2003年10月の記事


慌てる
構成に手を付けたところで大阪から電話。
緊急でプレス用の映像を送るようにとのこと。
すべてストップし作業をチェンジ。
そのあと2時間の間にメールが5通。
刻々と進行状況が届く。
グラフィックスチームは大車輪のようだ。
福田さんと1時間かけて内容を詰める。
現時点でDVDに焼けたのは6枚。あと4枚を焼いて
大阪に郵送。ナベちゃんはまた眠れない夜を送ることになるな。
合間に、昨日までの素材の取り込みを頼んだからなおさらだ。

等倍のDVD-Rではそろそろ対応がきつくなっている。
展開の早さに音を上げそうだ。

とりあえず一眠りしてから、なりゆきで書くことに。
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800インチの三日月を見たい
1日ずれで秋晴れになった。
惜しい気がするが、雨の走行をトライしたと考えればいいのだ。
雨中を雨の煙幕をあげて数メートルの距離で
すれ違う350km/hと500km/hの巨大な飛行物体。
その真ん中に置いた3D-HD9502台。
心配していたブレもなく無事。

今日明日で基本的なOK出しをしたら
現場に持ち込み撮影の合間に最終的なOK出しをする予定。

SONYPCLから4セット分の素材が届くのを待っている。

今夜はこれから積水ハウスの地震実験がらみの構成台本に着手。
こいつを明日の夕に積水ハウスにプレゼンし、
その足で甲府に向かう。

夕方、きれいな三日月が見えた。
撮影部に超望遠レンズの手配を頼む。
間に合えば明後日。
800インチのスクリーンいっぱいに浮かぶ三日月。
3Dか2Dかはともかく、見たいものだ。
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氷雨
山梨実験センター明かり区間ガード下のベース。
朝から氷雨。山に深い霧。
主観/3DHDCCD1セット、
トンネル上/3DHD9501セット、
走路中央/3DHD9501セット
走路俯瞰/3DCCDHD1セット
都合8台のハイビジョンカメラを設置し4班に分け同時撮影中、
氷雨の影響がどの程度になるか。汁粉が欲しいぞ。
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では、ほたるでうどんを
構成の台割りをつくり、自分宛にメール添付。
オフィスではいま渡辺が相馬さんにDVD5枚とDVC1本、VHS6本を渡したとのこと。

山梨から電話あり、橋脚の照明プランを変更できないか、と。
これから大月に向かう。

カメラ9台の大地震の直後に
3DHDと3DCCDの500km/hリニアモーターカー。
あっちもこっちも実験である。

昨日まで微熱が続いていたが、スィッチできたようだ。今日はカラダが軽い。
まず、大月に着いたらスタッフと合流する前に
「ほたる」に寄って手打ちうどんを腹に入れたい。
真っ暗な山すそにぽつんと灯をこぼすしもた屋の
みそつけめんは、シンプルながら絶品。
会津西街道の峠の茶屋の凛冽な手打ちそばに匹敵。

夏には、ほたるが飛び交うのだとこのあいだ教えてくれた。
だから「ほたる」と付けました、と若いおかみさん。

淡いホタルと500km/hの疾走。

今夜は新月。
後は、満ちるだけだ。

悪かねえよな。
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24−TWENTY FOUR−★★★★★
8月からほぼ3か月がかりの実物大地震実験の撮影ぶじ終了。
FOXのドラマ「24−TWENTY FOUR−」を5巻まで観る。
キャッチフレーズ通りの面白さ。
映画では、絶対にマネできない企画だ。
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地震実験
初日無事に終了。
明日は100カインまで。
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明日から四日間、
調布の鹿島技術研究所で地震実験の撮影。8月から4か月に渡った地震実験のラスト。

今夜届いたメールでは、月末に一部をまとめたいとのこと。
さてどうやってスケジュールに突っ込めるか。
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《サイレント・ゲーム》★★★★★
リチャード・ノース・パタースン著/新潮社刊

