Trash

　台風が近付いて来てます。
　其の所為で外を歩くと風が強くて涼しいですよ。早朝よりも今の方が体感温度は低くて気持ちいいです。

　此処何日か精神病に関する講義を受け続けていて、講義中資料内の症例に自分と似通った境遇の人を見付ける度に心臓の辺りがバクバクしてたのでいい加減講義を受けるのを止め様か受け続けようか迷いながら我慢してました。
　でも、もう終わったからいいや。
　講義後に講師を務めた医師に「内容分かった？」と訊かれた時には「はい。」と返事してました。
　僕が本当に判ったか如何かは怪しいものだし、講義から得た僕の解釈は何処か誤っているかも知れない。
　だけども、神経症と精神病の境目にある病気の定義や症状に薬、特に覚える気はなかったのに講義終了後には確り覚えていたのであの講師は優秀だったのでしょう。

　さて、今夜で七月が終わってしまいますよ。

　最近、外に出歩く度に日傘を差した女性を見掛けます。
　大学に行くと僕以外の殆どの人が日傘差して歩いています。しかも皆紫外線対策なのか黒の日傘を差しているので大学の門付近を遠くの建物の上階から見ると黒い傘ばかりが蠢いて見えます。

　個人的に日傘を持ち歩くのは余り好きではないのでずっと日傘は避けてきたのですが、最近帽子だけでは日差しに耐えられなくなってきました。
　帽子被っていても、頭も首の後ろも腕も日が当たって痛いです。
　帽子を被っていると蒸れて蒸れて仕方無いけど、被らないよりはましだろうと我慢してます。

　京都新聞の記事によると、今月京都市内で「熱中症」の為病院に搬送された人は百人近いことが京都市消防局の統計で判ったそうですよ。
　そろそろ僕も帽子だけじゃなくて、日傘と帽子と二の腕までの長手袋を用意すべきなんでしょうか。

　D505iのカメラが今日壊れました。
　昼に道端の日陰で延びて気だるそうにのびていた猫を撮ろうとして携帯カメラの異変に気付きましたよ。
　カメラ機能を何度起動し直しても、蛍光の黄緑色のグラデーションが画面一杯に広がるだけで埒が明きませんでした。

　帰宅してからWeb上に僕と同じ目にあった人がいないか探して回り、三菱携帯・Dシリーズ総合スレッドで僕の携帯と同じく「緑と白黒のオーロラ」状態になった250と311を発見。
　緑オーロラ状態は、CCDカメラが原因みたいです。

　機種変更してから一年以上経っているのでDocomo Shopで修理するとしたら自腹になるんでしょうねぇ。スレではカメラの故障の修理見積は七千円以上になったそうなので、それくらいなら同じD505iに機種変更した方が安くつきます。
　506iシリーズが出てから505iは格段に安くなりましたからねぇ。

　携帯のカメラが壊れた所為で新しく小さいデジカメを買うか、機種変更するか迷い始めました。
　以前もD506iにするかD900iにするか迷ってたけど、今回は携帯カメラが壊れた上での事だからいつかは決めようなんて悠長に迷う余裕がなくなってますよ。
　FOMAに変えたくてD900iに心惹かれてたけど、FOMAに変えたとして料金を試しに計算したところMOVA使っててもそんなにDocomoに支払う金額は変わっちゃいませんでした。
　それぐらいならD506iかP506iCがいいかな。折り畳みを開いてカメラを構えるのはちょっと厭。閉じた状態で撮れる携帯の方が手ぶれが少ない気がして好きです。
　今僕は携帯電話に最低限の電話機能とメール機能にインターネットブラウザ機能、そして過度のカメラ機能を求めてます。だから、携帯カメラの機能重視で携帯選ぶ心算。
　突然携帯電話を取り出してカメラ機能を使い出す人と、突然デジカメを取り出して撮り出す人がいたとして。前者の方が比較的よく見掛ける所為か、路上に立ち止まり携帯のカメラで何かをパシャパシャ撮っていてもそんなに道行く人に気にされた事はありません。逆にデジカメ構えたらジロジロ見られた事はあるけど。
　デジカメを持ち歩くくらいなら、カメラ機能ばかりがでかくなった携帯持ち歩いた方が人に不審の目で見られなくて気楽です。

