を飲む二体の羅漢で、樋澤さんがしゃれで盃のところにあじさいの花片を添えたらしい。
いちど遊びに行ってみようと思う。
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ロマニスタの熱狂とル・マンのうすら寂しさ
ローマーパルマ戦をスカパーのLIVEで見た。後半40分でファンが乱入し、グランドの選手の多くが裸にされていくのを笑いながら目撃。パンツ一枚にさせられた選手が何人も出て、いやさすがに熱狂のケタが違う。
中田はその騒ぎの直前から出場。
こういうシーンを見せられると、
日本でワールドカップ開くことにどんな意味があるのか、水をかけられた気分にさせられる。
中田がコンフェデの決勝を前にローマに発ったわけがしみじみ納得できた。

いや楽しかった。
祭りはああでなくては。な。

チャンネルを切り替えたらちょうどル・マンのゴール直前。二年連続でアウディ。しかもワンツーフィニッシュ。こんな堅実すぎる田舎臭いクルマがル・マンを走ること自体におどろかされる。F1のメルセデスといい、ドイツ車のあの野暮なクルマがレース場を走っていて何か心弾むものがあるのだろうか。テーマとして成立していないのではないか。シューマッハがどんなに勝ち進んでも、そこになんのロマンも生まれないことと同じ。
気が利いていると錯覚したやくざと売れていると勘違いした芸能人以外に、野暮なメルセデスやアウディは似合わない、ほんとうに。
セリエA、ル・マンと続けて観戦し、
スカパーやCXとテレビ朝日の媒体力の違いがよく出ているなとわかるところが少しおかしい。
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のちのおもいにくらぶれば。
その奇妙な余韻をたしかめたくて
数日前のサイトを訪ねる。

書かれているのは、
他のサイトの作り手への想いとその相手との短いやりとり。
日付はどれも古いものばかり。
とりたてて不思議がるような表現ではない。
にもかかわらず、短い単語と単語のつなぎから、
強烈な思い入れがこぼれている。
あるいは救いようのないような孤独感が顔を出す。

まったくの見知らぬ相手のその秘められた部分に
断りもなく踏み入って覗き見てしまったような
苦さと甘さを感じるのはなぜなのか。



出会いは、いつも唐突すぎる。
出会ったことにすればいいのか。



ふしぎな時間が過ぎていく。
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その日。6月15日 �|� 6.15プレス取材 をアップロード
十五日、豪雨の中を東北道で一路、須賀川の未来博会場へと向かう。
水しぶきが1m以上あがり煙幕状態の中をゆっくりと進む。
会場はまだあちこちで土が掘り返されたままで、泥水の惑星のようだった。
それでも我がジ・アース館はひときわ異彩を放ち、雨煙の中にそびえていた。ように見えた。
午後一時からスタッフならびに関係者による3D試写。大好評。総合プロデューサーの宮本さんから強く手を握られる。男同士とはいえ、さすがにこのときは嬉しかった。
続いて午後二時からはプレス試写。テレビ、新聞など二十数人の取材陣。
ため息などもれてくるのが聴こえ、嬉しくなる。ま、そう聴こえた。
3D試写のあと、撮影用に2Dで試写。さらに湯浅さんと並び挨拶。暗転してスポットライトを浴びるというのはなかなかつらいものがある。いつも撮る側なので、たじろいだ。
マスコミを帰してから、関係者だけで滝の流れ具合、ミストの噴霧タイミングなどを繰り返しチェック。
次は21日に降雪マシーンの稼働チェック。

食堂で川田プロデューサーと渡辺君の三人でコーヒーを飲みながら二時間ほど話す。
外に出ると濃霧。
深い霧の中を帰京。自宅に着いたのが午前一時過ぎ。

初号試写、疲れたが大成功だった。
あとは23日のテレビ出演と、7月4日の記者会見で、オープニングを待つことに。

15日の初号試写のようすを
「そのまばたき2億年」に追加した。
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ヘヴンリー三輪
東京、雨。
シャワーを浴び、ベランダの早咲きの朝顔を見る。ひとしきり咲きほこってきた花が今朝は3つだけになった。あわ紫の花が雨を背にひっそりと開いていた。水の季節の水色の花。
ヘヴンリーという種類だという。
けなげではないか。名も風情も。

