2006年06月の記事


銀座
でAと話す。潰されそうになっているのを見ていたら何も言う気がなくなった。コーヒーを飲み、タバコを数本灰にし、握手をして別れた。昼の暑さが嘘のように夕風が気持ちよかった。
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気分直しに
5月につくった新夏-秋篇をwebに公開。未完だがスジのいい仕上がりが見えていた。後、数カット追撮できれば文句無しだった。このままお蔵にしておくのも厭きたので。すこし気晴らしとなった。ついでに里山ゾーンのテスト撮影も公開。あれもこれもやろうとしたことはすべてオープンにし、首洗って撤収待ちとしたい。Japanesqueがあるんだもの。
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胸くそ
の悪くなるとは、こういうことなのかと、今日の地下スタジオの出来事を振り返った。スジの悪さが目立ってはいた。見場の悪いことばかりが続くものだなと呆れる想いもあった。それにしても、あそこまでひどいとは…。バカを通り越して、ひたすら見苦しい。そういう糞のような時間が過ぎていった。仕事をさせている、金を払っているということがありありと丸見えになる田舎臭さに、立ち会いながら呆然とする他になかった。前の晩に“れん”で過ごした2時間が奇蹟の時間に見えてくる。糞とそのまわりの有象無象。いずれも糞の類いである。J醜女の深情けというのは違うのか、この場合。
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六本木“れん”
で長岡の壮行?会。ふしぎな夜で、谷口、有本、佐藤、前山まで顔を出し、なんだか部室のような雰囲気になった。午前中は凸版。昼からはスタジオで撮影。夜は撮影部と。気分が乗ったので、戻ってから2002年春の夜桜をつなぐ。この桜吹雪をHDで見せられると思うと、しびれる。長岡は明日28日から2週間近くブルターニュへ。
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No.88からNo.92まで5タイトルに森を分けた
夏至21日にブナ平で撮った素材を5タイトルに切り分けた。
No.88森の気配
No.89春蝉しぐれ
No.90early in summer
No.91森の母
No.92森の声
近いうちに2年前の秋田の秋のブナ林と合わせてみたい。

桜/若草山
滝/不動
森/ブナ林

少なくとも3つの「季節ワープ」ができる。
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ピアノの森第1巻★★★
一色まこと著/講談社刊
まだ一巻目だが、続けて読めそうだ。
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原宿団地物語★
ヒキタクニオ著/徳間書店
もっとしっかり書き込めばそれなりに陰影の出た短編もあるのに、やけに流した仕事ぶりでしらけた。短編連作の連載というのは、小説にとって癌のようなものだ。少なくとも単行本にまとめるときに、ムダを省くくらいの姿勢はほしい。毎回毎回、道化役の登場人物の背景紹介が出てくるのは字数稼ぎとしか思えず。徳間とはいえ、小説なのだからまじめにやれよ。
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シネマ・シネマ・シネマ★★
梁石日著/光文社
「血と骨」の虚仮威しもつまらなかったが、輪をかけてつまらない。途中で身辺雑記かとしらけた。素材となった現実が妙に透けて見え、それが最後まで読まされた理由となった、というお粗末。出版業界は、なぜかこうした世界に弱い。意味を見つけ過ぎてしまうのだ。
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ソプラノズ4シーズン第1話ー第13話★★★★★
DVD
テーマは“婚姻”。web評を見るといろいろ書かれてはいるが、抜群にオモシロイ。第4シーズン13作もまた。トニーの暴力的側面が前面に出てきているので、次ぎのシーズンで終わらせるつもりなのかとも思う。
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LOST第1話ー第6話★★★★
DVDレンタル
オモシロイが、不時着した島という制約が単調。不時着前の時間をフラッシュバックすることでしのごうとするのだが、時間配分が悪く中途半端感が否めない。非常に期待を煽られていた反動もあるか。次のリリースが楽しみではあるが。
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étude87What A Wonderful World6.21アップ
利根川土手の夕焼けをつなぐ。
ハワイロケの時に仕入れた現地のコンテンポラリーハワイアンから1曲仮あてし、風のササヤンカ村を添えた。ひとねむりしたらブナ林ロケ。
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ロズウェルなんか知らない★★★★★
篠田節子著/講談社刊
面白かった。気の利いた局が手を出してもいいし、ローカルが自主製作して、それ自体を町おこしムーブメントに仕立て上げてもいい。丁寧に20回くらいでつくればボディブローのような反響になるような気もする。
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讃歌★★★★
篠田節子著/朝日新聞社刊
面白いけど、どこか筆足らずの印象あり。
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24season5第一話
DVDしレンタル
プリズン・ブレークのVOK7のおまけ。毎度のこととはいいながら、意外すぎね展開にしみじみ驚いた。
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プリズン・ブレーク第11-13話
DVDレンタル 激しく面白かった。が、残りは12月にリリースというのは、なんだかね。口惜しい。見なきゃよかった。
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湖畔の月光
八幡平山頂の夕暮れと田沢湖の月光をつなぎ、菊池さんの笛「月光」をあてる。2004年8月ロケハン素材から。étudeNo.86。
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たったひとりのおんなのために
再開。
http://web.mac.com/torum_3/iWeb/site/Blog/2866E1A5-822B-4F24-A849-E8FFFA3E3C
13.html
新しい素材からとも思ったが、気合いを漲らせるために、「情」から入る。
素材撮影:田沢湖畔トンボのホテル
仮あて音源:1991光の日本エンディング前半
タイトルは福島さんの