　次に猫に出会う前に携帯の機種変しておかないと酷く後悔しそう。
　なんで、早くカメラがまともに使える携帯に変えておかなかったんだろうって。
　出来るだけ早くやっておかねば。

　京都に来てから何年か経ちましたけど、未だに繁華街の何処にどんな店があるのかよく把握してません。

　今日、二年振りにあった親友と色々出歩き、彼女は知っていても僕が知らない服屋や雑貨屋やカラオケ店が可也ある事に気付きました。
　平日昼間なら一時間五円の料金のカラオケ店や格安で水晶球を売る雑貨屋など、今日彼女に教えられて初めて知りましたよ。
　「河原町を挟んで、シダックスの反対側の道の左側」とカラオケ屋の場所を憶えておこうとしたけれど、後で一人で行ける可能性は可也低いです。
　取り敢えず、歌舞練場が見える位置に在った事だけは憶えておこう。歌舞練場の付近を彷徨ってればいつか見付かるでしょう。

　逆に僕が知っていて彼女が知らない京都の神社や伝統行事が色々ある事にも気付きましたよ。
　そして、彼女も僕と同じくKOKIAを好きである事も知りました。

　互いに興味を持つ範囲が重なりながらもずれていて、彼女と一緒に行動すると補い合えて面白い。

　道端で無理矢理反論している中年女性を見て想った事。

　被害妄想傾向があっても、人から高い評価を受けるほど熱心に仕事はすると想います。
　場合によっては被害妄想があるが故に。
　被害妄想の有無は仕事の出来にも、熱心さにも関わってはいるけど…、評価が高いから被害妄想なんてない、とは云えません。

　こんなに私は仕事が出来るのに、あんなに私は職場の上司から高い評価を受けているのに、と路上で知人らしき女性に言い募るその中年女性。
　誰に如何、「被害妄想持ち過ぎだ」と云われたのか僕は知らないけど。彼女もきっと後で涼しい場所で思い返せば「仕事を熱心にしているから被害妄想なんてない」という自論のおかしさに気付くでしょう。

　暑いから何かが麻痺してしまう。

　ぼんやりと特に意識もせずに聞いていたTVのニュースの一つを聞いてつい「ぅがが」と奇声をあげてしまいました。
　変な声をあげる癖をいい加減直さねば。

　そのニュースによると厚生労働省のエイズ動向委員会のまとめで、この三ヶ月間の新規HIV感染者の199人のうち、男性は186人だとわかったそうです。そして、そのうちの125人が同性間性的接触による感染だそうですよ。
　同性間接触による感染が増大する傾向にあるとか、若い男性同士の性的接触によるものが多い、だなんて言い方でニュース流したら余計に同性愛者が偏見の目で見られるじゃないですか。
　実際に僕の周囲には同性愛者＝HVI感染予備軍だと信じ込んでるお嬢さんがいらっしゃいますよ。実際に行為に及ぶ場合に何を如何するのかそのお嬢さんは正確な事は何一つ知っちゃいないみたいですけどね。

　同性愛者だからって必ずしも感染する訳ではなくて。異性間行為だから安心なんて事も全然なくて。
　…ん？
　はて、何故僕はこんな事語ってるんだろうか。

　自分の歯の状況に危機感を感じたので友達に紹介された近所の歯科医院に行ってきました。
　地元の某歯科以外に行くのは初めてです。

　その今日僕が行った歯科院は歯を残す方針の歯科のようで、抜く心算だった親不知も残す方針で話を進められました。
　歯列矯正した事がありありと判る僕の歯列を見て、治療にあたった歯医者は眉を顰めてました…。
　永久歯を四本抜いてますからねぇ。それに矯正した割には歯列が歪み過ぎていておかしいし。

　小学校の頃僕が矯正治療を受けていた歯科院は、藪ではなかろかと思いながらも四、五年通い続けてましたが…。歯科院に払った金額と治療結果が見合って無かった気がします。
　どう考えても百万円以上掛けた歯には見えないぞ、僕のは。
　今日行った歯医者は最初から抜く話はせず、親不知の虫歯部分の治療と曲がって生えた親不知の矯正の話をしてくれました。
　親不知が映えてきてからというもの、親不知を見る度に「抜かなきゃ」と、抜く時の痛みや抜いた後の差し障りを考えて気が滅入ってました。
　でも、抜かないなら安心。
　麻酔を打って、中々抜けない歯を挟んでぐりぐりと引き摺り出して、神経も引っこ抜いて、なんて治療を想像してたので抜かないと聞いた途端に気が大きくなりました。
　歯自体は抜かないならどんな治療でも我慢出来そうです。

