2004年12月の記事


辻と七年ぶり
メリーチョコレートの取材に来たついでだと辻から連絡。
七年ぶりに会った。七年分の白髪が増えた他は、変わりなし。
3時間ほど喫茶店で、渡辺を交え話す。
しんみりしたり大笑いしたり
予想外だっただけに、愉しかった。

スリランカの未曾有の地震被害を聞きながら。
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♯3情熱の隠された場所★★★★
恋人よ第3話DVD

記憶していたよりも展開がスピーディなことに驚く。
幼い頃の「花の島」のイメージ、
愛永の不治の病の予兆など
もっと後に出てくると記憶していた
重要なシーンがあった。

続きは
積水ハウスの忘年会が終わったら。
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♯2私書箱恋愛★★★★★
続けて見ようとも思ったが
もったいなくて、一話だけに。

95年だから
9年、待ったことになるのだ。

野沢は
しかしなんというドラマチックなドラマを描いたのか、と
ディティルを追いながら切なくなる。
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幸福と報復★★★★★
ダグラス・ケネディ著/新潮文庫/上下巻

マッカーシズムの物語とすれば物足りなさはあるものの
愛の物語と考えれば、これは一級品である。
読みはじめてからラストページまで、文字通り休むまもなかった。
「どんづまり」「ビッグピクチャー」と、
ある意味ナンセンス小説のような趣を見せていながら
懐の深い物語作家であることをこの一冊で証明している。
トラベルライターだったというが、
そのノンフィクションも読んでみたい。
いや、ほんとうに、おどろかされた。
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♯1結婚一時間前の恋★★★★★
恋人よDVDはみごとな装丁の観音開き4枚組で届いた。
迷いつつ丁寧に封を切る。
パケージの上に小さな文字で
“野沢尚が愛した”不朽の秀作が蘇る-
と、一行。

ここでまず泣けた。

迷いながらDISK4を再生。
特別付録部分を見始める。
単なる番宣が一本ある他は
CXのみのドラマを中心にしたフィルモグラフィー2ページ。

これだけ。
唖然かつぼう然。
野沢がなめられているのか
制作部にはすでになんの権限も無いからなのか
信じられないようなチープさである。
喜多麗子も光野道夫も永山耕三もこれで
ほんとうに納得できているのだろうか。

ま、お台場らしい商売ではあるが。

気を取り直し一話だけ見ることに。
記憶通りに、一話は外れだった。
いかにもCXじゃねーか、と思わせる軽薄さで推移しながら
しかしさりげなくこのドラマが備える破天荒さを垣間見せてはいるのだ。
初回の演出は光野。おどろくほど凡庸である。
そののちの展開を知らなければ、たぶんここでやめたと思う。

オンエア中、おれは大森の小さな外科医院に入院し
切断され損なった足を撫でながら
このドラマをたいした期待もせずに
消灯後のベッドの上で見始めたのだ。

1995年の初秋。
“馬と祭り”の千葉ロケの途中、耐えられなくなって
渡辺に東京に送ってもらった。そしてそのまま即入院。
“馬と祭り”は演出を交代し、“ある秋の夏休み”は
車イスで六本木ロケに立ち会い、編集とMAに病院から通って仕上げた。
そんなことを思い出しながら第1話を見た。

