2007年06月の記事


3泊4日。米原、山口、博多行
米原の奥で2泊。撮影後新幹線で山口に移動し今日炎天下でロケ。終了後関門海峡を渡り、博多へ。テムジンで親指餃子を一時間で腹にいれ満足しつつ空港に。羽田でみんなと挨拶する閑もなくタクシー乗り場へ。シャワーで汗を流し、服部から送られてきたばかりの修正コンテを取り込み、ストーリーラインにし送信。ひと息ついたところで30分、川田と状況を確認。電話が終わったのが0時40分。博多に寄らなければ、ロケバスで腹を抱えなかったら、今夜は家に着いたところで死んでいた?長岡の思いつき万万歳である。
それはともかく、胸のすくようないい仕事が出来た。
コメント (0)

件名: 梅雨見舞いです
件名: 梅雨見舞いです
送信日時: 2007年 6月 18日 月曜日 3:47 AM
差出人: Toru Mashiko
宛先:みなさま

13日、3月末から3カ月かかった制震実大実験撮影がすべて終了。
同時に関東地方梅雨入り。
翌14日に大林技研の撮影機材総撤収。
同時に15日からの湯治部南会津自費ロケの準備。
スポンサーの付かない自費ロケは
2002年に小山プロデューサーと共同で行なった
吐竜の滝の「水」ライブラリーロケ以来。
降雨予報15日70% 16日60%と
ほぼ成算ゼロの「自然」ライブラリーロケだったけど
身を捨てると、浮かんでしまう「瀬」も
アオヤマではなく「人生の青山」も
なんとも至るところにあるもので
どっぷりと、かけ流し源泉につかりながら
眉に唾したくなるような
素晴らしい「初夏の一瞬」をゲットできました。
テーマは、「夏至」。
2日間にわたって撮影した素材の半分をとりあえず公開します。
残り半分の素材は、仕事のあい間に愉しみながら
来週末ごろまでに公開予定です。
うっとうしい梅雨がつづくことになりますが
ほんのすこし、忙しい手を休めると
こんな「初夏」も待っています。
…のはず。

クルーは以下の7人とマシコの湯治部メンバーです。
カメラマン/倉持 照明/鈴木 VE/長岡  
録音/古川 CA/矢野 車両&制作進行/杉田
プロデュース/渡辺

01湯治部、夏至へ
http://web.mac.com/mctokio/iWeb/Site%20D-next%21/Blog/8D1F1099-742F-4FFB-9997-8D242E3D9CF1.html
■撮影場所 東北自動車道大谷SA
■撮影日 2007年6月15日午前9時-

02萌。
http://web.mac.com/mctokio/iWeb/Site%20D-next%21/Blog/D85FEF7B-3984-407E-ACE8-8811375E9B9C.html
■撮影日 2007年6月15日 午前11時-
■撮影場所 栃木県塩原明神池
秋には燃え、夏には萌える。二十四節気の“芒種”。そのど真ん中の日。
稲の穂先のように芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃。
関東梅雨入り宣言の翌日。

03高原。日の出の直前直後
http://web.mac.com/mctokio/iWeb/Site%20D-next%21/Blog/1BC177E5-6202-42B1-934A-EF9C8E457B11.html
■撮影日 2007年6月16日 午前4時30分-
■撮影場所 福島県南会津村館岩湯の花六地蔵
日の出を撮る前後の高原の花の気配。
朝露が、文字通り日の出とともにつくられることをはじめて知った。

04空。日の出前
http://web.mac.com/mctokio/iWeb/Site%20D-next%21/Blog/747750F2-A1B9-4B12-8362-4BA5328D4360.html
■撮影日 2007年6月16日 午前4時30分-
■撮影場所 福島県南会津村館岩湯の花六地蔵
日の出直前の空。