さて、心に喝采を浴びせに、北に行くぞ。
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�|� びっき沼事情 �|� 楽園の声 をアップ。
「そのまばたき、2億年」に2つの新ページを追加。
眠って起きれば、みなさんと会える。
成果を目の前にできるのだ。

しかし、わくわくさせられるな。

今夜9時ジャストに、テレビ東京でCMをチェックした。
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凱旋に備えて。
昼過ぎに起き、ひさしぶりに髪を洗い、
ヒゲを剃る。体にもシャボンをつけてみる。

斎戒沐浴。

明日の未来博会場での
はじめての関係者試写を前に、
黙想し、拍手喝采だけを思い描く。

外はむせるような六月の雨。

ロケ中欠かさずに持ち歩き、寝泊まりしたすべての宿でホテルでゲンをかついでたきしめてきた、銀座香十の薫源氏抄の最後の五本に火をつけた。

鶴ヶ城の桜吹雪、びっき沼の朝霧、不動の大瀑布、冷湖のわき水、伊南川のどこまでも青い空と青い水の流れ、須賀川の10mの大松明の焔、中津川渓谷を埋めた落葉しぐれ、いわきの砂あらしとウミネコの群れ、舘岩村のやさしい村人たち、白河関の薄紫のカタクリの小さな花…

西田敏行氏とのナレーション録り、
湯浅譲二氏との音楽づくり、
桜三分咲き騒動、
未紅葉事件、
水の赤ちゃん騒動、
吹雪行方不明事件、
4200m強行突破ロケ、
CGトラブル大騒動、
物議を醸したTV出演、
表敬訪問ネクタイ騒ぎ…


振り返ればまだまだエピソードは続く。


明日15日。午後1時会場での試写に向け
本隊は午前9時に築地発。
ぼくは一足先に東京を発ち、
ゲートをくぐる予定。



凱旋、である。
二年待った、凱旋である。
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東京。氷雨。
夜半から雨になる。
窓を開けておくと凍えそうだ。
今夜は、眠れそうもない。

昼に訪ねた、あるページの書き手のことが
気になって離れない。なんだこれは。

水の惑星が、終わろうとしていることの
その反動か何かなのか。
無意識に疲れがたまっていたのか。
疲れがすき間をつくっていたのか。

おれは何を見たのだろう。
読んだことの何にこれほど打たれたのか。

抑制がほどよくきいた
読みようによってはドライにもとれるコトバの流れの間に
なぜこんなに泣きたくなるような共感が潜んでいるのか。

そのことが午後からずっと離れない。

この感覚はなんだ。
まいるな。しかし。
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不思議な慰謝
じつは他にも慰謝された場所あり。

偶然たどったページだが(よく覚えていない)、chiaki?という名のついた場所。

読みやすいデザインと切れのいい文体に
誘われて、真っ昼間なのに長時間読み進めた。

webというのは底のない深さがあるのだなと
あらためて思った。
未知の人なのに、十年の知己のように感じてしまうのはなぜなのか。

ひとりの人間の気持ちの消息が
こんなにも読み取れてしまって
いいものなのか。

そう錯覚?しそうな自分の気分を
ちょっと怖いな。と思う。
呼吸さえ感じてしまっているような
あの気分はなんだったのか。

いずれにしても思わぬときに
思わぬところで慰謝された。

このことを記しておきたい。
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玄海騒動 �|� 楽園の音 �|� 悲喜こもごも をアップ。
「そのまばたき2億年」を更新。

トータルで2000を越し、現在も数十人のスタッフ間で共有されているメーリングリストの一部を制作ノートとして公開。取捨選択は川田プロデューサー。諸般の事情でアップロードされているのは昨年2月から8月までの約半年分。
涙と笑いの、しかし徹底してウエブを活用しようとした、ま、貴重な記録である。
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クレヨンしんちゃんvol.29になぐさめられて
秋のようにさみしい風か吹いたので
久しぶりに「クレヨンしんちゃん」の新しいのを買ってきた。第29巻。

水の惑星の初号試写も終わり、
さすがにがっくりきたのか。
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一件以外すべて落着。
渡辺先生二時間奮闘するもブロードバンドルーター接続断念。オフィスに持ち帰り検討の上後日再アタックとなる。だめじゃん。
しかしHD、メモリー、CDーROMなどは無事セットアップ。よかった。
ジ・アースの試写用フィルムもぶじに未来博会場の池田さんのところに届いたということだし、ま、これでネクストステップへとすすめるだろう。