2段組500ページ、一気にしみじみと読み進む。パタースンの最高傑作だろう。
まことに上質な味の良い小説だった。
今年読んだ翻訳でピカイチ。
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《鹿鼎記》第3巻★★★★★
金庸著/徳間書店刊
しかし、主人公はいつになったら武を身につけることになるのか。
最終シリーズ、第3巻が過ぎても、まったく先が見えず。
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映画のようなマツイの先制3ラン
昨日の3安打も驚いたがさっきのの先制3ランには感動した。ワールドシリーズで先発クリーンナップで先制ホームラン。
なんというのか、ファンタジーのようだ。
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荒編アップ
夢工場の荒編集、アップ。
11分バージョンをベーシック篇とシャーウッド篇の二本。
webに保存し、メーリングで流した。

本篇予定より一ヶ月前に荒編終了、快挙?ではあるな。

明日一日を置いて、4日連続の実験撮影スタート。
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P波騒動
22階で次の地震実験撮影などを打合せしている瞬間にドーンと下から突き上げられた。さすがに焦ったが、「P波だね」と福田さんが反応したのにはさらに焦った。プロは、たいしたものである。
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踊るも見るも
矢面に立ち、あっちこっちの板挟みになっていた若い女がまず脱落。そのゲームは恥ずべき様相を惜しげも無く見せびらかし、厭くことなく続いている。旗はまだ降ろさぬが、旗印はすでに見えず。
ヤンキースのジマーコーチが見せた72際の猛突進をニュースで繰り返し見ながら、アメリカのベースボールがどうして胸を焦がすのか、すこしわかった気がした。
この国はどこを見渡しても、星野阪神や読売巨人のようなゲス集団ばかりで、胸の雲ることばかりである。

見渡せば花も紅葉もありゃしねえ。

利もなく理もなく美しさも凛々しさも雄々しさもなく書いたそばから反古となる書類だけが堆積し続けていく。

無為と無為。

踊るあほうに見るアホウ。
やっぱりどっちも阿呆だろ。


不愉快だからクソして寝るが。
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《炎と氷》★★★
新堂冬樹著/祥伝社刊
帯に「これまでの新堂作品は、この作品のための序章に過ぎなかった…」
とある。その通りなのだが、
やはり新堂は下品。
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嵐と夕焼け
古河の夢工場ロケ素材
ムービーと静止画にわけたものを渡辺がwebにアップ。
このスタイルを当面の標準としたい。

東京は午後、嵐。
夕方は嵐の後のきれいな夕焼け。
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ソプラノズ第三シリーズ
の第一話をWOWOWで見た。
第二シーズンをきちんと見ていないので
わかりにくい展開もあったが、またしばらくは愉しめる。

渡辺のカゼがうつったか、セキが出る。
終末は、夢工場の構成と石丸教授インタビューのシチュエーションをのんびりとやる予定。
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十二夜
八日の夜に古河で撮影の合間に撮った十二夜のムービーをアップ。
流れる雲と、池の水に映った月の影。そして月光。
http://homepage.mac.com/torum_3/love/iMovieTheater638.html
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「リニアモーターカーに乗ったことある?」
立花隆氏へのインタビューは「リニアモーターカーに乗ったことある?」と聞き返されて始まった。


「山梨を走る実験線、あれは一度は絶対に乗るべきだよ。僕は六月に乗った。以前、宮崎で乗った実験線と比べて高度に完成している。時速五百キロメートルは零戦の第一世代と同じ。事実上の飛行機です。それでいて十センチメートル単位でコントロールしている。日本が世界に圧倒的な力を持つ分野なんだ。だが、展望がない」
-なぜですか?
「『全国の整備新幹線を完成させないと、そんなものやらせない』という議員連中で完全にブレーキされている。実用化して見せれば、世界中から引き合いが来るはずだ。その時、技術立国ができる。日本がダメなら、米国や中国で実用化すればいい。現に中国は導入意欲を示していた。そういう財産があるのに、政治家は全くわかっていない。宝の持ち腐れだ」

