2008年12月の記事


白の闇★★★★★
ジョゼ・サラマーゴ著/新装版/雨沢泰訳/NHK出版
2001年版のときは途中で放り出した記憶あり。「プライドネス」原作として新装再刊されたものをなぜまた買ったのか、怖いもの見たさ?じっくり読んだ。素晴らしかった。映画には不向きだと、思った。
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青い蜃気楼―小説エンロン★★★★
黒木亮著/角川文庫
ほとんど同時進行しているような錯覚あり。不思議な作風だ。
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アジアの翼★★★
黒木亮著/上下巻/祥伝社文庫
手に汗握りながら勉強させられた気分。
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トップ・レフト★★★
黒木亮著/祥伝社文庫
デビュー作。すでにリアル。
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貸し込み★★★
黒木亮著/上下巻/角川書店
ネットで注文した旧作。著者経歴を読むと半ばドキュメントに近いらしい。これもまた奇妙な説得力大。
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エネルギー★★★★★
黒木亮著/上下巻/日経BP社刊
「国際資源戦争」の最前線を描いた…とあるが、門外漢にとってはどこが前線なのか不明にも関わらず、圧倒される迫力にうっとうしい経済用語をとっぱらいつつ最後まで、堪能。数年前に読んだ「巨大投資銀行」にも目を瞠らされたが、またも。黒木の「経済小説」は、いままでの日本産の「経済小説」とはまったく異なり、妙な説得力大。
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小説フランス革命Ⅰ/Ⅱ★★★★★
佐藤賢一著/集英社
小説すばる連載中の第一巻と第二巻。極彩色の紙芝居を見せられているような、佐藤ならではとしかいいようのない「フランス革命」小説。全十巻を予定しているらしい。春には第三巻刊行とある。「小説すばる」は、しかし北方の「水滸伝」「揚令伝」とといい大長編が続く。この時代、たいしたものではある。読まされる読者としては、うんざりもさせられもするが。「フランス革命」はともかく「水滸伝」以来、連載中の「揚令伝」と、世紀をまたいで「小説すばる」を読まされていることになる。北方の月100枚余りから目が離せない。
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正義のミカタ―I’m a loser★★
本多孝好著/双葉社刊
いまいち。ただしこれも書き下ろし。面白いようなないような、はっきりしない読後感となった。
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チェーン・ポイズン★★★★★
本田孝好著/講談社
トリッキー過ぎるようにも思ったが、文体で読まされた。
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仮想儀礼★★★★★
篠田節子著/上下巻/新潮社
篠田らしい、といえばいいのか。
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12.30メモ
ウエルカムホール入り口の42inch
「夏」versionオンリーから「四季あるいは四季×2」versionに変更
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年末年始の宿題
30分前まで近くのカフェでIと。年の瀬の顔合わせのつもりが、話が弾んで来年早々、チームを一つたちあげることになった。忘れないうちにメモしておこう。

1.SWプランニング
2.D_next'09プランニング
3.Sound of Silenceプロジェクトアウトライン
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生存確認
Kの生存を確認。
とりあえずホッとした。
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ひさしぶりにまともなニュースを読んだ
やればできるじゃねえか。拍手。イヴの夜だもの。

http://www.excite.co.jp/News/politics/20081224/Kyodo_OT_CO2008122401000862.html
2008年12月24日 22時33分

政府は24日、失業した労働者の住宅確保を支援するため、新たに雇用促進住宅や旧公団住宅の空き室計5万5000戸を活用すると発表した。富山県、宇都宮、金沢両市も同日、計58戸の公営住宅を家賃を安くして貸し出すと公表。厳しい雇用情勢に配慮した国、地方自治体による住宅支援の取り組みが広がった。

国土交通省は独立行政法人の都市再生機構が保有する旧公団住宅約2万3000戸を活用すると正式に発表。
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資料/あめつちの酸素の神の恋成りて
2007年4月7日付・読売新聞編集手帳から
 石川啄木が盛岡中学のころに詠んだ歌がある。
「あめつちの酸素の神の恋成りて水素は終(つい)に水となりにけり」。
二級上の友でのちの言語学者、金田一京助の卒業を祝う席で披露したという。