 「たったひとりの女のために赤々と灯しつづけてきたるカンテラ」

から借用。
どこにでもある見逃せばただ過ぎていくだけの光景が
ふと気づいてみれば、
その一瞬だけ存在する幻の女のように思えることもある。
ただの海じゃん。ふつーの空じゃん。夕日じゃん…
その通りなのだ。すべてはただの風景で
すべてはただの女で男で
いとしいひとでものでことでも、ある。
意味など、どこにもない。
そして意味は無限に、存在する。
表現されるるモノは
いつどんなときでも弱った心や痛んだ魂のためにだけ有用である。
明るく元気でなに不自由なく不安も抱えずに生きているとき
表現されるものは、ことごとく無用である。
想像は、不要である。ただひたすら生きることを愉しめばいい。
と、ぼくは思います。
Japanesqueって何?
という問いに、答えるとすればそういうことかな。

ちなみに福島さんはこんな歌も書いている。

  「風孕み落ちゆくまでの一瞬をわれらはわれを愛すほかなく」風に献ずより



以下撮影直後のメーリングから引用++++++++++++++++++++++++++++++++
件名: [yumekoujou:00075] 第1回目のロケハン / ロケ報告
送信日時: 2004年 8月 4日 水曜日 0:28 AM
差出人: Toru Mashiko
成功を確信しつつ、ロケハン/ロケぶじに戻りました。
一昨日、炎天下の川に入って撮影するスタッフの下流で
素裸になり水ごりをしロケ成功祈願をひとり敢行した、マシコです。
(じつは、あまりの暑さというか熱さに水浴びをしていた。
二十年ぶりぐらいかな、川泳ぎをしたのは)
本番は9日に東京を出発。10日、11日、12日と決定しました。
素晴らしいシーンになると思います。

なお1日から3日までのロケハン/ロケでは
深山に昇る満月と山間の湖に浮かぶ十六夜の月、ニケ
山頂と湖の夕日と夕焼け、ニケ
見たらそこで泳ぎたくなるような美しい流れの川、数ヶ
見たらそこでこころとカラダを休めたくなるような森の湖畔、一ヶ
思わず吸い込まれそうになるふしぎな水の流れ、数ヶ
「夏ッ!」と叫びたくなるような緑の草原と真っ青な空と白い雲 数ヶ
背丈より高い葭原を吹きすぎる夏の風と夏雲の影、一ヶ
…など、
「おっ、これぞまさしく夏休み」と膝を打ちたくなるような
愛と正義に満ちた凛々しい「日本の夏休み」原風景を映像に収めました。

この正調・日本の夏が、
どんなふうに作品に取り入れられていくことになるか
お盆前には、最初の答えが出るはず。
制作スタッフは、9日の東京出発に向けて
さっそく明日から準備に入りますので、お盆休み明けの
吉報第1弾をお楽しみに…