日経産業新聞10月10日一面トップ
「解き放て極限技術」
立花隆が語る超テク国より冒頭部を抜粋
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草の十字架http://www.cityfujisawa.ne.jp/~kikumasa/Ireland_diary.h
菊の湯番台の「アイルランド紀行」を読む。
ささくれがすーっと溶けていった。

http://www.cityfujisawa.ne.jp/~kikumasa/Ireland_diary.html#donegal

いや、なんとも味のあるエッセーで
まだ訪れたことのないアイルランドの空気に
さわりと撫でられた気がする。

番台日記にあった「カネタタキ?」も聴いてみた。
今夜はたのしい気分で眠りにつけそうだ。
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深い意味はないのだが
   高空の月を眺めていると
   しみじみ秋である。


「ないちゃだめ」
パンドラがとほうにくれていると、
小さな声がしました。

「だいじょうぶよ、わたしがついているから」
声は箱の中からきこえます。

「あなたはだあれ?」
パンドラはおそるおそるたずねました。

「わたしは『きぼう』です。
人間が『わざわいに』まけないよう、
おてつだいをします。
くるしいとき、かなしいとき、こまったときは、
どうかわたしをよんでください。
わたしはいつも、あなたたちの心の中にいます」

パンドラは「きぼう」のおかげでげんきをとりもどし、
またエピメテウスとなかよくくらしはじめました。

「きぼう」はパンドラだけのものではありません。
わたしたちが、くるしいとき、かなしいとき、こまったときに、
くじけず、あきらめずにいきていけるのは、
心の中の「きぼう」が、なぐさめ、
はげましてくれるからなのです。

ほら、ごらんなさい。
雪がふり、風がふきつける、寒い冬。
でも、春はもうそこまできているのです。

 歌野晶午「世界の終わり、あるいは始まり」


  いま暴発するより
  試しておきたいことがあるのだ。

  だから、「その後のパンドラ」

  明日は、満月。


  ま、いいじゃねえか。
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花と嵐と十四夜。
NHKで試写。
150インチのリアプロジェクター。
3D-HDの効果の度合いを確認。
この約6倍サイズのスクリーンになるわけだ。
出庫シーンで赤とんぼが1匹、飛んでいた。
こぶし大のトンボが胴体くらいの大きさになる。

花の後、嵐あり。

代々木から新宿に回り、ねぎしで麦とろ。
帰りにきれいな月が出ていてた。

ま、いいか。
とにかく眠い。
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十二夜
さっき帰京。
月曜から古河に行っていた。
いい撮影ができた。

十二夜の月も撮る。

帰りは、その月を眺めながら東北道を。
明日はリニアの試写。
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撮影プラン10.6/控え
撮影部ならびに照明部のみなさま


コピーを持っていきますが、
もし間に合ったらプリントアウトして読んでおいて下さい。
夢工場の撮影内容最新版です。
夕方までに合流し、説明します。

6日の撮影については相馬さんと打ち合わせてありますので
福田さんと確認しつつ、よろしくお願いします。

シャーウッドに関しては、
このあいだ話したように
すべてゆっくりとした呼吸のように動くこと。
引きも寄りも、すべて。

撮影部は、シャーウッド室内撮影に向けて

マグナムドリーの使用を検討しておいて下さい。
あの空間なら充分に効果を期待できると思うので。

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夢工場2003.10.6(月)-8(水)撮影プラン 最新版2003.10.6

a. システム構造・技術館   10月7日(火) 撮影予定
●全景と看板

●梁勝ちラーメン構造・空間利用体験
1.柱脇。ウエストショット。息子、力こぶをつくり母に強さをアピール。
2.やや離れて窓を背にした母。バストショット。微笑む。
3.柱と息子。アップ。力んだ顔(いかにも大げさ)と柱の一部。
4.全景。柱が動く。息子、必死で押している。(嘘)
5.窓辺の母。アップ。目を丸くしている。
6.柱と息子。ミドルショット。息子ガッツポーズ。
7.母と柱。ウエストショット。柱、軽々と動く。
8.窓辺の息子。バストショット。頭をかいている。
9.柱と母子。全景。二人で動かして遊んでいる。