　虫歯以外の治療は、以前歯列矯正治療を受けた歯科に継続治療としてやって貰った方がいい、と歯医者さんは仰ってましたけど以前治療受けたとこに行く気は全然なし。
　念の為に親不知の矯正に掛かる費用を聞いたら十五万程度だそうですよ。地元の某歯科だと恐らく二十万以上ふっかけられるので、奥歯の歯列矯正やるなら今日行った歯科で受けた方が良さそうですよ。

　友達にあの歯科医院を紹介されてから、早三ヶ月。
　内心びくびくしながら、初診の予約をとって、びびりながら治療受けに行ったけど、いいとこで良かったです。

　お嬢さん方三人と買い物行ってきました。
　女の子だけで買い物に行くなんてどのくらいぶりだろう…思い出せません。
　僕も含んだ四人でわいわい言いながら、服を見て回って、御飯を食べて何やかや話しながら帰ってきましたよ。

　恐らく十年前の僕なら無駄な時間だと言い捨てるような時間の過ごし方。
　でも、きっと五年前の僕なら、よく頑張ったと褒めてくれるに違いない。

　僕が想っていたよりも皆さん自分の着る服に拘りがあったのだなぁ、と今日は実感。
　拘りが特にない心算の僕も確り拘りがあったみたいです。

　何と無く自分について考察。

　自分の日記を読み返してました。Web上にある日記ではなく、僕の手元にある僕の手書きの日記を。
　京都に着てからの僕の記載は、事物に厚く、人事に薄くなってました。
　京都で行われるイベントについての記述の勢いに比べて、京都に着てから出来た友人達の記述のなんと淡々たることか。
　特定の一人か二人については何をどうしたとか細かく書いてるけど他の人は名前だけで特に記載ないですよ。
　そんなに僕は周囲の人間に興味を憶えていなかったのだろうか。

　思うに、僕にとっての京都生活は長期の観光なのではないでしょうか。
　僕には京都に来た確固とした目的があるようでいてありません。僕の夢は京都で無くても叶えられるものです。
　僕は刺激があり過ぎて辟易していた地元での生活を投げ捨て、かつて興味があり知識を持っていた京都に来た結果、古都京都の現在の姿を見る事そのものを目的にしてしまったのでしょう。

　だからこそ、僕は京都の寺社仏閣の姿や自分が見た伝統行事を事細かに自分の日記に記載しているんじゃないでしょうかねぇ。
　京都に居る限り僕は地元での出来事に巻き込まれず平穏な観光客として滞在出来ますから。

　僕はある種の人とどうもうまくいかなくて、「おともだち」関係が二年ぐらいしかもちません。
　これじゃいけない、何とか友人関係を保とう。と、思って今身の回りに居るそういう類いの知人に色々してみました。

　先ずは、その人と長話をする時は相手の話を一旦受けてから話題転換するようにしてみました。
　その人は自分の愚痴や自慢ばかり、それも同じ話を何度も繰り返すので、痴呆のお年寄りと話す時のようにしてみりゃいいと思ったのです。
　痴呆のお年寄りと話した時は話題転換しても特に文句を言われる事なくスムーズに新しい話題に移れたので、その人に適応してもうまくいくと思ったのに失敗。
　二、三回は話題転換についてきてくれたけど、数回繰り返したらその人に「お喋り」や「自分の話ばかりをする」などと僕は言われてしまいました。
　ううむ…。長時間話してくるのも、「私が、私が…」と自分の話ばかりするのも、その人の方だと僕は思っていたけど相手にとってはそうじゃなくなっていたか。
　立場が逆転するだけのようなのでこのやり方は断念。