まずはである。
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南の島のワイズマン?でもある夕暮れ
午後五時を回ったところ。
これから自宅のデスクトップのメモリーをプラスとHDを追加。さらに買っておいて放ってあったADSL用のルーターをつなぎノートブックからもADSLでつなげるようにする予定。あくまで予定である。

動画の編集はオフィスでやることにしているので自宅では台本書きていどに使っているが、さすがにOSの進化は容量を食う。
128MBのメモリーでは息切れすることが多くなっていた。256MB追加して384MBとすればいいと渡辺先生いわく。HDは内蔵12Gがさすがに残り200MBあたりになったので、外付けのバックアップ用を10Gから40Gに変更。
10Gはロケ用の携帯HDにまわすことに。

いま渡辺先生が秋葉原から到着するのを待っている。なにしろ先生がいないとワタシは文明の利器を土産にもらった南の島のワイズマン?である。あるいは徒手空拳の剣豪?であるかもしれない。

先生、はやく来てください。
期待だけが募っております。
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零号試写、文句なし!
イマジカで4時から2Dの零号試写。
いちばん心配だった合成はじつに美しくしあがっていた。
雪の村から聖母子へのつなぎで白を混ぜたのもまことに気持ちいい。
聖母子が海に残る間も文句なし。

赤帽便が明日九時必着で須賀川市へと向かうのを見送り帰る。

15日の現地試写が待たれる。
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雨につきバージョンアップで一日すごす
「そのまばたき2億年」をバージョンアップ。けっこうくたびれてきた。
明日はジ・アース本編の2D試写。
明後日から現地で上映準備に入り
15日に3Dで初上映。

なんかどきどきするなあ。
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Blue Rabbitは何処へ。
「このたび蒼うさは月へ帰ることになりました。
いままで仲良くしてくださったみなさん。
本当にありがとうございました(^^)
またいつかどこかでお会いできることを楽しみにしております。Blue Rabbit」

「そのまばたき2億年」のPRを書き込もうとログをたどっているうちに「青兎」というホームページに着いた。
そこにはただ一言、上記のコメントと寂しげな青い兎のイラストがあるだけだった。

どんな人がどんなことを発信していたページなのか、どんな事情で閉じることにしたのかまったくわからないながら、1000ページもの小説を読まされたような、奇妙な後味が残った。

ウエブの世界は、深いね。

きょうワシはひとつ勉強したぞ。
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未来博のテレビCMをはじめて見る
午後まで寝ていてテレビをつけたら未来博のCMがいきなり飛び込んできた。なかなかの出来なのでさっそくメーリングリストで感想を流したら、郡山のバウハウスの高見沢さんから、自分がつくったの、という返信。
いや世間は狭い。
もっとたくさん褒めておけばよかったな。
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大健闘ニッポンと大貧困のスポーツ解説
健闘だろう、十二分に。
CXのアナウンサーが「善戦だけでは意味がない、攻めろ!ニッポン。一点をとれ!」と興奮していたが世界ナンバーワン相手に息も絶え絶えで奮闘しているニッポンを見ているこちらとはずいぶん落差があった。解説の二人もどうしてそんなにネガティブになれるのかわからないくらい沈んだ調子だった。終了後はいいゲームだったとコメントしてたけど…
三年連続ワールドチャンピオンになったヤンキースに東京ジャイアンツが挑んでいるようなものだもの、1-0なら大健闘だろう。
だいたいここで勝ってしまったりしたら、どんなテーマで来年までの一年をおくればいいのか。

これからスカパーでローマ戦。
中田はグラウンドに立てるのだろうか。
何かが残る、と語る「その何か」とはどんなイメージなのだろう。くそジャーナリズムにゆがめられないレアな情報で知りたい。