05 before daybreak
http://web.mac.com/mctokio/iWeb/Site%20D-next%21/Blog/5749272B-232E-4788-976B-D2130ED6B6CD.html
■撮影日 2007年6月16日 午前4時30分-
■撮影場所 福島県南会津村館岩湯の花六地蔵
日の出直前の大地。その気配。

06 at daybreak
http://web.mac.com/mctokio/iWeb/Site%20D-next%21/Blog/76F211B4-663B-4CE5-AD65-2912A46912BE.html
■撮影日 2007年6月16日 午前6時-
■撮影場所 福島県南会津村館岩湯の花六地蔵
夜が明けてから2時間近く経過。
目の前で野の草を、朝露がつぎつぎとおおっていく。
その水の球を、初夏の空のはじまりの青が染めていく。
6年前のHD900導入テスト撮影で満月を撮ったその場所で
夏至前の漲るような力強さを備えた太陽が顔を出していく。
あの夜の満月と同じ、スタンバイから約2時間後のこと。
梅雨入り後三日。降雨予報60%のこの日
太陽はいちども雲に隠れることなく、日没の峠越えまで輝き続けていた。
コメント (0)

会津行
15日、16日と南会津へ。スポンサーのいない、湯治部独自の仕事、いや遊びとして。2002年夏の吐竜の滝行以来の試み。前日までの天気予報は15日が70%、16日は60%の降雨確率だった。行き先をHD900のテスト撮影をおこなった南会津に決めた以外は、何のあてもなかった。ただ、行くこと、行って今とは異なる空気を吸い、風景に触れること。そして温泉に入ること。それだけをテーマとした。天は、しかし笑うものなのである。な。

ある日 ふと手を止めて空を見あげる
真っ青な空に白い雲が浮かんでいる
雲は姿を変えながら
連なる山のかなたへと流れている
足もとには たんぽぽの綿帽子がそよいでいる
さわりと風が吹くと
綿帽子は身をよじり 真っ青な空に旅立つ 
たとえば それがすべてのはじまりだ
飢えを満たし 日々を潤すためだけにある
幾千もの夜と幾万もの昼の
果てしない繰り返しの どこかで
ある日 人はふと空を見上げて想うことになる

もしかしたらどこかに
はるかかなたの異境の地に
異なる時間の流れる場所に
いまあるすべてのこと以外にも
心踊らせ浮き立つような 何かがあるかもしれない…

そして人はある日
かりたてられる想いにその身をあずけ
はるかかなたへの一歩を踏みだす
ここではないどこかへ、と。
コメント (0)

ロケ後
18日午後6時 50thコンテ打合せ
17-18日 「SW」&「材」箱書き
19日 滋賀ロケハン
コメント (0)

順番メモ
1.50th アニメコンテ+全体進行ver2 11日夜 13日D2T 14日プレゼン
2.canon  70thラフプラン 12日夜か13日朝
3.komori planning_ver2 14日まとめ 15日朝までに凸版
4.15-16日南会津・桧枝岐ロケ
5.“木”ラフプラン 箱書き
6.“SW”ラフプラン 箱書き
コメント (0)

ハイビジョン特集「チェ・ゲバラ 遥(はる)かな旅」再放送
餃子の町往復を重ねたが、今日はやっと食べることができた。が、まずかった。ビルを出てすぐ井口さんに一報。むじなの置物のある川を渡り駅に向ったあたりで雨。小走りにモードで駅ビルに。うまくいったせいか、濡れてもまずくても、気分は昂ぶったままだった。行きの時間調整に使うカフェでタバコとコーヒー。渡辺も嬉しそうだった。東北の緑の風景をながめながら帰京。帰ってすぐ、BS2をON。ラスト近くだけを見ることができた。やっと。いいまとめ方だと思う。

  「ゲバラに誘われたら
   また、一緒に行きますか?」

この唐突な問いに40数年前に、チェと行動をともにした二人の老人がどう答えたか。これを見るだけでこの番組はかけがえのないものとなる。はず。それにしても、なんと素晴らしい表情を備えた男なのかと、あらためて。