　次に、相手が満足するまで相手の話に付き合ってみました。
　いつもその人は僕の話を聞かずに自分の話ばかりを一方的に長時間話すので、話し切るまで聴いてみようとしたのです。
　ちゃんと相槌は打ったし、相手の話が発展するように色々発言もしてみたのだけど…二時間で我慢の限界に達しました。
　何度か試したけど、以前にも聴いた事のある話を繰り返し聞くのは僕には二時間が限度でした。
　暑さの所為か、僕の短気ゆえか、苛々してきて連続二時間以上相手と話していると会話を正常に続ける余裕がなくなります。
　友人関係を保つどころか僕が相手と縁を切りたくなって来るのでこのやり方は止めました。

　他にも第三者を交えて話してみたり、相槌をいつもより多くしてみたり、同じ話の繰り返しを避ける為に極最近に起きた事を話題にしてみたりしました。けど、どれも逆効果。
　ああしたらどうだろうか、こうしたら…と色々試すうちに更に僕と相手との心の距離は離れてしまったみたいです。
　こうなったら深い付き合いは止めてあっさりした話だけをするようにしてみますか。
　挨拶だけや近況報告だけなら笑顔で親しげに交わす事が出来ますよ。多分。

　あれ？これって友達なのかな…。
　と、疑問に思うけどまぁいいや。

　二十数年生きてきて、「僕の気の所為だったのかなぁ」、と思う事が度々ある。
　夜中にやっていたTOKIOのメンバーが主演のボーイズラヴドラマや、GaiaXに在った筈の眞鍋かをり嬢の日記など、僕の記憶にはあるけれど実在が今は不確かなものがある。
　TOKIOのホモドラマは確かに見た覚えがあるのだけど、何故かTOKIO関連のサイトにはそのドラマに関する情報が無い。全く見付けられない。
　GaiaXで眞鍋かをり嬢が書いていたと思われる日記はkaworix00fighter@miyabiのIDこそ消されているものの、Web Archiveで保存されたものが今でも見れるけど…本人が書いたか如何かはどうも解らない。

　眞鍋かをり嬢が現在更新しているBlog、「眞鍋かをりのここだけの話」を読むと、真鍋かをり嬢のものだと言われていたGaiaX内のサイトの日記の文章に似ている気もするけど、本当にあの日記は彼女のだったのかな。

　もう二年間も会っていない友人にさっき「誕生日おめでとう」と携帯メールを送ってしまいました。
　いや、今日は彼女の誕生日だから其のメールで間違っては居ないのだけど…。
　どんな返事が来るのか、はたまたもうメアドが変わっていてエラーが跳ね返ってくるのか。どちらにせよ怖いので携帯電話の電源は今日は出来るだけ切っておこうと思います。
　全然知らない人から「宛先が間違ってますよ」なんて返事が来たらどうしよう…。

　今年こそは渡そうとか思いながらもう四回分のその彼女への誕生日プレゼントを渡せずに僕は保管してます。
　渡す気はあるので本人に纏めて渡すかも知れない旨は以前伝えたのだけど、ひいてたらどうしよう。
　四個とも綺麗にラッピングした侭僕の部屋の片隅に置かれています。
　五個目のプレゼントこそはちゃんと其の年のうちに渡そうと思うのだけど、これも保管組になってしまうかも。

　彼女は僕にとって、ずっと会わずに居ても僕の親友だと僕が思い込んでいる人の一人。
　彼女と僕は一部の考えが凄く似ていたけど、今も同じ考えで居るのだろうか。

　電車男スレのまとめを読んでました。大学のレポート書かなきゃならないのにもう何時間も読み返してます。
　電車男スレは、中の人によって「毒男板に居た秋葉系アニメヲタ、年齢＝彼女いない歴の青年が、2ちゃんねらーたちと組んだ恋物語」に綺麗に纏まってました。

　スレを読むうちに真面目で純粋な電車男の一挙一動に段々ハラハラさせられてきたのだけど、それと同時にスレ住民の嗜好や行動が何だか僕と同じである事に気付いてしまいました。
　電車男にスレ住民が薦める脱ヲタ系ファッションガイドサイトを見て居たら、ヲタの判断基準が僕に殆ど当て嵌まる事にも気付いてしまいました。