夕方、スポーツ紙をまとめ買いして中田非難を読んで、あまりの予定調和ぶりに腰が抜けた。

トルシェが「日本文化は浅いから…」とフランス人記者にぼやいたと鬼のクビでもとったように書いた紙があり、笑った。
日本のような何千年もたっぷりと農耕社会を続けてきた国が、狩猟民族のシンボルのようなスポーツに出会ったらとんちんかんにならなくてどうするのか。だからおもしれーんだよ。
中田のオンエアがはじまるのでここまで。
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勝手連?
ログを頼りにきのうから見ず知らずの人のBBSを訪ねては勝手に「そのまばたき2億年」のURLを書き込んでいる。
どこかで誰かが見てくれて、その中の何人でもいいから七夕からの三ヶ月のあいだに須賀川まで遊びに来てくれたらと思う。
そして水の惑星ジ・アースを体験してくれたらと思う。
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道に迷わずマックに迷った。
気づいてみれば一昨日から48時間近くぼーっとしながらデスクトップの前にいたことになる。仕事ではなくひたすら水の惑星のメイキングホームページをつくりかけてはシステムクラッシュに見舞われ回復に努めることの繰り返し。
なんどノートン先生のお世話になったのだろうか。
へとへとになってうなされながら8時間眠り、デスクトップをオンにするといきなりフリーズ。2時間かけてやっと回復。
時間があってよかったけど、ウィンドウズの人はこういうことはないのだろーか。
もしないのだったらデザインのばかっぽさを我慢してでも乗り換えないと仕事にはならないような気もする。
あんな画面で仕事するくらいなら、また手書きに戻ることを考えようかな。
こんやの二つのサッカー中継を前に迷うことしきり。
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「そのまばたき、2億年」のおおまかな理由
水の惑星 ジ・アースの後半、地球の誕生から現在までを約46億年とする。このシークエンスは2分あまりで展開するので、人間がふつうにまばたきをすると、ま、およそまばたき一回で2億年くらい経過するだろうという計算である。
地球物理学者は地球の歴史を約46億年と言い、天文学者達は約45億年と言うことが多い。そういうスケールの世界での遊びであることを書いておく。
このシークエンスはフランスのCG制作会社エクスマキナが担当している。
単なるモーフィングではなく、知るかぎり本邦初の進化イメージの見せ方となっているはずである。
検索サイトに「そのまばたき2億年」のURLを登録したので、アヤがつく前に断っておく。
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不眠で遊んだ。
水の惑星の私家版宣伝ページをつくりはじめたら、この一年半の撮影時間を次から次へと思い出し、どんどんページが増えている。けっきょく徹夜で遊んでいた。
アップル提供のお仕着せのHPにも関わらず、けっこう工夫してあってはまる。
何より七面倒な手間がないことがありがたい。惜しいなと思うのはサービスが良すぎてぜんぶのテンプレートが画像入りであること。文章だけのクールなページも用意してくれると言うとなかったけどな。

横目でイチローのライブを見ていたが、マリナーズはまた勝って、イチローは今日もマルチヒット。

明日は中田の不在のサッカー。
スポーツ紙を眺めると、この国のスポーツライターがいかにアホかよくわかる。
勝っても勝ってもトルシェ君はダメなのだ、とか。勝ったのは選手であり戦術ではない、と。
疲れる国だよほんとうに。
しかしカマモトはどうして辞任しないのかな。高級役人と同じだな。

ああ眠くなってきた。
もうジャイアンツを見なくなって一月が過ぎた。松井ははやく海を渡れよ。
東京ドームはよどんでるよ。
更けたキャバレーの客引きのような宮田がマウンドに向かうのを見ているやつが毎日五万人もいることが東京で生きるものとして恥ずかしい。清原の態度がうっとうしい。上原の開けっ放しの口元とインタビューの答え方が不愉快だ。

だ、だめだ。ジャイアンツの事を考えると眠気が消える。
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ささやんか村にTVCMと謎の美女追加
3月オンエアのCMを追加。ちょっと重いけど
「よく来たね」のページで見られる。
さらに主役の女子大生と現場に出没をくりかえした謎の女性の情報も追加。
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なつかしいね
改訂版の打ち合わせで相馬さん、加納さん、福田さんと二ヶ月ぶりで顔合わせ。
ずいぶんひさしぶりな気がしたが、まだわずか二ヶ月だった。
積水ハウスはほんとに密度濃く仕事していたのだとあらためて思った。