満座が笑いさざめいたと、金田一は著書に記している。
水の化学的な成り立ちを神様の恋に見立てた戯(ざ)れ歌だが、
天才歌人は10代の半ばである。栴檀(せんだん)は双葉より芳し、
流れるような調べはさすがだろう。
あめつち(天地)の神々にとって人間とは、
ひとの恋路を邪魔する癪(しゃく)な存在であるらしい。

温暖化によって2050年代には、
新たに10億人以上が水不足の被害を受ける…。
国連の気候変動に関する「政府間パネル」作業部会の報告書に、
原案段階で盛られていた予測である。

2050年までに残された時間とは
東京オリンピックの年から現在までに流れた歳月と同じ、
顧みて、あっという間でしかない。

2国で世界の二酸化炭素総排出量の4割を占めながら、
削減に消極的な米国と中国を、温暖化対策にどう取り込むか。
悲惨な未来図は神々が人類に突きつけた問いでもある。

「結婚は実に人間の航路における唯一の連合艦隊なり」。
啄木はのちに自身の恋が結婚となって実を結んだとき、
感激を日記にそう綴(つづ)っている。
地球上の国々が心をひとつにして、神の恋を守る艦隊を組まねばならない。
(2007年4月7日2時13分)
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資料/世帯が変わる2007.2.2朝日新聞
2007年02月02日朝日新聞経済欄コラム「経済気象台」より
社会で働き、経済的に自立すると、親元を離れ「単独世帯」をつくる。
結婚をし、「夫婦のみの世帯」を経て、夫婦と子供から成る、
日本では一番多い「標準世帯」を形成するようになる。
しかし、子供が独立すると、再び「夫婦のみの世帯」生活が始まる。
やがて、配偶者を失い、再び「単独世帯」になる。

高度成長時代以降、日本人の多くは結婚、出産を経て、
「標準世帯」をピークに家族を構成しライフステージを進めてきた。
企業も世帯の成長とともに商品を計画し、
最も数の多い「標準世帯」を最大の市場として様々な企業戦略を展開してきた。
また、このような世帯の成長過程が未来永劫(えいごう)続くことを
長期的戦略の前提にしてきた。

しかし、その大前提が大きく崩れようとしている。
人口問題研究所では、現在までの家族類型別の世帯数と将来推計を発表している。
1980年に全国で全体の40%以上あった「標準世帯」が
2007年には約30%に減り、逆に、「単独世帯」が日本で最も多い世帯形態になる。
2025年には、「標準世帯」はさらに全体の24%まで減少し、
一方、「単独世帯」は34%まで増える。
それだけではない。「夫婦のみの世帯」が20%を超え、
「ひとり親と子からなる世帯」も10%近くになるという。

晩婚化、晩産化、少子化、そして、高齢化に加え、離婚の増加傾向は
「標準世帯」を減らし、シングル世帯を増やすだけではなく、
近い将来、少人数世帯を増やし、
多様な世帯形態が共存する世の中を生むと予測される。
その結果、日本人は従来の世帯の成長とは異なる様々な成長の形を歩む、
と民間の研究所は分析している。

ところで、2025年に近い状況が、すでに東京では起こっている。
人口の変化だけではなく、暮らしの実態に即した単位である世帯の変化にも
目を向けることが求められる。(深呼吸)

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ちなみに夢工場の世帯構成
標準世帯2 ビーフリー/ビエナ
夫婦のみ世帯1 ビーダインズ
ひとり親と子からなる世帯1 SWヴィラ
  (厳密には単身赴任中の夫なので標準世帯の変形)
単独世帯1 SWステージ
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資料「音」について。古いメールの下書きから
2000年 11/26 00:19
「水の惑星」の音楽についてのメール下書き

たとえば湯浅さんはこんなことを書いています。
「子どもは様々な物を叩いて音を楽しみ、
身の回りの音を口で模倣する。それが『音楽する契機になる』。
『音楽は、楽音だけでなくあらゆる音によってつくられるものだ』
という原則に心を開くことが必要である」
          -音楽の開かれた地平-湯浅譲二箸より