展開は次回からだとわかっているので
もったいないので一話だけで今夜はやめておくことに。
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夢テアトル/2005のポイント
digitalJapanesqueの
“暮らし”あるいは“life”篇と位置づける。
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2004-2005schedule
1.夢テアトル2004秋篇バージョンアッププラン
2.SW免震vs耐震DVD/パイロット版
3.SW免震ビデオ/台本調整
4.SWtechnicalビデオ/台本調整
5.夢テアトル/2005映像企画書/新年提出
6.Fukushimaplanning/立春提出予定
7.日本郵船博物館/20分バージョン制作
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恋人よ
予約注文していたDVDボックスがAmazonから届いた。
パッケージのデザインが洒落ていて、しんみりさせられた。
途切れとぎれに借りたVHSで見てきたが
これでやっと通観できる。
ふりかえればここ十年でもっともすぐれた
テレビドラマだった、そんな感想が消えない。
さて、どうだろう。
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古河はやはり寒かった
予定に30分ほど遅れ古河着。
3時まで打ち合わせし
そのあと川田、相馬、長岡、渡辺の5人で
デニーズに。コーヒーを数杯追加しながら
方向性を探る。ラフな道筋が決まった。
現時点の対応としてはベストに近いかなと思う。
すっかり苦楽になり底冷えのはじまった古河から
長岡の運転で東京に戻った。
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ビッグ・ピクチャー★★★★★
ダグラス・ケネディ著/新潮文庫

webで探して手に入れただけのことあり。
まことに面白かった。
どうしてD・ケネディの数冊を読み逃せていられたのかと思う。
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滑稽と絶望。Lost In Translation★★★★★
『ヴァージン・スーサイズ』もなかなかだったが
ソフィア・コッポラは父親よりも才能が濃いのではないか。
東京も才能にかかれば、
なかなかに見ごたえある街ではないか。
善くも悪しくも…
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ひさしぶりに柿の葉寿司を
夕べは10時にダウン。
冬ソナの完全版がスタートするので愉しむつもりだったが
モウレツな眠気であえなく沈没。
目が覚めたら朝4時。
今日はもう少ししたら品川から奈良へ。
固有振動の模擬実験撮影。日帰り。

webで注文したD・ケネディの絶版文庫本2冊
昨日届いていた。amazon経由でweb古書店から。
丁寧に包装してあり新品同様だった。
下手をすれば送料の方が高くつくようなものでも
あちこち探し回る必要もなくじつに、便利。

ついでにoffice2004のアップグレード版をアップルストアで
EGWORDのアップグレード版をエルゴで注文。
年内配送OKというがありがたい。
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24third第17話-第20話★★★★★
なんという展開なのかと
あきれつつ見入ってしまった。
あと4話。
さてどう落とし前をつけるのか。
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クレイジーヘブン★
垣根はこんなにもつまらない小説を書くのかと、唖然。
去年から今年にかけてヒートアップしたように見えていたけど…。
これじゃ、単なるゲスじゃん。
媒体で書き分けたつもりなのか、どうか。
惜しいことではある。好漢自重すべし。
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件名: [japanesque:00077] 報告。
送信日時: 2004年 12月 18日 土曜日 2:01 AM
差出人: T.M 宛先:東京星菫派

   works5を作成中です。
   こんどはDVD2枚組。
   disk1は2001年から2004年まで
   disk2は1000年までをまとめたもの
   全作品を、ほぼフルバージョン収録したため
   各diskともしっかり2時間で、計4時間になりました。
   これまではVHSで配付したため
   それぞれ抄録となっていましたが、DVDのおかげで
   やっと見せたいカタチで見てもらえるようになりました。

   映像を提供していただいた
   クライアント、エージェンシー、プロダクション各位に
   この場を借りて感謝します。

   さらに
   作品づくりに関わっていただいた
   すべてのスタッフのみなさんに感謝を捧げます。

   
   これからも
   あきずに遊んでくださいね…


          2004.12.18未明  ましこ



works5 2001-2004は3部構成で
「2001年の仕事」「2002-3年の仕事」「2004年の仕事」としました。
今年の仕事に「東山魁夷美術館」も入れたかったけど
オープンが来年4月なので、これはあきらめました。
来年夏にアップグレード予定です。
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1. 水の惑星 ジ アース 2001年の仕事
JAPAN EXPO IN FUKUSHIMA 2001
-プレショー/メインショーの企画・演出-
●福島県/電通/電通テック

