のちのおもいにくらぶれば。
その奇妙な余韻をたしかめたくて
数日前のサイトを訪ねる。

書かれているのは、
他のサイトの作り手への想いとその相手との短いやりとり。
日付はどれも古いものばかり。
とりたてて不思議がるような表現ではない。
にもかかわらず、短い単語と単語のつなぎから、
強烈な思い入れがこぼれている。
あるいは救いようのないような孤独感が顔を出す。

まったくの見知らぬ相手のその秘められた部分に
断りもなく踏み入って覗き見てしまったような
苦さと甘さを感じるのはなぜなのか。



出会いは、いつも唐突すぎる。
出会ったことにすればいいのか。



ふしぎな時間が過ぎていく。