●飛来物衝撃実験
1.金網前。ウエストショット。母と子の後ろ姿。二人、右を向いている。轟音の瞬間、
二人の顔左に。
2.外壁。アップ。時速150kmで衝突するボール。激しい衝撃音。シャッター入り。ス
ローモーション再生。
3.金網前。アップ。母と子の横顔。口をポカンと開けている。
4.ピッチングマシーン。全景。金網前の母と子。母は怖そうに上手のマシーンを。
 息子は反対側の標的(外壁)の方を向いている。マシンからうなりをあげて飛び出し
ていくボール。二人のリアクション。


●ハイテンションボルト接合体験
1.体験装置。アップ。母が真剣な表情で接合に挑んでいる。
2.同。アップ。息子もまた真剣である。
2.同。ミドルショット。両側から向かい合ってボルト締めつけ中の二人。ぶじに終わっ
たらしく
 顔を見合わせ笑いながらハイタッチ。


b.構造・技術館   10月7日(火) 撮影予定
●全景と看板

●ファイヤードラゴン
1.ドラゴン。アップ。首を振りながら、焔を吐き出している。動きを1カットで長回
し。編集時に多重合成し、動きの強さを強調。
2.下手のガラス越しの母と息子。ミドルショット。焔なめ。口を半開きにし、目を丸
くしている二人。ドラゴン、大活躍。
3.ファイヤードラゴン。全景。階段上から。正面に母。ドラゴンの動きにつれて左右
に動き回る息子。

●カマキリくん溶接
1.ガラスケース前の息子。ウエストショット。何だかおかしな仕草。何かの真似をし
ているらしい。
2.カマキリくん溶接。コミカルなその動き。
3.ガラスケース前の母子。ミドルショット。まだ真似をしている息子。その頭をコツ
ンとこづく母。

c.快適性能館  10月7日(火) 撮影予定
●全景と看板

●悪魔と天使
1.薄闇の母子。アップ。怪しい光が二人の顔を浮かび上がらせている。
2.シアター「悪魔と天使」。それぞれのアップ。編集時にシアター風にまとめる。ラ
イト追加+ダスト用にチョーク粉末を追加
3.カビダニの壁。ミドルショット。壁いっぱいにブラックライトで強調されたカビ
ダニの写真。その手前に母子のシルエット。

●シックハウス
1.室内模型のあちこちからさまざまな化学物質が放出されている。バックライトで強
調。1カット長回しし、編集時に多重合成で同時に。
 ※母子は無し

●パラソル・オン・ザ・ビーチ
1.ビーチ。アップ。遮熱断熱ペアガラスの光の下でのんびりとくつろいでいる母。
2.同。ふつうのガラスの下で大げさに暑がる息子。
3.ビーチ。全景。涼しげな母と暑苦しそうな息子の2ショット。


d.防犯館   10月8日(水) 撮影予定
●全景と看板

●屋内の家
1.ガレージ全景。ジャガーの置かれたガレージの屋根上から怪しい人物が姿を現す。
 ガレージからズームアウト。館内につくられた家のセットであることをわからせる。
2.ガレージ前。その怪しい人物と対面する母子の後ろ姿。息子、母にしがみついてい
る。
3.主観。どろぼーの視点。ハンディ。玄関や窓の様子を窺う挙動不審者の目線ふう。

●泥棒たいけん
1.ドアシースルー模型。アップ。両目を寄せ、針金をカギ穴にさしこむ息子。
2.同。アップ。解錠される。
3.ドアシースルー模型と母子。ミドルショット。得意げな息子。ため息をつく母。

●ガラス破り体感
1.各タイプのガラス割り。シャッター入り。アップ。/前回参考  ※母子無し


e.遊心館   10月8日(水) 撮影予定
●全景と看板
●茶室/「行」の和室
1.鹿威し。アップ。イメージ。  ※母子は無し
2.草庵風茶室。待合とにじり口。アップ。イメージ。  ※母子は無し
2.同。水屋。イメージ。  ※母子は無し
3.茶室/本勝手。点前畳右の炉なめローポジション。  ※母子は無し