　脱オタクファッションガイドのオタク定番NGリストを観ると、僕の所持品の殆どが「身に付けてはいけないオタク定番のアイテムズ」に当て嵌まってました。
　「迷彩」、「軍服」、「細かい英語が全面にプリントされた服」、「ヨレヨレデニムのロングスカート他、やたら長いスカート」、「十字架のペンダント、チョーカー」、「ダッフルコート」、「サングラス」、「大きくて厚いマジメ君メガネ」、「黒のボテッとしたデカい革靴」…全部持ってるし普段に使用してました（鬱）
　しかも、「使用・発音してはいけないオタク定番の言葉」欄には『女性の一人称 「ボク」』とまでありましたよ…。

　一応僕の「僕」という一人称はアニメなどの影響ではなくて、自然に「ワタシ」や「オレ」以外の一人称というだけで使用していたんですけど…。
　一番最初に使ったのは幼稚園の時なんでヲタも何も関係ないような…。

　近年、一部の趣向の人にのみ好まれるタイプのゲームやらアニメで一人称に「ボク」を使う登場人物が増えました。
　その所為で、不当に一人称に「僕」を使う女性が差別されている気が…しますけど我慢して「私」を公の場では使うように努力してます。
　でもなぁ…何だか釈然としない。

　今日の午後七時から八坂神社で宵宮祭があった筈でした。
　折角友達を連れて四条通に出掛けたのに八坂神社に行くの忘れて山鉾町を見て回っただけで其の侭帰って来てしまいました。宵宮祭は見てません。

　函谷鉾（かんこほこ）・月鉾・郭巨山（かっきょやま）・四条傘鉾・蟷螂山・霰天神山・占出山（うらでやま）・保昌山を見て回りました。
　人込みや一方通行の歩行者専用道に行く手を阻まれあちこち彷徨い、気付いたら二時間も歩き回ってました。今夜は三十分ほど見て回ったら帰る心算で居たのに。
　明日に備えて今日は余り屋台で買い物もしない心算だったのにチキンナゲットやらかき氷やらを屋台で買って食べてしまいました。
　まぁいいや。明日は違うものを食べて楽しもう。屋台は沢山あるし、食べ物も色々ありますから。

　四条の歩行者天国には昨日よりも多くの人々が道一杯に溢れてました。人々の三分の一、場所によっては三分の二は浴衣姿でした。
　明かりに照らし出された山や鉾と、道々に並ぶ屋台、そして浴衣姿の人々。それらにより、アスファルトに覆われた道路とビルが立ち並ぶ町々が、日本の祭りの雰囲気に覆われてました。
　歩行者天国は人で溢れてましたけど、まだ身動き出来る程度の人込みでした。
　明日の宵山はもっと人で道が込むでしょうから身動きもし辛くなるでしょうねぇ。
　今日はまだ山鉾の近くで足を止めて撮る余裕があったけど、明日はほんのちょっと立ち止まっただけでも通行の妨げになり、足を止められないかも知れません。

　てか、保昌山の近くで見知らぬ関西弁の男性に山鉾について質問されたけど、うまく説明出来ませんでした。僕らは平安時代の山と鉾の事は知っていても、現在の山と鉾の事はさっぱり知らないのだと思い知っちゃいましたよ。
　鉾の原型のひとつであると思われる「柱」が『本朝世紀』の長保元年(999)六月十四日の条に登場している事や『後愚味記』の永和二年(1326)年六月七日の条に山鉾と御輿が分離した事が窺える記事があるってのを幾ら知っていても、今あるものがどんな形態のなのか知らなきゃ。
　知識が知識として形を成してないや。

　『「にがり」取りすぎ注意　ブーム過熱で国立栄養研』という見出しの記事(7月14日21時20分 共同通信社)を見付けてしまいました。
　独立行政法人国立健康・栄養研究所では十四日に｢健康食品｣の安全性・有効性情報の頁で『「にがり」と「痩身効果」には関連性なし』との記事を掲載しています。
　にがりの主成分の塩化マグネシウムに糖や脂肪の吸収を防ぐダイエット効果があるというような科学的根拠はどこにもないようです。
　そして、下剤にも含まれているマグネシウムは過剰摂取すれば下痢の原因にもなります。