そのあと小深田さんのオフィスで山岡さんともばったり。

こころほぐれる一日である。
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一面写真を比較してみる
スポーツ紙をまとめ買いし、トップ写真の出来を比べた。日刊スポーツの正面上手からの両手上げの瞬間がベストだった。投入したカメラマンの数が勝敗を分けたように思う。
なさけないのはトーチュー。テレビの画面をプリントアウトしたようなひどさである。
他紙はそこそこのでき。
記事内容も日刊スポーツが僅差でリード。

さてこれから積水ハウスの打ち合わせ。
そのあとは四谷で最後の編集。
フランスから届いた修整ネガもOKだったようだし。落着である。
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憂国烈士参上♪…またね(*^0^* にばか受け
ログを見たら
「憂国烈士参上♪…またね(*^0^*」
というのがあった。
田中真紀子のことを書いたからかな。
断っておくが、おれは小泉も田中真紀子もキライだよ。

ぎゃーぎゃー言ってて田舎臭いから。
それにつまらないリアリティしかないしね。

ただの判官びいきなの。ワシのは。
周りが敵だらけの人見てるとつい応援したくなるの。若いころのクセで。

それにしても
憂国 烈士 参上
の続きが「またね」というのがよかった。
漢字仮名まじりは日本の華だもんな。
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桃源郷のチンポー族になりたい
トンパ文字のなし族がらみで少数民族のことを少し知りたくて「地球の歩き方雲南偏」を眺めてたら少数民族の名前のキテレツぶりに腹をかかえた。

「イ族」「ハニ族」「ペー族」「トン族」「プイ族」「ラフ族」「チンポー族」ときた。
写真を見ているとなつかしいような風景ばかりで、なんだか桃源郷のようだ。
こんなところを故郷にしてパスポートに「チンポー族」などと国籍?を書けたら、おれは本望だけどな。

税関で意地悪されても腹もたつまい。
自分は「チンポー族です。観光に来たの」なんつって煙に巻いてみる。
深夜になると、しかし根っからのばかになるな。いかん。いかん。
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ささやんか村、更新。
結局、大リーグ、サッカー2試合を見た。
すこしまえに草野心平からみのコピーを佐藤君にメールで送り、ささやんか村の続きにとりかかる。
ホームページで注文したハワイコナが夕方航空便で届いたのでさっそく飲んでいるが、なるほど免税店で買ったものよりいけるようだ。
しかし、ラクな世の中ではある。

本もこの頃は店での注文をまったくしない。ウエブだと3日で届くもの。
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中田、鬼神のごとく。
たったいま豪雨の準決勝を見終わった。
いや中田はひとり鬼神のような活躍だった。
イレブンの末に成立するスポーツながら、
しみじみ格闘なのだな、と思う。
ゲーム開始とともに降り出した雨がそのまま豪雨となり、会場周辺の神奈川東部には大雨洪水警報が出たとニュー素テロップが入る。
テレビ観戦中の自宅もまた大雨と雷がすごかった。

これだけ健闘したのだし、中田は即刻イタリアに戻るべきだと思う。

さてこれから数十分後にはスカパーでブラジルーフランス戦が始まる。
これも見なくちゃな。

今日は昼にマリナーズ戦も見たので
スポーツ観戦デイとなった。
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平日の夕方に家でサッカーを見る
夕方からのサッカーをライブで見たいと思っていたら連絡があり、あやうく編集にかりだされるところだった。
準備のこともあって明日夕方に延期になってホッとしたところ。

デスクトップの反乱が続いているので
何度もノートンをかけながらこれからサッカーを見る。いやうれしいな。
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高級役人の下卑た笑顔も余すところなく伝えてよ。
前提。自民党不支持。田中大臣がさつな物前提。自民党も保守党も民主党もあらゆる政党を不支持であるる。加えて田中真紀子のもの言いが嫌だ。小泉総理のファナティックな演説も噴飯物だと感じてる。
にもかかわらず、だ。
なんだ、あの外務省の役人は。企業なら即クビ。戦時中なら叛軍行為で銃殺ものではないだろうか。
たまたまNHKで土方歳三の特集をやっていて磯村の質屋の手代のような話し方に辟易しながらも、土方の「引くものは斬る」という、あの伝説のせりふに久ぶりに魅かれた。
前進あるのみ。突破あるのみである。
ここまできてしまったニッポンだもの。
もう行けるところまで行くしかねーだろうが。
長野県の名刺折りもひどかったけど高級役人というのは完全に常軌を逸してる。
マキコさん、がんばれよ。
巣鴨じゃ年寄りがとげ抜きまいりのあいまにテレビの前で国会中継見ながら拍手喝采だ。
石坂で品下がった水戸黄門より面白くしてね。
答弁の合間に映し出される外務省高級役人たちの表情はしかし前代未聞の下司ぶりである。ディレクターとしてオーディションするなら、まず初見で落とします。あんなのがほんとに生息しているとわかってしまうのだからテレビは怖い。いやすごい。