東京星菫派blog
http://japanesque-mc.blogspot.com/
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3日と少し
14日の午前1時過ぎから経ったのだ。なにものかだっともなんでもなかったとも、どうにでもとれることに気づいたのはいつだったか。つのるようなつのらねばとあがいたような。それもさだかではない。数えることに厭きたりこだわったり。わかろうとしてわからなさが深まるばかりだ。
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緋牡丹博徒お命戴きます★★★★★
DVD加藤泰昭和46年
シリーズ第7弾
最後の殴り込みで簪を取った後、結い上げてあった髪がはらりとほどけてからの凄絶な美しさは見ごたえあり。すっかり忘れていたが、この巻でのお竜は助っ人なし。たった独りで思いを寄せていた男のために殴り込む。時代としか言いようもないが。
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赤い月を見た
古河往復。帰りの湾岸に入ったところで出はなの月。赤い巨大な月だった。むかしトロントで眺めた赤い満月を思い出す。どこかで完全に醒めてしまっている。深入りし過ぎたな、そういう思いが濃い。“ひとは家に帰ってゆく”…ほんとうにそうなのだろうか。
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SHMプレゼンアップ
仮眠のつもりで横になったら朝。爆睡した。ひさしぶりのオープンロケで疲れたのか、徹夜でワールドカップ観てたからか、ま、よく眠った。朝飯を食べてとりかかる。ちよっとズラシながら組み立てた。いいプレゼンになるだろう。
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夕寝6時間爆睡
7時過ぎまで熟睡。昼寝のつもりが6時間。おかげでひさしぶりにアタマがすっきりした。できりゃ今朝がこんな状態だったら、とは思うが。
近くのカフェで渡辺と会い、かんたんな打合せ。戻って姉役の名前を古河にメール。服部からonlyyouコンサートイメージなどが届いたので、コンサートスケッチのみ古河に転送。なかなかの雰囲気になっていた。明日は6時過ぎに起き、広尾のロケ現場へ。午後は南青山。なんだかお上りさんツアーのようなロケ日程。
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何時からが昼寝になるのだろうか
なんとか強引に書き上げ送った。企画案というよりsynopsis。予算さえあれば、やってもいいな、というところまではいけた。ま、折り合わないだろうな、とは思いながら…
額と首筋に冷えピタ二枚貼り付けコーヒー4杯。ドーナツ3ヶ。タバコたくさん。ま、ひさしぶりに早朝起きで約束の10分前に送ることができたのだから、よしとしよう。これから寝ると昼寝になるのか?
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キッチン南海、サボール
凸版の帰りに神田に回りひさしぶりに南海のカツカレーを食べ、サボールでコーヒーを飲んだ。桑田さん、渡辺と。それから桑田さんを送って戻る。飯田橋、神田と高校時代気分に束の間。戻ってカゼグスリを飲み、ぼんやりしたままニッポン-オーストラリア戦を観る。負けるときにも負け方というものがあるだろうに、と未消化な気分のままベッドに。4時前に目覚ましで起きた。シャワーを浴び、コーヒーを淹れた。タバコを吸う間、ゆうべのテレビを振り返った。ニッポンは、まずあの汚らしい青いユニフォームをなんとかできないのだろうか。黄色い肌とくすんだ汚い青が、まったく似合っていなくて貧相さを際立たせる。ヨーロッパでの開催のせいか、この国はサッカーがまったく似合わねえのだなと、1点リードしている80分間苛立ちっ放しだった。同点は観たまんま。ま、こんなもんだろうと思った途端に次を入れられていた。さらにまた1点も。凡庸なゲーム展開が、あっというまにドラマになった。ま、それも凡庸とも言えるが。敗戦の弁は、それにしても小学生のようだった。選手も川本も。なにか根底的に追いつけねえのだろうな、という感じがあった。アタマの悪い子どものようだった。観客席にいつまでも残っている青いユニフォームを着た日本人が、一様にうっとうしい顔をしていたな、というのが最後に感じたこと。もともと好きでもないサッカーを観たのが失敗だった。
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ペダルの向こうへ★★★★
池永陽著/光文社刊
池永らしいとしかいいようがない。各エピソードに倍の長さを使っていれば、面白さも倍増しただろうが、読み切りを前提とした雑誌連載の弊害としかいいようがない。同じ連載でも、「分載」にもちこめるかどうか作家の勢いなのか編集者の力量なのか。