また、11月23日にぼくが聴きに行った
浜離宮朝日ホールで演奏された[新しい合唱団]による
[擬声語によるプロジェクション1979]のプログラムノートに
引用された発表当時(1979)の作曲ノートには
「4年ほど前から擬声語(オノマトペ)のみで声の曲を作ることを
考えていた。この曲は、その現実化を試みたものである。
私はこれまで、言語、なかんずく発声言語と音楽との間に、
新しい地平を見出す、いわばインター・メディア的視点での
作業を続けて来た」とも書いています。

[水の惑星 ジ・アース]のシナリオにかかるにあたって、
ぼくの頭の中には、ここでも書かれている「オノマトペ」による
音の世界へのこだわりがありました。
もちろんその時点では恥ずかしいことですが、
湯浅氏の取り組みについてはまったく不勉強で、
ぜんぜん知りませんでした。
ただ、人の肉声で、自然界のあらゆる音を構成したら
どうなるだろうという素朴な興味だったと言えます。
それが[1000voices]と名付けた合唱団の由来でもあります。

人は何かを前にしたとき、目にしたとき、
それだけでは実はあまり多くの情感を
引き起こすことはありません。
目の前のモノやコトを自分の中に取り込み
不確定なもしくは、はっきりとした言葉にとらえ直すことで
はじめて固有の体験や記憶となっていく。
だから万人に共通する同一のコトやモノというものは存在しない。
川の流れを百人の人間が目の前にしたとき、
正確には、百の川がそこに存在することになります。
でも居合わせた百人の人間は「流れる川」という
認識を持ち、そのことを声に出して身振りで伝えあい、
共感しあうことができます。

絵画も写真も映画は、せんじつめれば、
この百人にとっての百の川を、その中のただ一人の目によって
切り取り再構成し再びカタチにして提示するという
行為だと言えます。
つまり、個人による認識です。
作品の芸術的価値とは、この個人の認識に左右されることは
ご承知の通りです。映画は集団表現ですから、もちろん
ここでいう個人とはカメラマン一人のことではありません。
しかし、対象を切り取り再構成するという意味ではカメラマンの
感性と才能にすべてを委ねることにもなります。

自然の中に潜むさまざまな音の世界もまた同じことが言えます。
わたしたちはぼんやりと外にいるときには、ほとんどすべての音を
認識していないと言ってもよいと思います。
行動をうながす必要な音だけを、必要に応じて取り込んでは
捨てています。
それらの多種多様な音を「言葉」にしてはじめて、
わたしたちはその対象を記憶に残しても良いものとして認めます。
ここでいう「言葉」とは文字通りのコトバの場合もあれば、
ニュアンスとしての音=メロディの場合もあります。

冬から秋にかけて福島の各地の水景をたどりながら、
この豊かさを音の世界として再現するためには、
やはり擬態語/擬声語(オノマトペ)へのこだわりが不可欠であると
感じてきました。
たとえば、びっき沼の静かな水面の底には、湖岸の草むらには
無数の魚や虫や花や草が生きています。とらえられた3D映像に、
その気配はまったく現われることはありません。ただ水面が
風のそよぎにつれてさわさわと揺れるだけです。
しかしそこは「いのちたちのめくるめくようなざわめき」で
満ちています。カメラマンがとらえたのは実はそのざわめきです。
静かな気配におおわれた映像空間が、このざわめきを加えることで
いっきに濃密な「奇跡の空間」へと激変する。
そんなことを夢想していました。
そのざわめきは、即物的な自然音を重ねるだけでは成り立ちません。
なぜなら自然そのものにはいのちであることの認識が欠落してるから。

こうした思いを音場として表現し、
さらに壮大な一つの《音の世界》として構築してくれる
最適とも言える音楽家に、やっとたどりつくことができました。
そんな気がしています。

思い描いた世界は、
カメラマンとCG作家によって明らかなカタチを結ぼうとしています。
あとは湯浅譲二氏の解釈によって最後の息吹を与えられることで、
予想を超えた世界にたどり着けることを胸弾ませて願っています。
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シソーラス「本格」と「本格的」
本格(ほんかく)
正式 ・ 本式 ・ 本当 ・ 本もの ・ 正統(派) ・ オーソドックスな ・ 伝統ある ・ 確かな ・ 土性骨の入った ・ 腰の据わった(取り組み)