●二間続きの和室/「真」と「草」の和室
1.畳廊下をはさんだ二つの和空間を、意匠の違いと二間続き空間の広さを感じさせて。
  ※母子は無し


f.ユニバーサルデザイン館  10月8日(水) 撮影予定
●全景と看板

●玄関 車イス用床昇降装置
1.車イスに乗った母と押す息子。全景。
2.玄関内。ミドルショット。ローポジション。上がり框の部分を車イスで上がる。

●エレベーターリフト
1.全景。母は昇降リフトに、息子はエレベーターに。

●疑似体験
1.ドア前。ミドルショット。拘束具を装着した息子、四苦八苦しながらドアに近づき、
開けようとする。
 そのかたわらに、腕組みをして何やら考え込んでしまっている母。
2.床。ミドルショット。早く歩こうとして転ぶ。そのかたわらに、吹き出している母。

g.IN THE DARK館  10月6-8日 タイミングをみて撮影
●全景と看板

h.生活設備館  10月6-8日 タイミングをみて撮影
●全景と看板

i.シャーウッド構造技術館  10月6-8日 タイミングをみて撮影
●全景と看板

j.シャーメゾンプラス館  10月6-8日 タイミングをみて撮影
●全景と看板
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《紫苑の絆》★★★★
谷甲州著/幻冬舎刊/上下巻

上下二段組、各400ページ超。
大迫力のボリュームながら、物語のだいご味は上巻まで。
下巻以降は失速しつつ拡大再生産の連続。

谷の限界なのだと思う。

それにしても、上巻、とりわけ国内の逃避行からロシアに渡ってしばらくの間は
なんとも息苦しいくらいの濃密さで驚いた。
惜しいね。
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スタンバイOK
リニアロケ第1回目のOK出し、ほぼアップ。
約7時間の撮影素材を30分弱にまとめる。
8日までに、この内容に沿ってSONY-PCLでHD編集をしてもらうことに。
9日には3D試写。
スタッフが13時。クライアントが14時から。NHKで。
相当なものである。

明日からの古河ロケの撮影プランを修正。
10セットプリントアウト。
病院を予約していて動かせないので昼過ぎに東京発になる。
3時頃までに合流したい。

地震実験のpreview映像は好評だったようだ。
とりあえず一安心。

いよいよ秋だ。
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遠方より
長いこと行方不明だった伊原からメールあり。
ほっとした。

築地で打合せ中に、4階で橋本と会ったと渡辺。
その直後に電話があり、お茶でも、と言われたが
打合せが終わらずあきらめる。

ねぎしで電話し、近いうちに飯を食べることを約束。
そういえば昨日、板橋からメールが来ていた。
湯治部のロケが決まったら同行させろとあった。

イチローの犠牲者諸君も、あちこちで元気にしのいでいるらしく、何より。
すこし気が晴れる。
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いけださんへのメール/控え
いけださん 2003.10.4


CCDに関する「暴言」しきりに後悔しています。
ごめんね。

昨日、PCLのベース車内で矢部さんと
車体横CCDと先頭車主観CCDの映像を3Dメガネで見ながら
大興奮したことを白状します。
よかった。とてもよかった。すんごく迫力があった。

顔を合わせたら謝んなきゃなと思いながら
ゆうべはそのスーパームービーを思い浮かべながら白川夜船。
12時間熟睡したよ。

あれがいつか800インチの大スクリーンにかかるのだと思うと
ほんとに、笑いが止まらない。
かさねて謝ります。おれが悪かったです。

おわびとクランクイン祝いを兼ねて
いろいろ約束したことを実行します。
待っててね。
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夢工場チェックリスト
1.88年版(第1作)/夜のシーン全体
 これは、1000個の豆電球を点灯させたシンボルツリーを活かすためのものだから
 現状にそぐわない。シンボルツリー自体が大きくなっていることも問題。
 したがって、昼のシーンに差し替えたい。6日から8日までの合間に
 イメージとして「夢工場全景」をシンボルツリー入れ込みで撮影したい。