2. 日本をひらく。 2002-3年の仕事
日本郵船歴史博物館
-展示計画と映像の企画・演出-
●日本郵船/凸版印刷/トータルメディア開発研究所

3. 地震に動揺しない家。 2002-3年の仕事
-企画・演出-
●積水ハウス/電通/電通テック

4.わが町。秋篇 2004年の仕事
積水ハウス夢工場ウエルカムホール
-企画・演出- 
●積水ハウス/電通テック

5. digital Japanesque series 2004年の仕事
-パイロット版の企画・演出- 
●TSPengineering



works2000年までの主な仕事も3部構成とし
こちらは「art event」「business event」「museum」に分類しました。
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1. 世界は、キャバレーだった。art event
-西武美術館[マンレイ展]静止画HD- ●西武美術館/凸版印刷

2. THE POSTERS-ポスター芸術の誕生と行方-art event
-東京ステーションギャラリー[欧米のポスター100展]HD- ●凸版印刷

3. ある秋の夏休み business event
-エレクトロニクスショー100インチ 2面- ●三菱電機/アド・メルコ

4. ?と! business event
-コカコーラ見学者用100インチ- ●日本コカコーラ/テレビ朝日映像

5. 揺籃 museum
-トヨタ博物館9面マルチ- ●トヨタ自動車/空環計画研究所/電通テック

6. 曼荼羅 museum
-トヨタ博物館33面マルチ- ●トヨタ自動車/空環計画研究所/電通テック

7. 唐招提寺-鑑真和上と東山魁夷芸術-art event
-VR- ●唐招提寺/凸版印刷

8. 楽園の懸け橋 art event
-VR美術館“Gauguin”-●オリンパス工学/電通/電通テック

9. 彼方へ-コンピュータグラフィックスの誕生と現在-art event
-トッパンホールオープン記念”- ●凸版印刷
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「男はいちもつと頭を同時に働かせることはできない」
をテーマに、まことに抱腹絶倒かつ底冷えのするようなホラーストーリーを堪能。このあいだ、新作の《売り込み》がいけていたので旧作を手に入れたが、大正解。《幸福と報復》上下巻は手もとにあるので、版元で絶版だという《ビッグピクチャー》と《仕事くれ》をwebで注文したところ。

《どんづまり》★★★★★
ダグラス・ケネディ著/講談社刊
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7タイトルに決めた
worksの+1枚用にQuickTimemovieにしたものを
 渡辺から預かり、すべてpowerbookで見る。
 迷って、決めた。

   1.マン・レイ
   2.ポスターズ -その誕生と行方-
   3.?と!
   4.揺籃
   5.曼荼羅
   6.唐招提寺 -鑑真和上と東山魁夷芸術-
   7.彼方へ

 それぞれフルタイムにすることに。
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ザ・リスト★★★
上巻のノリが下巻では一気に下降。
 アメリカの出版事情に暗いせいもあるだろうか
 にしても、これは設定にムリがありすぎる?
 S・マルティニらしい中途半端さといえばそれまでだけど。
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準備稿12.14
昨日、打ち合わせをさぼったので
けさは5時に起きて準備稿にかかる。
一時間ほど前にアップ。
明日、奈良で会うというのでプリントして届けてもらうことに。
A3で25ページ。10.5MB
動きが重くて、手間どった。

関係ないが
きょうは12月14日。
討ち入りの日だった。
さて、どこに討ち入ってこようか…
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帰宅困難者
地震で家に帰れないひとを帰宅困難者というらしいけど
なんだかなあ。