　確かに、にがりダイエットを試みている知人が最近おなかを壊しやすくなってました。
　同じくにがりダイエットをしている女友達も最近皆「痩せ」というよりも「窶れ」てきてました。
　にがりダイエットをしている知人は皆おなかを壊しやすくなっていたけど、時期的に食品が傷み易い所為だと思ってましたよ。

　そんな心算じゃなかったのに、にがりダイエットをしていた人の中には下剤を飲んでダイエットしてる人と同じように体調を崩してしまった人もいるのでしょうねぇ。
　にがりを摂取しておくと花粉症に効くと聞いて僕も以前にがりをとってましたけど、一日にほんの数滴味噌汁の鍋に入れる程度でした。にがりは不味いし、ミネラルの過剰摂取はかえって健康疎外になると聞いていたので僅かしか口にしてませんでした。
　硬質のミネラル成分の多いミネラルウォーターを過剰摂取してもおなかを壊しやすくなるのだから、にがりを過剰摂取したらおなか壊して当然ですよね。
　別ににがり自体が悪い訳では無いし、全然効果が無い訳でもないだろうけど、摂取する量はほんのちょっぴりでいいと思います。

　今日から十六日までの三日間、「宵山飾り」といって、十七日の祇園祭に向けて、京都の各山鉾町の町会所や旧家では秘蔵の屏風や骨董品などを飾り付けた、一般公開があります。公開場所は町会所や個人宅だけでなく、浄妙山のようにマンションロビーで公開を行っている山鉾町もあります。
　「宵山飾り」は「屏風祭り」とも云うのですけど、其れを見ようと思って六時頃に一人で出掛けて来ました。
　でも、夕方の雷雨の為か予想外の湿度と暑さに動き回る意欲を失い、辿り着いた八坂神社に溢れる人込みを見て更に移動する気力を無くし、山鉾町まで行く前に断念して引き返しました。

　まだ十四日なのに神社境内には屋台が溢れ、浴衣姿の参詣客が行き来してました。普段着で一人でいた僕は何だか浮いてました。
　とりあえず、僕の大好きな綿飴の屋台があるのだけは確認して帰路につきました。

　山鉾や宵山飾りは十六日夜に友達と出掛けた時にじっくり見ればいいや、と思って帰ってきてしまったけど十六日には今日よりも更に人が路上に溢れているのでしょうね。

　今までの日記全てを纏めたBlogを始めようと、様々なBlogサービスやCMSツールを見て回り、自分の求めるものに適したものを探しているのですけど全然見付かりません。
　僕が求める条件を箇条書きにすると次のような感じ。

・コメント機能は無効に出来るもの。
・トラックバック機能は選択で無効に出来る。
・カテゴリ毎にディレクトリを分ける事が出来る。
・カテゴリとは別に、一日分の投稿は一つのHTMLファイルに一纏めにして書き出し出来る。
・個々の記事にもアクセスし易いようにidを振っている。
・カテゴリや月毎にアーカイブを用意。
・カテゴリ毎にデザインを変更可能。
・携帯から画像付き記事を投稿可能。
・複数の画像を掲載した記事が簡単に書ける。
・日時の変更が簡易に出来る。
・XHTMLで書かれている。
・デザインはCSSのみで行う。
・過去や未来の日時の記事の投稿が可能。
・閲覧ファイルは基本的にHTMLで書き出す。CGIは管理者が投稿する領域以外には見せない。

　こんなBlogサービスやツールってあるかな…。
　近いのは色々見付かるのですが、どうも何かが違うのです。
　Movable TypeやtDiaryを入れてカスタマイズすれば希望に近いものは出来ますが、出来るだけ静的なファイルで閲覧可能なものにしたいのでいまいち希望通りでは無くて…。

　今までのように別々の日記にちまちま書いたものを自分の手で一纏めにしてBlogぽい見た目にして何処かにUPした方が手っ取り早い気がしてきました。
　ローカルでPHP動かして静的ファイル纏め上げ、出来たものをUPすればほぼ希望通りになります。
　嗚呼、でもそれじゃ手間が掛かってBlogサービスやツール使う意味が無い…。

　昔何十万円も出して買った物が、今は1円で売られているのを知ってしまったら何だか哀しい気分になりませんか。

　Yahoo!オークションでPC9801-DA/U2が売られているのを見付けてしまいました。誰も入札してないので価格は1円の侭。誰か懐かしさに駆られて買いやしないものかとウォッチリストに入れて暫く見ていたけど誰も買いやしない。
　昔は高かったのに…。