昨日から発熱。カゼ?ぼーっとした頭のまま仕事が手につかず、テレビと軽い小説で過ごした。午前中までに提出予定の企画、あきらめる。熱が下がらないとプランになりそうもない。下調べまでは順調だったが…
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毎日かあさん3★★★★★
西原理恵子著/毎日新聞社
あいかわらずたいした才能である。
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メモ6.10
暗夜絶叫コンサート+天文台
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ある符合
 そのひとは夕べの鐘のやるせない哀傷 風に吹かれる牡丹
          -わがひとに、もしくは藤純子に-福島泰樹“晩秋挽歌”


吉祥寺から戻った渡辺にクルマの中で、これだけでも見ませんかと渡されたSONY-HDVの小さな液晶にあらわれた福島泰樹のアップの冒頭で絶叫していたのが、この歌だった。若いピアニスト川口の演奏を観たくてなんとか曼荼羅に同行したかったが、頭に入れないと間に合いそうもない資料を前にあきらめた。様子を渡辺から聞ければと思ってはいたが、ムービーをまわしてきてくれるとは予想していなかった。渡辺は、川口が出たシーンを見せてくれようとしたのだが、たまたま画面に映ったのが冒頭の一首だったのだ。晩秋挽歌に載った-わがひとに、もしくは藤純子に-その二の第一首。耳にした途端、稲妻にあったような気分になった。はじめて福島さんの歌集を買ったのが“晩秋挽歌”だった。まだ妻に寄食して川べりのアパートで暮らしていた二十代の真ん中の頃。塚本邦雄の“詞華栄頌”で福島泰樹を知ってから、はじめて手に入れた記念の一冊。色褪せた“詞華栄頌”には加藤賢明から届いた村上一郎の自死について書かれた75年3月31日の消印のあるハガキとカラカラに乾いたもみじが二葉はさまれていた。たまたまゆうべ、急に藤純子の緋牡丹博徒が観たくなり、DVDを二枚続けて観たばかりだった。いずれも加藤泰の撮ったもの。「花札勝負/昭和44年2月公開」と「お竜参上/昭和45年3月公開」。匂うように美しく凛々しく切なかった“お竜さん”をときどき無性に観たくなる。夕べが、そんな夜だった。どうということのない符合にすぎないとはいえ、感じるところもあり。


    機動隊よそこに尿するなかれ昨日おれがオフェリア抱いたところ

はじめて読んだ福島泰樹の歌である。塚本邦雄の“詞華栄頌”74p「奔馬-福島泰樹」とタイトルのある2ページばかりのオマージュに、この歌が引かれていた。そして塚本はこんなふうにしめくくる。

  「これらの作品の背後には哄笑がひびいている。世界の悲劇を己が悲劇として
  ではなく己が小世界の悲喜劇を日本の悲劇であるかに深刻化して死ぬの生きる
  のと騒ぐ事大主義など泰樹には全く無い。唇を噛んだ歯で酒瓶の栓を剥ぎ、
  法華三昧会をするくらいの器量がある。その野放図な生命力と、昨日抱いた
  オフェリアの屍骸に泰山木の一花置いて口笛と共に去る諧謔あってこその
  [青春]であろう。あってほしい翹望が、それこそ私の泰樹を選んだ
  不条理の源ではなかったか」