毎日、衛星放送のイチローとマキコいじめで俺はテレビに釘付けである。

「ガチンコ」の疑似リアリティ、ぶっ飛ぶもの。
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トンパ文字流行?
朝日新聞夕刊にトンパ文字の記事。
 「約1000年前に生まれたといわれ、中国雲南省のナシ(納西)族に伝わる世界最後の象形文字「トンパ(東巴)文字」が、絵文字やイラストなどのデジタルコンテンツとして人気を集めている。コンビニエンスストアには、このトンパ文字をイラスト代わりにあしらった名刺やシールがつくれる機械が置かれている」

ドクター・オーエンの冒頭シーンに絵文字並べたのは、してみるとおれが若いということか。
日曜に見た世界うるるん滞在記でもなし族のカエルを意味するトンパ文字が出題されていた。

びっき=カエルは太古から愛されていたらしい。
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ぞろ目の梅雨入り
6月6日関東梅雨入り。
7月7日未来博オープン。
さて向こうひと月、水の祝祭準備である。
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ささやんか村続報の続報
http://homepage.mac.com/torum_3/Invites.html

ささやんか村のページを追加する。
お仕着せレイアウトとはいいながら
あんまりカンタンすぎて拍子抜けする。

メニューにある「ささやんか村」クリックでOK。
今後、idiskの容量限界までは適宜更新予定。
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クライング・フリーマン★★★
CXのオンエアで「クライング・フリーマン」ほ観る。日本で撮ったら、文字通りのマンガになったんだろうに、あきれるほどのハイスピード撮影と香港カンフースタントのうまさで見ごたえのあるムービーになっている。
けっこう、楽しめた。拾いもの。
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ささやんか村発見!
湯治部ささやんか村についての号外をつくる。
http://homepage.mac.com/torum_3/Personal.html
だめなときは左のLinksの一番下にある
「ささやんか村号外」をクリック。
使用したのはボラボラ島のロケ写真、ハワイ島の壁画をモチーフにした絵文字、バロン吉元の「柔侠伝」の主人公が背中に彫っていた入れ墨「覚有情」の3文字。

いやおもしろかった。
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過ぎてみれば
ったく。
いままで延々とインストールし続けた。
その間に気の抜けたジャイアンツのゲームを久しぶりに横目で眺め、ガチンコの相変わらずのえげつなさに笑いながら、やっとのことでデスクトップでメールを確認。

いや疲れたな。なんだか。
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OS痩身法?
サンダルつっかけて近くの紀伊国屋に行き「アップグレードする前に読む本」広文社刊を買おうとしたが取り寄せになるというので泣く泣くあきらめ戻って無謀な試みに戻る。
しかし、初期化して一から入れ直すというのもなかなか気持ちの良いものだ。いつの間にか忘れていたようなソフトも結構あって、体の贅肉がどんどんとれていく気がする。
とはいえ、キーチェーンの問題は未解決。
デスクトップにソフトを入れながら、インストールの時間つぶしにその隣でパワーブックでアクセスしている。
パワーブックは86のままだ。
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泥縄
キーチェーンをつい設定したのが失敗だった。考えたら自分一人で使っているのだし、こんなわずらわしいシステムは不要だった。反省と後悔をしつつ朝八時までバタバタ。

エアコンつけっぱなしだったせいか昼過ぎに目が覚めたときは鼻が詰まっていた。
これから本屋に行って「アップグレードする前に読む本」広文社刊を買ってくるつもり。
まったくインストールの後に読むという泥縄そのものである。
アップルはしかし何でもヘルプにしてないできちんとわかりやすいガイドを出せよな。
オンラインヘルプはインストールしてからじゃないと読めないから、こういうときほんと間抜けだよ。
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とりあえず9に
なんとかOS9.1にたどりつく。
ただしまだメールソフトは設定できず。