朝日新聞の朝刊を読んで、びびる。
首都直下で地震が発生した場合、最悪で約1万3000人が死亡、建物の全壊や
焼失は80万棟を超え、帰宅困難者は1都3県で650万人に達する恐れがあること
が、政府・中央防災会議の専門調査会の被害想定でわかった。
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memo4千言万顔
●60"
前後左右ともわたしはワタシ
daily喜怒哀楽
世界が明日滅ぶとしたらどうしても言っておきたいこと
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memo3復活1000voices
●発語
合唱
オノマトペ
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memo2感/見/遊/net/うみ・の・やま/わたしたち
●live24+ブログ
きょうのあさ
きょうのそら
きょうのゆう
きょうのつき
きょうのほし
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DJ/F-05のためのmemo12.13
●たて
きのう・きょう・あした
●よこ
あなた・わたし・わたしたち
●ところ
うみ・の・やま
●地
七つの土地
●フックA
感・見・動・遊・伝
話・星・digital・net・道・宿・湯
●フックB
光と闇・明と暗(暝)・未来と歴史・温と寒
平と険・流(かわ)と滞(みずうみ)・湧(いずみ)と注(うみへ)
奔(たき)と静(大河)・萌と紅・緋(さくら/もも)と白(ゆき)
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再見と再発見。
渡辺がキャプチャーしてくれた《窓》を2回見た。
答えは、すべてここにあった。
やりたいこととあるべき道のカタチがつかめたと思う。
はやければ一月下旬、
おそくとも節分、立春には提案したい。

2週間余り閉じていた水路が
いっせいに開いた。
12月12日未明。
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アキハバラ@DEEP★
石田衣良著/文藝春秋刊
《ブルータワー》とほぼ同時期に書いていただけあって
同じ程度に中途半端が目立つ。
楳図かずおの超傑作マンガ《わたしは真吾》の
失敗したパロディのような凡庸さ。
石田は、この二年ほど急激に失速しつつある。
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コクヨ東京ショールームmemo
田中俊行designworks
http://www.kuu-kan.co.jp/design/design.htm
コクヨ東京ショールームより引用
http://www.kuu-kan.co.jp/design/kokuyo/kokuyo.htm



近年計画される建築の多くは、アトリウム空間を持つことによって多層のフロアを
連続した環境とする傾向にある。しかし、そうした各階の空間を連係させる機能を持たない
「コクヨ東京ショールーム」の建築、そのリニューアルにあたり、
アトリウム空間の代替として、5層にわたる階段ホールを利用した
縦方向のアートプロムナードを計画。
各階をつなぐ動線機能にとどまらず、スペース・アートによって連続した空間意識を持たせ、
各フロアをも巻き込んだサーキュレーションを生みだす。

そのソフトテーマとして掲げた、新しい文化・技術・世界とのJoint を意味する
Shake Hands=握手は、何世紀にもわたり世界の共通であり続けるむすびつきのシンボルであり、
抽象的な概念の中に交流・結合・共生などのメッセージとしての具体性を持ち、
そこから次世代のワークプレイスの方向性を示す。

リニューアルに際し、既存の建築内部のインテリア・ディスプレイ性から脱し、
本来の建築矩体をリアルに見せるスケルトンな素空間が、
簡素でストレートなステージ環境となって、オフィス家具の展示空間を形成する。   

情報発信の場となる1Fはギャラリー的空間として展開し、
交流と交感の場となる2F多目的スペースはニュートラルなホール空間として構成する。
3・4・5Fのオフィス関連フロアは、その中央部にパティオ的なStudio空間、
それに連なるスペースにはワークステーション、会議・応接セット、マネージメントなどの
コーディネーションを見せるShow空間とし、
それらをとりまく外環には、各コーディネーションのアセンブリーアイテムの集積展示を
倉庫的なLoft空間として設ける。
Studio空間、Show空間、Loft空間のそれぞれが内から外へ、
外から内へと連なるフロア構成とする。


各ゾーン構成をつなぐ主動線は通路ともいえる単純な構成をはかり、
各コーナーを見る展示動線と区分する。
それによって、主動線から各ゾーンへの興味、関心の選択性を高める。
各フロアのゾーンをくくる空間フレームの基本ユニットは、亜鉛メッキの型鋼で構成し、
それと対応する空間パーティションは木質素材の合板壁、床面の素材は木製フローリング、
展示ステージは植物繊維系の床材とチェッカー鉄板などを採用し、
“環境意識”のもと地球にもどせる自然系素材の活用をデザインテーマにしている。