と。
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ナノテクノロジー資料
一通り、精読。丁寧にフォローしてあり概括するのにちょうど良かった。91年の「半導体の深化と拡大」で発表されたばかりのカーボンナノチューブのエピソードを挿入したことがある。他社の研究技術で海山の知れないものだったが、よく掴みましたねと当時の中央研究所所長が笑いながら快諾してくれた。もらった資料を読みながら、あのXファイル案件のようなCNTが、主要技術としてさまざまに応用されているのを知り、ちょっと感動。概観はできたが、しかし深い。さてどういう角度で切り込めばいいか。与えられた時間を考えると、まずは切り口勝負にならざるを得ない。その切り口で、どんな口を開かせるか。一晩おいて、明日一気にチャレンジしてみることにする。Japanesqueのブレークタイムとしてほぼ一週間。古河、新宿、六本木でそれぞれ企画のツメと準備、ほかにいまとりかかった企画を引き受けた。大きな気分転換になれば、と目論んだが、資料を精読してみて、その効果は大きかったことを確認。結果はともかく、そのこと自体が成果だろう。
渡辺は吉祥寺曼荼羅の短歌絶叫ライブに急遽、この間から考えている福島泰樹70-80年代歌集のDVDシリーズ化の話をふくめ、挨拶を兼ねて向った。今日10日が彼の誕生日でもあり、なにか新しい話を進めるにはいいきっかけにもなるだろう。Japanesqueは渡辺を代表として正式に発足させるメディアサーカスが中心になる。倉持さん、長岡さん、鈴木さんも発起人に加えるつもり。関東もやっと梅雨入り宣言となったことだし、先に進めるにはいいタイミングだと思う。
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ワールドカップ開幕式
セレモニーラストの歌がとてもよかった。その後、第1試合をライブで見始めたが、2-1までいって厭きた。
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緋牡丹博徒[お竜参上]★★★★
Amazon/DVD/シリーズ第6作/加藤泰監督
それにしても加藤泰、あらためてローアングルと静止へのこだわりは凄い。成功とイマイチが相半ばしてはいるが。当時いちばん評判の良かった6作目だが、やはり菅原文太がやぼったい。へたくそ過ぎる。そぐわない。しかし東映はプライス設定が高すぎる。頭がおかしいとしか思えない。
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プリズン・ブレーク第9-10話
DVDレンタル
それにしてもTSUTAYA。小刻みにセコイ商売してないで、もう少しまとめた出すことはできないのか。こざかしい“販売戦略”が鼻につきすぎ、苛立たしい。きちんとしたマーケットデータがあってのことなのかどうか。
それはおいておいて、オモシロイ!
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旅のいろ★★★★★
北方謙三著/講談社
帯の“衝撃の官能ハードボイルド”という惹句には笑ったが、中味は濃厚。北方は、乗り切っている。さすが続・水滸伝に進もうとするだけあり。
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六本木で打合せ
一件目は「オンリーユー」プランのイメージコンテとシステム概要。二件目はβシステムHD改定編集の事前作業内容について。いずれもTSP第2と周辺で。渡辺が小山に下見に行った内容も合わせてチェック。かんりのものだったとか。肌寒いというより、寒い。今年はほんとうにおかしな気候が続いている。
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プリズン・ブレイク第7話ー8話
DVDレンタル
やや中だるみになりつつあるが、ま、楽しめた。
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歳月もまた。
イメージサイエンスの担当プロデューサーから企画メモが届いた。オリエンをきちんとかみ砕き、何をどうしたいと考えているのかがはっきりと明示された、とてもいいメモだった。面談したときの様子からも充分に向かおうとしている世界が感じられた。若いけど、イメージはいいスタッフを育てている、ひさしぶりにつきあってそう思えた。そう感じられたことが、ちょっと嬉しかった。おれにすれば学校のようなものでもあったから…。週末、本気で取り組むことに決める。ひさしぶりに燃えられそうだ。
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東京夕日とThe Beatles
湾岸を移動中、渡辺にうながされ西を見たらきれいな夕日。五年近く前の夏の終わり、直撃した台風が一過した直後の夕景を撮ったのとほぼ同じ場所。今日は富士山は見えなかったけど、大川端ならではのいかにも“東京”らしい風景で、気持が和んだ。
築地に回り、川田と約30分情報交換を立ち話で。展開がはじまったことを確認しあう。
それから銀座へ。ソニービルのイベント告知がThe Beatles来日40周年だと知り、メーリングでナガオカとフクダさんに知らせる。このときナガオカは2歳だったらしい。
路地を入ったところにある稲庭うどん屋へ。老舗らしいが目配りの悪い店で、ちょっと苛立つ。例のセクハラ問題の顛末を知らせ、アドバイスをもらう。明日の2つの打合せに備えスタンバイをはじめる。

立川はCGオンリーとなりそう。仕上げがどうなるのか不明。週明け飯田橋で詰めることに。気重になりかけていたので、これは“朗報”とする。

お台場案件については相談したところ、NEがらみ、配給など、やはり予想通りスジの悪い仕事を覚悟した方がいいとサジェスチョンされる。ま、それはともあれ、気分転換にはなるだろう。