ま、いいだろ。
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ベンの涙
ソーリーと言いながらベンは涙を流していた。宇崎の夜霧のブルースでも一緒に聴きながら抱きしめてやりたいと思ったが、こらえた。フランス人は奥が深いので勘違いされるとやだから…


今夜、異国の地で悔恨の時をおくるベン。
あと一歩だ。拍手はそこまで聴こえているぞ。
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エクスマキナだのみ
18時予定でイマジカで最後のCG試写。
フランスから届くネガはもう問題ないのだろうか。タイムリミットが迫っている。

東京、午後には30℃を越える。
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うるるん滞在記
ひさしぶりにうるるん滞在記を観た。
雲南省のナシ族という少数民族の暮らす牧歌的な農村での巻。
国分なにがしという知らないタレントの旅。
この番組を観るといつも西表島ロケのことを思い出す。
港でいつまでも泣きながら手を振っていた小学生のなみちゃん役の女の子との別れを思い出す。

それにしても出会ったその日に、一週間先の別れを想い涙を浮かべたなし族の妻の豊かさに驚いた。想像力というのはまことに果てしない。

今夜もまた泣かされた。
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ザ・ビーチ★★★
「ザ・ビーチ」特別編DVD版を観る。
月明かりにプランクトンが浮かび上がるシーンは実に秀逸。しかしそれ以外は、すべてがいまいちだった。
アレックス・ガーランドのすぐれたビジュアルパワーを持つ原作小説に大きく負けている。

テレビ朝日が深夜にときどき放映している「テンプテーションズ」というアメリカのビーチで展開する恋人達のドキュメンタリーバラエティの方がよほどリアリティがある。

DVD用の付録を読むともうひとつのエンディングを考えていたとある。インターネットカフェで能天気に終わるのはいかがだろうか。観光船に救出されるというラストの方が、いくらかはマシな喚起力を持ったのではないか。

どこかでコッポラの「地獄の黙示録」と相似しているのは、楽園の主催者サラの存在の陳腐なイメージのせいだろうか。
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書類整理とハワイアン
久しぶりの完全オフ。
いちど8時に目覚め、水を飲んで再びベッドに轟沈。午後一時に起き、なんとかマリナーズの試合に間に合う。残った最後のハワイコナを飲みながらイチローを観る。

そのあとたまった書類の整理。
東京都のゴミ袋いっぱいの台本、資料を捨てる。湿度が低く、強い陽射しにも関わらず快適だった。一年がすべてこんな気候なら、申し分ないのだが。
書類整理の間のBGMは例のコンテンポラリーハワイアン。
こんな音を聞いていると「まあいいいじゃないの」というお気楽さで澱のように溜まった書類が消えていくので嬉しい。
南風に勤勉さはほんとうに似合わない。

ひさしぶりにパパラギでも読みたくなる。
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あれから二年余り
田中俊行さんの結婚披露パーティが天王洲のハーバー・ブルアリーで。
いろいろ感じていたことはあったが、嬉しそうな田中さんの顔を眺めているうちに、これでいいのだ、と思った。
なつかしい赤尾さん、大山さんなどとも会えた。一行君とはるな君が欠席していたことが残念だったが、それもまたよし。
運河は珍しくいやな匂いもせず、乾いた午後の空気と水面を染める夕日がきれいだった。
トヨタ博物館の追い込みの冬から二年あまり。速いようにも短いようにも感じる時間ではある。
田中さんの一文字書きへの試みは、しかしますます勢いを増していた。

帰りに蒲田のモスバーガーでこの間から気になっていたかき揚げバーガーをテイクアウト。
食べてみる。
奇妙だった。
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「どうしても話しておきたいこと」6.1
ある若い知り合いから転職の案内が届いた。数年前に一緒に仕事をしたときから、手元においてみたいな、と夢想したことのある人である。十五年余り仕事をしてきてなんどかこいつと組んでやってみたいと想った相手がいる。そんな一人である。
個人的に話したことは一度もなかった。ただ一つの仕事をしただけだった。その仕事への向かい方に魅かれるものがあったにも関わらず、行動を起こせないまま数年が過ぎた。そして転職の案内。
自分に余力があれば、ぜひ一緒に仕事をしてみたかったにも関わらず、そのチャンスが消えたようだ。自戒をこめてその人に出したメールをコピーしておく。
もちろんその人は女性である。