  「何をなしたか、何を手に入れたかではなく
   どこに向って、なにに向って歩きつづけるのか」

戸井十月は、チェのメッセージを、こんなふうにくくってみせていた。ふつうなら赤面して笑いだすような空虚も、こと、あの男の残された写真を思い浮かべるとうなづかされる。時代とは、そういうものなのだと、思う。が。

それから数時間後。つまらないメールを巡って一騒動。怒ってはみても、暴言吐いたそばから、砂のように怒りが消えていく。どうでもいいか、そう思えてしまうのだ。たかがの世界に、“されど”は、ねえよ。な。
コメント (0)

森の物語
参考にしようと渡辺に頼みVHSを探してもらう。1994年作。1992年がリオのサミットだから、わりあいストレートな反映であることを確認。ガイダンスとしてよく出来ているので参照用にDVD化を頼む。あとは、EDSか。
コメント (0)

かろうじてクリアー。
なんとかまとめ上げたのが予定の15分オーバー。急いでプリントアウトしながらシャワー。レンタカーを借りてもらいぎりぎりまでコピー。飯田橋に着いたのが25分遅れ。出来ぐあいのこなれの悪さと遅刻とで、ほとんどガス欠状態。挨拶もそこそこに、プレゼン。ひと通り終わって相手を見れば、怒り心頭というほどでもない。なんとか今日のところはおだやかに席を立つことが。たぶん武士の情けもあったのだろう。切れのいい人だったから。次回を約束したので、次こそは充分に時間をかけ、納得いくものを書きたい。反省。
それから有栖川に。井口さんから音楽の説明を受ける。飯田橋でホッとしたこともあり、こちらはすべてOK気分に。帰りには聴いたばかりのメロディーの鼻歌まで出ていた。明後日、プレゼンに。最近ではいちばんたのしい仕事になりそうだ。ひさしぶりに名物餃子でも腹にいれてこようか。
真夏のような湿度。窓を全開にし、汗の中で夜を過ごす。今日は、いい気分だ。
明日7日は南会津ロケが一週間延期になったので、8日のGHプレゼン資料のまとめ、SWと木の話の箱書き、50thの原稿修正などを予定。
コメント (0)

空に、星。
清瀬からの帰りは1時間あまりで蒲田に。最短記録。コンビニでタバコと雑誌を買い戻る途中、空に一番星。いい一日になった。
コメント (0)

OCシーズン1のvol4-27★★★★★
DVDレンタル
シーズン1の最終話“絆”を観ながら、脱帽。
エピソードの途中、中だるみが続き、身も蓋もないような逸脱に飽きかけたが、最後までほぼ一気に観てしまえたのは、たぶんこの27番目のエピソードが待っていたから。まさかセスが、冒頭に登場しただけのあのヨットで、タヒチを目ざすエピローグに持ち込むとは、想像しようもない。ラストの数分で、その展開がかすかに感じ始められたとき、まさかな、と頭ふりながら頬抓る気分だったが、ほんと、恐れ入った。まっしぐらの展開ぶりに、こぼれる涙を拭うひまもなく、ボウゼンと見入るしかなかった。アメリカは、しかし底が深い。そういう感想以外に、コトバが見当たらない。軽重と浮薄を練り合わせただけのはずの脳天気な町の常軌を逸した物語も、手だれのライターにかかれば、ここまでの陰影を醸し出す。役者もまた、我が国とは百年の隔たりあり。ニッポンは、しかし哀しい国だなと、今夜はしみじみため息が出た。寝起きに読んだ朝刊の「徳育」教育の復活とかいう記事もいくらかは影響しているのか? それにつけても、おもしろかった。第1シーズンのエンディングを観た後で、第2シーズンを観たいとは、まったく思わない…。そういうつくりも、また、スゴイ。
夜更けに空を見上げたら、冴え冴えとした月が出ていた。そういうもんだ。
コメント (0)