本格的(ほんかくてき)
1.欲・活動などが本格的
真剣に ・ まじめに ・ 本気で ・ 専心的に ・ 本腰を入れて ・ 腰を据えて ・ 安易に流れず ・ 腰かけ的でなく ・ 積極的に ・ 基礎から(みっちりと) ・ (~の)舞台に躍り出る ・ 年期の入った(話芸) ・ しろうと芸でない~ ・ プロ(フェッショナル)の ・ バリバリの(エリート) ・ 一人前の(職人)
2.政治的取り組みなどが本格的
正面から ・ まともに(取り組む) ・ 徹底的に ・ 抜本的に ・ 恒常的に(進める) ・ 根本から(やり直す) ・ じっくり ・ 落ち着いて ・ 腰が据わった~ ・ 「(~とは)覚悟が違う」
3.仕組み・活動などが本格的
恒久的(設備) ・ 本格生産 ・ フル稼働(に入る) ・ フル回転 ・ (エンジン)全開による ・ 巡航スピードでの~ ・ 円滑に(進行) ・ 内容の詰まった ・ 中身のある ・ 充実した~ ・ 「軌道に乗せる(まで大変だった)」 ・ 本(降りの雨) ・ 予備的段階を過ぎた~ ・ 安定期に入る

プロ
1.経済界・特定業界などでのプロ
プロフェッショナル ・ 本職 ・ 専門家 ・ 職人 ・ 仕事師 ・ (~の)エキスパート ・ (企業)戦士 ・ 人材 ・ 仕事人 ・ (再生)請負人 ・ (敏腕の)再建屋 ・ カリスマ(ディーラー) ・ 棋士 ・ 雀士(じゃんし) ・ プロパチ(ンカー)
2.スポーツ界・芸能界などでのプロ
プロ選手 ・ プロスポーツマン ・ 力士 ・ プロの歌手 ・ くろうと ・ 真打ち ・ 名人 ・ (踊りの)名取り
3.若輩・駆け出しなどに対するプロ
本格派 ・ 筋金入り ・ 練達の士 ・ 古つわもの ・ 腕ききの ・ したたかな ・ 海千山千の ・ 経験豊富な ・ 歴戦の ・ タフな ・ 千軍万馬の ・ ベテラン ・ 勝負師 ・ 戦略家 ・ 昨日や今日なったのではない(パチンカー) ・ いぶし銀の~ ・ 底光りのする~ ・ (人生の)達人 ・ カリスマ(主婦)
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シソーラス「ほんもの」
1.伝聞・間接描写などによらない本物
実物 ・ 現物 ・ 本当の ・ 真実の ・ 実際の ・ 現実の
2.偽物・偽りなどでない本物
真正(銃) ・ 真性(コレラ) ・ 真品 ・ 真筆 ・ 真蹟 ・ 直筆の ・ れっきとした ・ まぎれもない ・ 自然の(草花) ・ 正しい ・ 間違いない ・ まじりっけなしの ・ 純粋の ・ 生っ粋の ・ 絵に描いたような(紳士) ・ 「ほんまもの」 ・ 正規の ・ 公正(証書) ・ ~お墨付きの ・ 本番(を迎える) ・ (~の)正体
3.真似・亜流などでない本物
正式の ・ 本式の ・ 正調(~節) ・ 真の ・ まことの(武士) ・ 純正の ・ 純然たる ・ 正真正銘の ・ 本格派の ・ 本場物 ・ 直輸入の ・ オリジナルの ・ 元祖の ・ 借り物でない(思想)
4.人間精神・作品の内容などが本物
説得力のある ・ 迫力のある ・ 圧倒される ・ 感動的 ・ すばらしい ・ リアルな ・ 極上の(スパイ小説) ・ 骨太の(審美眼) ・ 歯ごたえのある ・ 深みのある ・ いぶし銀のような ・ 底光りがする ・ 筋金入りの(闘士)
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【本格】と【本格的】メモ
ほんかく 【本格】
本来の格式を備えていること。本式。正式。

ほんかく 本格
本格的な 〈本物の〉 genuine; real; 〈正統な〉 orthodox; regular; 〈標準的〉 standard; 〈全面的な〉 full‐scale
本格的に 《fml》 in (real) earnest; 《口語》 for real.
本格的な冬になった. The real winter has come.|Winter is really here.
本格的に雪が降ってきた. It has begun to snow [The snow is now falling] in earnest.
彼女のピアノ演奏は本格的だ. She plays the piano as well as a professional.
本格的な調査は始まったばかりだ. The full‐scale investigation has just begun.
本格小説 a serious novel
本格派 the orthodox school.