+++++++++++++++++++++++++++++++++
「どうしても話しておきたいこと」6.1
まず、おめでとう。
君の才能が生かされることを強く願います。



京都の仕事を一緒にしたときのあふれるような情熱が
あの環境で死んでいるのを哀しく思っていました。

実現しようと志したものだけが、
達成したいという想いを抱くものだけが、
いつか成果を手にすることができます。

しかし、
魚は水を得てはじめてその泳ぐためのヒレの存在に気づき、
鳥は風を得て羽ばたく愉しさに出会えます。

何になるのか、と尋ねたとき
「ディレクターをやってみたい」と答えたことを
よく覚えています。
いつもオフィスの電話に出ている声を聞きながら
苦々しく感じていました。
渡辺君に「彼女を引き抜けないかな」となんどか
こぼしたことがありました。
ぼくの仕事の進め方が下手で赤字つづきの我がオフィスでは
しかし残念ながら君に声をかけることができなかったけど…


どうか真っすぐに才能をのばしてください。
ぼくは君の豊かな可能性と深い想いを信じる者の一人です。
仕事の上で困ったり迷ったことがあれば
いつでもどんなときでも頼っていいよ。
ぼくの心にゆとりがなく、気になりながら声をかけずに
数年が経過してしまったことをとても悔やんでいます。


こちらの近況は以下のURLにあり。
ときどきのぞいてみてください。
http://eclat.gaiax.com/home/torum
http://www.m-circus.com/


君からの挨拶を読み、
自分の胸の中に沈んでいた記憶を引き起こしながら
このメールを書いています。
数年の時間が経っているので、あるいはぼくの思いは
的外れなのかもしれません。
でも、どうしても伝えておきたく、率直に書きました。

間違っていなければ、
君はとても若いたいせつな友人の一人です。
京都の仕事を仕上げたrstudioで涙を見せたその日から。

では。
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会津の眉男たちとマッカリ酒
1日朝日新聞の夕刊19面に
「マッコリ、会津の蔵元が再現」という写真入り
7段の記事が掲載されています。
ここに登場している杜氏と新城基行社長は
秋の中津川紅葉ロケで、宴をする会津の人たちとして
出演を予定していた方たちです。
紅葉の時期がずれこんでしまい出演には至りませんでしたが、
ちょっと懐かしかったので…
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びっき沼の蛙
■《天声人語》 06月01日

 都会育ちの子が、地方の親類の家に遊びに行った。田園地帯だが、夜、外が騒がしい。「どうしてこんなに遅くまで工事をしているの」ときくと、親類は「?」。しばらくして「あっ、あれはカエルの鳴き声よ」

 田植えのあとの水田のカエルの合唱はにぎやかだ。聞き慣れた耳には気にならないが、都会っ子には騒音に聞こえてしまうのだろう。

 カエルは何といって鳴いているのか。たとえば「なみかんた。りんり。」あるいは「くええく う ぐらびら とれも でる ぐりせりや ろとうる けえる ありたぶりあ」と。カエル語を聞きとる詩人草野心平(1903〜88)である。オノマトペア(擬音語)の楽しさを駆使した詩だ。題して「ごびらっふの独白」。これには「幸福といふものはたわいなくつていいものだ」に始まる日本語訳もつく。

 専門家はどう聞き分けるか。『日本カエル図鑑』(文一総合出版)から。トノサマガエルは「グルルル」で、ヒキガエルは「クックックッ」が多く「キャララ」はヤマアカガエル。面白いのはダルマガエルで、関西では「ギギギギ」と鳴くのに、関東ではトウキョウダルマガエルと称して「ンゲゲゲゲ」と鳴く。

 繁殖期のいま水田で鳴いているのはトノサマガエルなど5種類程度らしい。先日報じられた気象台の生物季節観測では、トノサマガエルが34府県で観測できなくなった。激減の恐れがある。

 先の詩に登場した“ごびらっふ”ならば「るぐらりをうりりる」と語るだろうか。日本語試訳は「たわいないがたいへんだ」。
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