ジャパネスクのブレークタイムを10日間はとりたい。来週半ばまで、頭から離しておくこと。
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過ぎ去った“風景”
冷めたというより、過ぎ去ったというほうが正確なのだろう。血も肉もない乾いた風景のように遠い。昨日の夜の2時間ほどの“夕寝”というか宵寝の後、先鋭に自覚した。
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ゆらゆら橋から★★★★
池永陽著/集英社
後半が、どうかなとは思わないでもないが、ま、よかった。
第三話までだったら、傑作。
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苦笑しつつ、白旗。
午後早い時間に蒲田に戻り、夕暮れまで休息。頭の芯が睡眠不足なのに眠るには早過ぎたので近くのカフェに小説を持って。気がついたら半分近くまで読んでいた。明日の立川が消えたこともあり解放気分。帰って飯を食い2時間ほど夕寝。それから残りを読んだ。二日ほど頭を占めていた懸案が霧消していた。正確には2日間ではなく5日ほどになるか。霧消というより、正確には溶暗。もっと丁寧に書けばフェードアウト(白へ)。という感覚。掻き立てようと努めても指の間からバラバラとこぼれ落ちてて行ってしまう。留めようがない。そういう気分を回復しきれなかった。重ねようがないのだ、というのがどうしようもない“真実”、としか言いようがない。で、白旗を揚げた。苦笑とともに。
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今ここにいるぼくらは★★★★★
川端裕人著/集英社
昨年出て気になっていたが、やっと手に取れた。川端の小説の中では既読中のベスト。「川・少年小説」という帯のコピーはおかしかったけど、とても上質な「成長物語」。
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お近くで蛍を見かけたら、 役場までお知らせください
という案内を読んで笑った。長野県辰野町の町役場のホームページ。
http://www.town.tatsuno.nagano.jp/hotaru/hassei-t/index.html
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新宿南青山六本木
新宿でロケ打合せのあと、ねぎしで昼飯を食べ別れる。相馬さんと会い、昨日の件を報告。子役の写真を受け取る。それから六本木へ。ひさしぶりにイメージサイエンスに顔を出す。打合せの後、帰ろうとしたところで伊藤さん、小林イチローとばったり。顔を出すことにして、よかった。気になっていたので。
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古河
11時に東京駅丸の内北口で桑田さんをピックアップ。古河へ。
予定通り3時前にSHM打合せが終わり、現場事務所へ。
5時半まで歓談。
芳流に寄ってソバを腹にいれ、桑田さんを送って蒲田に。21時30分。
眠っていなかったが、いい気晴らしになった。
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でいごの花の下に★★★★★
池永陽著/集英社
池永もまた、奇妙な作家ではある。あいかわらず。
偶然、沖縄を舞台にした小説が続いた。
そして偶然、2冊とも書き下ろしだった。
いずれも以前に買って放っておいたもの。

ひさしぶりに小説を読んだ。
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遠くて浅い海★★★★★
ヒキタクニオ著/文芸春秋
鮮烈としか言いようがない。まことに不思議な小説家である。堪能。
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80タイトル目は“うみゆかば”
とした。
犬吠埼の岩場から撮った沖を行き交うカモメと貨客船。
2003年春三月の晴れわたった昼前の光景。
いくらかセンチメンタルな気分あり。
三月二十八日からちょうど67日目。
約2週間を残し、“80日間世界一周”達成となった。

ま、乾杯である。
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若草山の鹿
鹿のシルエットがこんなにステキだとは思わなかった。
呼びかけた側にも呼びかけられた側にも見えた。
ため息が出そうな、救い。そういうカット。
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タガが外れた
とはじっさいのところどんな塩梅のことなのか
前から気になっていたが、今日の午後、突然納得した。
根拠もなにもなく、いま現在のわが状態こそが、それなのだ。と。
新宿も古河も、あらためて考えたらはるか彼方の異国どころか
歴史的な隔たりすら感じさせる考古学的世界の出来事に感じられてならない。

Aのグチを聴きながら2ケ月前なら、
もうすこし親身になれたものをと他人事のように思った。
わずかな日数で、こんなに不満をためていたら
十年応じてきたD2TのSは我慢強さの極北にいる
男の中の男になっちゃうじゃん、とおかしくもあった。
ふたことめにはクライアントののおごりでいきましょうよ、
と笑いかけられながら
録音部すらまともに手配することもできずに、
なにがおごってもらおうだ、とうんざりを通り越した。

断って撮影部と六本木に戻り飯を食べた。
メンチカツライスとオニオンスープ、一杯の赤ワインが
しみじみと腹にしみ渡っていった。
グチもなく笑いだけが満ちて、なんとも胸のすく時間となった。
彼らと別れた直後にかかってきた、
セクハラ野郎の弁解電話を駐車場で耳にするまでは。
きっかり一時間半、駐車場の近くにクルマを停め
ねちねちと弁解を続けるセクハラ野郎の話を聴かされ続けた。