2.88年版(第1作)/ユニフォーム
 案内役の女性たちの制服は前と同じままなのかどうか。
 さらに、いぜんのように女性スタッフが案内役になるのかどうか。

3.88年版(第1作)/健康館
 健康館をカットする件 快適性能館と合併するということか。

4.89年版(シャーウッド版)/空撮
 夢工場空撮の内容は88年版のシンボルツリー問題同様、現状にそぐわず。
 同じように昼景にチェンジしたい。

5.89年版(シャーウッド版)/ユニフォーム
 88年版と同じ問題。

6.89年版(シャーウッド版)/健康館
 健康館をカットする件 快適性能館と合併するということか。

7.シャーメゾンプラス館
 位置づけが不明。別プラン/別件と考えるべき。

8.全体
 Bテク/シャーウッド両篇ともに5分程度に圧縮する方がベター。
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夢工場撮影プラン/控え
先日のロケハン後に古河で打合せをした撮影プランを整理しました。
二日間では、ちょっとキツイ内容ですが
Aランク項目だけはクリアしたいと考えています。
関係スタッフは目を通しておいてください。

こちらカゼダウン。
みなさんもご注意ください。古河は朝晩冷えるから。

夏苅さん、調布の下準備、おつかれさま。
中山さん、大阪ロケよろしくね。



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夢工場2003.10.7-8撮影プラン

Aランク撮影項目
a. システム構造・技術館
●全景と看板
●梁勝ちラーメン構造・空間利用体験
1.柱脇。ウエストショット。息子、力こぶをつくり母に強さをアピール。
2.やや離れて窓を背にした母。バストショット。微笑む。
3.柱と息子。アップ。力んだ顔(いかにも大げさ)と柱の一部。
4.全景。柱が動く。息子、必死で押している。(嘘)
5.窓辺の母。アップ。目を丸くしている。
6.柱と息子。ミドルショット。息子ガッツポーズ。
7.母と柱。ウエストショット。柱、軽々と動く。
8.窓辺の息子。バストショット。頭をかいている。
9.柱と母子。全景。二人で動かして遊んでいる。


b.構造・技術館
●全景と看板
●ファイヤードラゴン
1.ドラゴン。アップ。首を振りながら、焔を吐き出している。
 動きを1カットで長回し。編集時に多重合成し、動きの強さを強調。
2.下手のガラス越しの母と息子。ミドルショット。焔なめ。
 口を半開きにし、目を丸くしている二人。ドラゴン、大活躍。
3.ファイヤードラゴン。全景。階段上から。
 正面に母。ドラゴンの動きにつれて左右に動き回る息子。

●カマキリくん溶接
1.ガラスケース前の息子。ウエストショット。何だかおかしな仕草。
 何かの真似をしているらしい。
2.カマキリくん溶接。コミカルなその動き。
3.ガラスケース前の母子。ミドルショット。まだ真似をしている息子。
 その頭をコツンとこづく母。


c.快適性能館
●全景と看板
●悪魔と天使
1.薄闇の母子。アップ。怪しい光が二人の顔を浮かび上がらせている。
2.シアター「悪魔と天使」。それぞれのアップ。編集時にシアター風にまとめる。
 ライト追加+ダスト用にチョーク粉末を追加
3.カビダニの壁。ミドルショット。壁いっぱいにブラックライトで強調されたカビ
ダニの写真。
 その手前に母子のシルエット。

●シックハウス
1.室内模型のあちこちからさまざまな化学物質が放出されている。
 バックライトで強調。1カット長回しし、編集時に多重合成で同時に。
 ※母子は無し


d.防犯館
●全景と看板
●屋内の家
1.ガレージ全景。ジャガーの置かれたガレージの屋根上から怪しい人物が姿を現す。
 ガレージからズームアウト。館内につくられた家のセットであることをわからせる。
●泥棒たいけん
1.ドアシースルー模型。アップ。両目を寄せ、針金をカギ穴にさしこむ息子。
2.同。アップ。解錠される。
3.ドアシースルー模型と母子。ミドルショット。得意げな息子。ため息をつく母。


e.遊心館
●全景と看板
●茶室
1.にじり口。ミドルショット。入っていく息子。
2.茶室。座っている母親なめ。にじり口から入ってくる息子。
3.茶室。全景。にじり口からローポジション。茶をのむ母子。