ほんかく-てき 【本格的】(形動)

(1)本式にするさま。本格であるさま。
「―に取り組む」「―なフランス料理」

(2)すっかりそのようになるさま。
「―な冬の訪れ」

or・tho・dox /dks|dks/→
(more 〜; most 〜)
1a 正統の,正しいと認められた,是認された (→heterodox).
b 伝統的な; 月並みな.
2 (特に宗教上の)正説の[を奉ずる], 正統派の.
3 [O] (比較なし) 【キリスト教】 (東方)正教会の.→
ギリシャ語「正しい意見」の意
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【本物】メモ
たぶん今年最後の古河往復。雨。4時間あまり雑談。帰りに駅の近くの餃子屋で晩飯。SWの切り口、Kさんのメールで光明。

ほんもの 【本物】大辞林 第二版 (三省堂)

(1)本当の物。偽りでない物。

⇔贋物(にせもの)  「―の味」

(2)もとの物。実物。  「―と同じ大きさに作る」

(3)本格的であること。 「あの人の絵は―だ」「ここ二、三日の冷えこみは―だ」

ほんもの 本物  新和英中辞典 第4版 (研究社)
1 〈偽物に対して〉 a genuine article; a real thing
本物の genuine; real; authentic; natural
本物の真珠 a natural pearl
本物の高麗焼 a genuine piece of Korai pottery
本物と贋物を区別する tell the difference [can distinguish] between the real thing and a fake [an imitation]
本物そっくりに似せる imitate to the life.
2 〈本格的であること〉 an expert performance.
あの人の歌は本物だ. He is really a good singer.|He sings like a professional singer.

re・al1 /r()l, rl|rl, r()l/→
(more 〜,most 〜; 〜・er,〜・est)
1a (名目上・表面的でない)真の,本当の; (まがいでない)本物の,天然の 《★【類語】 real は外見と内容が一致していて偽ものや架空のものではない; true は現実のもの・実際と一致している; actual は実際に存在する》
b (うわべだけでなく)心からの
2 (想像・空想でなく)現実の,実際の; 実在する
3a 〈描写など〉真に迫った
b [強意的に] まったくの
c たいへんな
ラテン語「ものの」の意; reality, realize

re・al・i・ty /rili/→

1 現実(性), 真実性; 実在
2 a 真実,事実
b +that〈…という〉事実,現実
3 実物そっくりなこと,迫真性
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1年前の今日。落葉の庭。
こんなメモを書いていた。
あれから一年。
彼が倒れたという日から3日間
パジャマのままで過ぎた。
発熱もなく不調の底にいた。
知人から「妖しい月が出ています」
というメールをもらったのが
今夜9時30分。
パジャマの上にコートをはおって外に出たが
見つけられず。
あいつからの伝言だと思うことにし
タバコ1本吸う間、夜空を見上げていた。
あの日、横江や日比野と
彼がよくタバコを吸っていたという
ベンチに座り
音立てて落ちる枯れ葉を眺めていたことが
昨日のようだ。
この数日は、喪に服した。
そんな気がしている。
献杯。辻に。

2007 12/04 01:57
Z…佳作座。人形の家

ほんとうかどうか確かめる気にもなれないが、ラストカットがフェードインすると同時に闇の中に「Z…ギリシア語で彼は生きている。」と字幕が浮かんだ。1969年フランス=アルジェリア合作。監督・脚本/コンスタンチン・コスタ=ガヴラス。その後にガブラスがつくった戒厳令三部作の残りをつば吐く気分で観たおれたちが、このときはひどく魅入られた。音楽はミキス・テオドラキス。この音楽とラストの「彼は生きている」というスーパーを今もあざやかに覚えている。神楽坂の人形の家の隣にあった佳作座でのこと。
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