セコイかセクハラか
なんとも阿呆らしくなってきて
帰りの車中で渡辺相手にあたりちらして解消。
渡辺には悪いことをした。

ああいう男はなぜ露呈すると
悪意もその気も無かった。ほんの出来心だった
などと女々しい言い草に頼るのか。
女々しいと書いたが
おれの周りを見渡しても
めめしいのは女ではなく男ばかり。
男男しいと書くべきだろうか。
通じねえだろうがな。

たのむから「確信犯」になってね。
踏まえた上で踏み込んでね。
露呈したら、甘んじてね。
承知の上でやりましょうね。

悪いことも逸脱することも道を外れることも
すべてが承知の上の振る舞いならば
しょうがねえなあ、とため息つきながら、つぶしにかかる気にもなる。

それをなんだよ。
そんなつもりは、いやがっているようにみえなかったから、つい…
てめえの女房連れて来いよ今から
と言えば、勘弁して下さい、だ。
途中で怒る気にもなれなくなった。

若い頃に学生運動でなんどか留置場に入れられた。
犯罪者の集うというか集わされた?留置場では
性犯罪者がもっとも軽蔑されていて
ことあるごとに泥棒や強盗やヤクザものたちから苛められていた。
目くそ鼻くその類いではあるが、
悪の世界にも上下があって
嫌がる相手をむりやりやる、というのは
犯罪の中でも最下等に扱われていることを知り
17歳のニキビ面の少年は深く得心したのだよ。
ドライバー一本で年収二千万(当時で!)を豪語し
看守の見ている前で連日壁伝いに這い登る練習を欠かさなかった
ドライバーのトメさんと呼ばれた名物泥棒が
つい手を出してしまったと弁明を繰り返す男に
「おめえの大切な人にやってもらいたくねえことを
他人様にいたさねえ、それを守ればいいんだよ」
と強姦犯に説教していたことを思い出す。
盗人にも三分の理を目の当たりにし
17歳の革命小僧は、座右の銘とすることにしたのに。
一昨日の現場で耳にした瞬間に掃除しなかったことが
くやまれてならない。
朝の段取りの悪さに爆発したせいで
先を急いでさえいなかったらと
口惜しいかぎりである。

贈賄にセクハラ
シャバはほんとーになんでもありで恐れ入る。
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いい歳をして
おれはたぶん何もわかっていなかった。ことになる。
自戒と許されることを込め、若草山の夕暮れをつないだ。
あてたのは佐々木洋一の未来ササヤンカ村から3つの詩編。
秘めたのは、吉本隆明「涙が涸れる」

[ぼくらはぼくらに 
または少女に
それを視せて 
とほくまでゆくんだと
告げるのである
とほくまでゆくんだ 
ぼくらの好きな人々よ]
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バカらしいほどあっけなく…。
つじつま合わせのようなものあり。こころにカタチがあって、そのカタチが壊れてしまうと、なぜこんなにもあっけなく溶けていくのか。遠い異国の出来事を、そのほとんどのコトバも通じぬままに知らされている感覚。他人事。あれほどの熱もさめてしまえば甦らせる記憶の欠片すら見つからず。細糸一本の震えも、ない。道端にうずくまる家なきひとのようによそ事にしか感じられない。所詮は、この程度。バカらしいほどあっけなく…としか書きようがない。すでに明治のごとくである。
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それにしても手玉?
なめられたもんだなと苦笑するほかにない。こんなマンガ的状況になるとは、赤面する他はない。ぜんぶ捨てちまおうと思ったが、ま、事実は事実だ。甘んじる以外に救う手だてが見あたらず。想像すべきだったにもかかわらず、想い描くことをどこかで拒んでいた。秤と秤。天秤と天秤。わかっていながら、煮沸する激情を抑えるのに30分。睡眠不足で朦朧としていなかったら、さて、どう出たのか、俺は。どう出ることができたのか。不明。皆目見当がつかない。こころというものにカタチがあるように今夜は思えてならない。カタチがあるから、かくも脆く壊れるのだよな。こんな展開をどこかで想像しながら拒絶していた、その脆弱がうとましい。つくづく、歳だな。爆発するエネルギーが見あたらねえ。屋号外して店仕舞するしかないのだろうな。ま、おもしろおかしくはあったのだ。
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