2010年01月の記事


心ばかりはきたへゆくかな
東京星菫派MLに、いま出した。

From: 益子自宅
Date: Tue, 26 Jan 2010 22:03:20 +0900
To: 東京星菫派
Subject: [digital-japanesque:00119] 心ばかりはきたへゆくかな


にしへゆく雲にのりなんとおもふ身の
心ばかりはきたへゆくかな  和泉式部
http://www.youtube.com/watch?v=XN6RTQZn-f8

正月二十五日。初天神。
「うつくしま相聞/南会津篇」第十五夜をup。
プロロ ーグをふくめpilot版十六夜分を切り出した。
初夏から厳冬へ 。初夏の雷神の森にさす朝日から
水引の里を照らし出す雪晴れの朝景色まで。
いま現在で、自分にはこれ以上は前に行けない、そう思えた。

HDF900のテスト撮影に選んだ館岩湯の花。
立秋の「満月月光」からスタートしたdigitalJapane squeの試み。
あの月の光に敬意を表し、
まずは「うつくしまふ くし南会津篇」から問うていきたい。
大願。

明日からの静岡ロケから帰ったら
この「南会津十六夜集」を添付資料とする
企画主意書を書き、二月立春をメドに提出予定。
さて、福島は笑んでくれるか。
コメント (0)

十六夜、up。1.25 pm11:00
満足。
コメント (0)

第一夜用メモ1.16
「黎明」の前に「里山の情景」1カット追加。館岩の水田夕景。
コメント (0)

うつくしまに
とりかかる。1月15日付け。
まず「雷神の森」をベースに彫刻家安藤の「森のひと」からコトバを。
はじめるなら、ここからと、決めていたわけではないが、自然と落ち着いた。南会津篇としタイトルバックに湯の花の秋桜をモノクロで配した。引き潮続きではあるが、船を出す。
コメント (0)

三十八夜まで
仙石原素材を3タイトル相聞に。これでスタンバイOK。
コメント (0)

1982年の“淋しいのはお前だけじゃない”
夕暮れ。数年前に買って封も切らずに放置しておいた市川森一の“淋しいのはお前だけじゃない”がふとと観たくなった。埃をはらい、セロファンを破った。theearthのナレーション録りで西田敏行と仕事した折り20年近く前の市川の傑作の話が出たこともあり、DVDで復刻されたときに入手し、機会がないまま時間が過ぎていた。2話までを観、もったいないので中断。画質や編集のスタイル、貨幣の単位、ファッションに過ぎた歳月を感じた以外は、出来のいいワインそのもの。日本にも、こんなにすぐれたドラマがあったのだと、あらためて実感。“ドラマのTBS”の名に恥じない傑作。市川の脂の乗りきったケレンたっぷりの脚本も、プロデュース&演出の高橋一郎(制作クレジットは大山勝美)のきらめくような演出も、脇役に至るまで見ごたえ十分な役者たちの演技ぶりも、いずれも目を瞠らせる“群像劇”。同じTBSがこのドラマの数年前に放送した山田太一の群像劇“高原へいらっしゃい”(2003年のリメイク版は最悪の愚作だったけど)と合わせ、歳月に風化させられることのない時代を超えた傑作。ドラマに歳月を超える意義があるかどうかはさておきながら…
たとえば第1話「一本刀の土俵入り」。蜷川の名を高めた“近松心中”、雪の会津、公衆電話、タバコの吸える駅のホーム、芝居小屋、南郷村…と、ノイズ交じりのわがハードディスクの記憶をあちこちから刺激するコトやモノが鏤められていて、何度かストップしては記憶を改めさせられた。梅沢富美男の妖艶な女形ぶり、フックに使われる大衆演劇のご存知シーン、その一場面が暗示した各話ごとのエピソード、劇中に引用される当時キッチュなブームとなった“梅沢芝居”、小室等の主題歌を重ね、本編を引きつつ半ば劇中劇仕立てにしたエピソード(2話まで観た限りではセピアトーンで共通)のミニ芝居…
ただひたすら、スゴイ!に尽きる。
この80年代のTBSの2タイトルに90年代の野沢尚の新世紀家族論となる“恋人よ”/CX、“青い鳥”/TBSの2タイルを加えると、ニッポンのドラマのエキスが垣間見える?
コメント (0)

東京氷点下
午前2時をまわったところで−1℃。東京の氷点下というのはずいぶんひさしぶり。元旦未明。窓を開ければ、空に月と星。頭の芯がキーンとなるような気持のいい冷えっぷり。おもしろい年になりそうだ。
コメント (0)