●概要
事業・運営主体/コクヨ株式会社
プロデュース/田中俊行
所在地/港区港南1-8-35
展示設計/空環計画研究所
グラフィックアート/福田繁雄
完成年月/1997年11月
設計協力・展示施工/乃村工藝社、丹青社、エイムクリエイツ
クライアント/コクヨ株式会社
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トヨタ博物館2号館memo
田中俊行designworks
http://www.kuu-kan.co.jp/design/design.htm
トヨタ博物館1999より引用
http://www.kuu-kan.co.jp/design/toyota-n/n-toyota.htm

欧米に生まれ育てられた、エンジン工学とスタイリング美学が結晶した多様な車を展望し、
次にそれに学び造ることで、日本のモータリゼーションを進展させた技術と車を概観する
本館展示が辿る「文明史」のシナリオを受けて───、
トヨタ博物館・新館は、日本がどのように車文明を受容し、その後の近代化と都市化にとともにどのように生活意識を変容させていったのか、という「文化史」として捉えた、人と生活文化と車のかかわりを主題とする。

都会から起こった日本的なモータリゼーションの基本的なストーリーを軸に、
生活文化の近代化とその変遷の中で、何が車からおこっていたか、何が車を支えてきたか、
車の占めた役割を示しながら───、
走っていた車と都会史、車がリードした生活意識や生活感覚の文化史、使われた車と生活史といった「生活と車が溶け合って進化した二つの文化」をメイドインジャパンの時代が憧れ、つくってきたプロセスとともに展開する。

自動車──それは、人間の行動と渾然一体を成すMan Machineであることを基本に、
近代化の軌跡となって全ての時代的変遷を貫く「もの」は車であると捉え、
さらにそれぞれの時代の生活文化特性を示す物件「もの」とともに、
人と車の「文化展示」を実現させる。

そうした「生活文化」のストーリーを、くらしの「再現展示」としてではなく、
車を含む自分史の記憶としての「もの」、生活や時代の実証としての「もの」、
社会の事項をとどめた「もの」、それらの関連性や意味性を構造的に集積する構成、
いわば車文化の記憶や生活文化の痕跡を形に表している「もの」と「もの」と「もの」との
インスタレーション(空間構成)で示す。

それによって、近代化していく生活意識や生活感覚を車文化のつらなりとともに
体感させる人と車の「文化展示」として明らかにする。
さらに、こうした生活と車の二つの「文化展示」の意図を直截に空間構成するにあたって
「車」プロムナードと「生活」ギャラリーとして明確に区分し、
「生活と車が溶け合って進化する二つの文化」の体系について、
「国産」から「マイカー」そして「多様化」へと夢を実現していった実車とともに、
見る人それぞれにイマジネーションを促す展示体験を展開した。

●概要
事業・運営主体/トヨタ博物館
プロデュース/田中俊行
所在地/愛知県長久手町
展示設計・映像企画/(株)空環計画研究所
設計協力・/示施工/(株)乃村工藝社
完成年月/1999年4月
映像制作/(株)電通テック
クライアント/トヨタ自動車株式会社
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「明日のことはわからない」とうそぶいてはみたが
なんといえばいいのか。

乗らないのだ。
イヤなのではなく、面倒くさい。
机の上に資料をひろげ、さてと思うと
とたんに「あ、やだ。」
と水のように気分が流れ出す。

ここではない何処かへ…
ではなく
とにかくこれではない何か楽しいことへ…と。

で、放り出す。
「明日のことはわからない」とうそぶきながら。

考えてみれば
これが段落ということなのだろう。
半年ちかくぶっ通しで走った後遺症。
ランナーズハイは、ゴールしちゃえば
ただの燃えつき症候群である。
酒を飲む癖があったら
まちがいなく流行り歌のような歳末になっていた。
似たようなものではあるが。

タリーズでコーヒーを飲みながら
渡辺とこのあとの展開について話す。
乗らないことについてはそれなりに
気になることを優先させよう、ということに。
そんなわけでworksである。
根拠と予兆としてのworksである。
で、渡辺は凸版、TSP、電通テックなどへ。