●そのほかのコーナー
1.和のイメージで3カット。
 ※母子は無し


f.ユニバーサルデザイン館
●全景と看板
●玄関 車イス用床昇降装置
1.車イスに乗った母と押す息子。全景。
2.玄関内。ミドルショット。ローポジション。上がり框の部分を車イスで上がる。

●エレベーターリフト
1.全景。母は昇降リフトに、息子はエレベーターに。


g.IN THE DARK館
●全景と看板


h.生活設備館
●全景と看板


i.シャーウッド構造技術館
●全景と看板


Bランク撮影項目

a.シャーメゾンプラス館
●全景と看板
●困った入居者・騒音体験
1.人形の足元の動き。アップ。
2.全景。人形に合わせて足踏みする息子と、たしなめる母。


●瓦手裏剣
1.忍者。アップ。コミカルな動き。
2.外壁。アップ。飛来物が激突。
3.母。アップ。目をみひらいている。
4.忍者と息子。ミドルショット。真似をする息子。
5.外壁。ミドルショット。飛来物が当たる。ガラス前の母、驚く。
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空脳空腹
打合せ3時から8時半まで5時間半。
ブレーク無し。
つめて話せば1時間のなかみ。
腹が空いて死にそうだった。
秋葉原に直行。ねぎしが空いてたので飛び込む。
カルビ麦とろ定食+ぴりから餃子
いや、うまかった。

長い会議は、飲み物、食べ物が必須である。
脳は放っておくとどんどん空っぽになるからね。

明日から、撮影分の総チェック。
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《鹿鼎記・第二巻》★★★★★
金庸著/徳間書店刊

読みかけで持っていった最終シリーズ第二巻、
意外すぎる展開で徹夜のもととなった。
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いよいよ撮入。さてどこまで行けるか。
ロケの初日はいつも眠れない。
28日もまた眠れず。
大月に着いたのが5時過ぎ。
実験線周りを一度見てから指定のホテルへ。
8時から顔合わせと撮入を兼ねて乾杯。
翌朝から早出組は6時発で基地でセッティング。
9時30分から4時までリニアに乗車。
車体に取り付けた3DCCDで加速・減速・追い越し・並走・すれ違い試験走行を順次撮影。
同時に3DHD950で車窓風景も。
撮影終了後、車両後方に3DCCDを取り付ける。
細い鎌のような三日月が真っ暗な森に沈んでいった。
スタッフより一足先にホテルへ。
腹が減っていたので一人で晩飯。
早寝のつもりが、昼に撮った3DCCDの映像が焼き付いていて眠れず。
テレビをつけぼんやりと眺める。
一時ごろに眠り、七時まで熟睡。
二日目は雲一つない秋晴れが夜明けから日暮れまで続いた。
撮了後、3DCCDを車体横から先頭車両ノーズ部に付け替える。
この取り付けに4時間。
スタッフよりひと足先にホテルへ。
9時ホテル着。スタッフを待つ。
太く大きな三日月が沈んでいった
10時過ぎにスタッフ帰着。晩飯。
2時過ぎに眠りにつき、5時過ぎに目が覚めた。
渡辺の部屋に電話し起こす。
6時30分にチェックアウトし、基地へ。
新しいカメラポジションをチェックし、
実験センターへ。
ホテルを出たときに12℃だった気温
ぐんぐん上がり20℃を越える。
紫外線の強い夏のような陽射し。
犬走りとセンター屋上の二ヶ所から
3DHD950で追い越し、すれ違いなどを狙う。
運行システムの精度の高さはあきれるほどで、
タイトなサイズにもかかわらず、
カメラを構えたど真ん中に500km/hと320km/hで
相対走行するリニアがピタリとフレームイン。
秋晴れではあったが1パラはいったような空で
撮影条件としてはベターだった。
500km/hの主観映像を撮了後に3Dメガネで見たが
300km/hクラスの速度感とは異次元のスピード感で
スタッフが代わる代わるメガネを着けては
歓声をあげていた。
おれ自身も、なんども目をこすった。

特機の山家チームの出発を見送り、帰京。


疲れたが、収穫の多いロケだった。
いよいよ撮入である。
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