　一時期、僕の実家にはPC98シリーズがどの部屋にも一台以上置いてありました。PC9801-DA/U2に至っては何故だか二十台以上在りました。
　何でもかんでもPC関連の新機種が出る度に父親が次々買い込んでいた所為で、学研のCAI学習機器「まなぶくん」までもが家にありました。

　僕が幼い頃、父が何かを購入する度に「そんな使い捨てのものを幾つも幾つも買うな」と母が怒っていたのを思い出します。
　当時、父に比べると全くパソコンの使い方を判っていなかった母の方が、父よりもパソコンの価値や実質を判っていた様な気がします。
　PC98シリーズは幼かった僕には実に魅力的な玩具であり、その頃の僕は母が何故そんなにパソコンの新規購入を否定するのか理解出来ていませんでしたが…。今思うとあんな何十台も家に置く必要はありませんでした。
　母の言い分は実に正しいものでした。

　…それにしても誰かあのPC9801-DA/U2に入札しないかなぁ。

　昨日、久し振りに徹夜でカラオケしてきました。
　二次会はカラオケオールじゃなくて某お嬢さん宅で飲む筈だと思ってましたが、僕の勘違いだったようです。

　十人以上、しかも女性のみでカラオケなんてした事無かったのでカラオケ開始四時間後ぐらいには疲れ果ててました。
　多分お嬢さん達には僕は無神経なように見られてたと思いますが、気を遣いまくってました。
　途中で寝てしまうんじゃなかろうかと思いながらも朝迄耐久。何故か朝日を見たら元気が出て来て足取りもしっかりと帰る事が出来ました。
　朝になってカラオケ屋出てからよく考えたらその集団の中で僕は一番年上でしたよ。若いお嬢さん達に混じってよく徹夜なんて出来たなぁ。

　「ケイさんって余り人と親しくなりたくないみたいだね。いつもどこか一歩引いてるよね。」
　今日、道端で僕を呼び止めた知人に言われました。ケイさんってのは僕のこと。
　本当にいつも一歩距離を置いた付き合いが出来てればいいのになぁ。
　僕はいつも、何時の間にか他人との間に置いて居た筈の距離は消え失せてしまうのに、消えた距離にも気付かずに振る舞って失敗してます。

　そして、久し振りに立ち上げたメッセのアカウントの一つで半年振りに交わした相手に思いっきり愚痴られ、以前僕を友達だと言っていた某美人さんの現状を知りました…。
　若しかすると彼女も距離を保てない種類の人間なのかも知れません。

　以前ある人が僕を罵った言葉は今も昔もその人自身に当て嵌まってしまうけれど。そんなに僕らは似ていたのだろうか。

　南座へ文楽観に行って来ました。
　四年間京都の大学通っても京都の南座も文楽も知らない人は大勢居るみたいで、「南座に文楽見に行くから」といきなりの今夜の遊びの誘いを断ったら意味が通じ無い学生さんが何人か居ました。「それどこ？」とか「文楽って何？」とか何度も訊かれて苛々。京都の大学通ってるんだからそれぐらい知っていなさい。

　文楽とは植村文楽軒が人形浄瑠璃を受けて興した日本の伝統的人形劇で、太夫（浄瑠璃語り）・三味線弾き・人形遣いの三業で成り立つ演芸です。
　今日僕が観たのは「桂川連理柵」。
　主遣いがずっと顔を出した出遣いの状態の侭全ての段が進行していき、ちょっと不満でした。人形の横に顔があるとつい僕は見てしまうので。
　途中からは人形よりも太夫の表現に「こんな風に語るのか」と関心を寄せて見てました。

　観に来ていた年齢層は微妙にまちまち。
　どうみても七十を超えていそうな御婦人が杖をついて観に来ているかと思えば、幕間の度に「何言ってるかわかんない」だの「これつまらない」だの言ってる女子大生もいました。
　僕は浄瑠璃の語りを脳内で現代語に変換して特に意味が判らないとは感じず面白い演目だと思って観ていたのだけど、其の僕の横に居た女子大生達は違ったみたいです。