おれは泣く泣くデスクトップに向かうことに。
気が晴れることに向かうための始末にかかる。
実験だの検証だの「当社では」などの
夜郎自大なお仕事の世界にしばし雪隠詰め。

師走である。
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《売り込み》★★★★★
ダグラス・ケネディ著/新潮文庫

探していたN・パターソンが一冊も見つからず
平台の新刊文庫をぼんやりと眺めていたら
アホのようなタイトルと
出来の悪いデザインの表紙が妙に目に入った。
「悪夢路線完全復活」という帯のひとことと
新潮社にしてはここしばらく見なかったような
下品なタイトルと装丁のセンスのインパクトが強く
怖いもの見たさでそのままレジへ。

つなぎにと思い読み始めたら
これが止まらず。
ひさしぶりにノンストップで朝まで。
なんともはちゃめちゃな展開で
筋の組かたも大ざっぱすぎ
厚みのあるシノプシスふうなのに
600ページ余りを一気である。

「悪夢路線完全復活」とあるからには
探せばまたまだ書いているようだ
いや、愉しめた。


原題は「LOSING IT」
日本語タイトルだと「売り込み」
翻訳の中川聖がゲスなのか
新潮社の文庫担当編集者がズレているのか
呆れたものだな。
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memo「欧米のポスター100」
メセナ大賞 1996
 
メセナ国際賞
凸版印刷株式会社
「「欧米のポスター100」復刻事業」
●……活動内容

戦後日本のポスターは欧米のポスターの大きな影響を受けて開花した。その影響はグラフィックデザインだけにとどまらず、芸術性、思想性、社会性をも含む「ポスター文化」全般にわたるものであった。この欧米のポスター文化への感謝の思いをこめて、凸版印刷(株)では、1995年、創立95周年を迎えたのを機に、欧米の代表的なポスターを100点選定し復刻した。選定はアメリカのミルトン・グレイザー、スティーブン・ヘラー、フランスのアラン・ヴェイユの3氏が行い、亀倉雄策氏が監修した。 復刻したポスターは国内外200の美術館、教育機関等に寄贈した。

このように広く世界に鑑賞の場を確立し、国際的な文化交流の一助となった点が高く評価され、今回の授賞となった。
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唐招提寺展 国宝 鑑真和上像と盧舎那仏
2005年1月12日(水)〜3月6日(日)
会  場
東京国立博物館 平成館 (上野公園)
開館時間
9:30〜17:00
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それにしても
なんという間の抜けた陽気なのか。
夕方のニュースで、菜の花便りをやっていた。
三日前には北関東で福寿草が咲いたとも。
十二月になっても台風は来るし、
夏だけではない、いっきにニッポンが変わったようだ。
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worksの予定リスト
楽園の掛け橋
揺籃
曼荼羅
ポスターズ
cg2000彼方へ…
唐招提寺-鑑真和上と東山魁夷芸術
水の惑星ジアース
日本郵船博物館
わが町(夢工場)
DigitalJapanesqueseries/パイロット版
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人に中った。
きのう久しぶりに病院に行ったら
なんだかひどく疲れ、夕方からベッドに。
そのまま今朝まで眠り呆けた。

夕方、渡辺と会い
SHの打ち合わせ内容を確認。

worksの件、
潟分校の件は来週中に済ますことにする。
渡辺に秋田と福島をまわってもらう予定。
場合によったらいわきにも。
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taxi3★
DVDレンタル
番宣は面白いのに
なかみはほんとうにしみじみつまらなかった。
シリーズ化して失敗の典型例だろう。
2はそれなりだったのに
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レディキラー★★★
DVDレンタル
トム・ハンクスをそんなに好きじゃないが
彼はいつもそれなりの映画に主演するもんだな、
と、妙なところで感心させられる。
いまごろどうしてこんなモノを映画にしたのかと
最後まで疑問に思いながら、しっかり見ていた。
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死刑判決★★★★★
スコット・トゥロー著/講談社文庫/上下巻

トゥローの法定ものシリーズ中、ピカイチ。
800ページ近いストーリーを一気に読まされた。

四人の主要な登場人物が織りなすドラマは
メインストリームの法廷闘争を離れても
十分に読みごたえあり。
ここまで深いと、謎解きより
そっちの興味が強くなる。
コクのあるいい小説だった。

原題はreversible errors。
法律用語で“破棄事由となる誤り”
訳者の意訳では“取り返しのつく間違い”。
ま、たしかにこのタイトルでは
ストーリーのかなり早い段階で行き先が見えてしまう
ということはあるだろうが、
だからといって読み手の興が削がれるというほどではない。
いずれにしても“死刑判決”はないのではないか。
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24part3第8巻★★★★★
DVDレンタル
第15話と16話。

その1日がはじめられてからわずか16時間の間に
生起し消えていった事件と出来事を考えると
頭がクラクラする。

それにしてもNはほんとうに死んだのか?

あと二週間の飢餓が続く。
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バックアップ
東京星菫派敬白。2004.2.29

ある日
ふと手を止めて空を見あげる

真っ青な空に白い雲が浮かんでいる
雲は姿を変えながら
連なる山のかなたへと流れている

足もとには
たんぽぽの綿帽子がそよいでいる
さわりと風が吹くと
綿帽子は身をよじり
ふわりと真っ青な空に旅立つ

たとえば
それがすべてのはじまりだ

飢えを満たし
日々を潤すためだけにある
幾千もの夜と幾万もの昼の
果てしない繰り返しの
どこかである日
人はふと空を見上げて想うことになる

もしかしたらどこかに
はるかかなたの異境の地に
異なる時間の流れる場所に

いまあるすべてのこと以外にも
心踊らせ浮き立つような
何かがあるかもしれない…

そして人はある日
かりたてられる想いにその身をあずけ
はるかかなたへの一歩を踏みだす

ここではないどこかへ、と。

このある日とは
2001年7月6日

場所は
福島県むじなの森

時刻は

森の上に巨大な虹のかかった夕暮れ


…ま、そういうことだ。
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蒼煌★★★
黒川博行著/文芸春秋刊

どのあたりまでが現実なのか
リーダビリティあるも共感なしに最後まで。
《国境》のあの妙な気配はどこにも見当たらず。
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24part3第7巻★★★★★
13話+14話
目まぐるしすぎるが
ま、いいじゃないの。

それにしても赤ん坊の父親が…とはね。
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カレンダーガールズ★★★
途中まで面白かったが
だんだん気持ち悪くなってきた。
いくらなんでもおばさんすぎる。
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わがロードス島。
確かなコトがあったわけではない。
ただ、かすかに動き出す潮の流れを感じたのだ。
ほぼ一年ぶりに会った人たちなのか
発せられた脈絡のないコトバなのか
受容の笑みなのか。
そのいずれでも無かったのか。
確かなのは
ほんの少したけ寒さを感じさせる夜風にあたりな
アキハバラから戻る渡辺を
駐車場で待っているときに
ここがロードスだ、
そう思った。
21日に古河に行き10分版をスタッフとともに見た
翼22日にダウンして9日間。
どこにも出ずに蟄居していた。
パストラルの駐車場でも
気が乗らないから出るのをやめたいと
渡辺に駄々をこね
まあそう言わずにと背中をおされ出席した。
三年前の秋に出席してから四度目になる。
三回続けて、次こそはと言い続け
どのコトバもカタチを結ばぬままに過ぎていたから。
にもかかわらず、
何をというわけではない。
あの場所に、
折りにふれ思い浮かべ再びを期してきた
あの特別な場所へ
踏み出せと、
誰かに、何かに告げられている…
そんな思いに満ちた夜となった。
2004年11月30日午後7時から8時。
虎ノ門パストラルでの一時間。
ロードス島の所在を掴んだ。
そう自覚できた記念すべき夜として
記憶しておくために。
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