2009年11月の記事


反対署名
 ここ最近出来るだけTVを見てニュースを見ていたのですが、昼の一時間と深夜にしか見ていない所為か、見たいニュースを見れていません。
 漢方薬を使用している国民全体に関わることなので、まさかTVでは流してないとかそんなことはないと思うのだけど。見逃してるのかな。

 見たいニュースは、民主党の事業仕分けで漢方薬が保険適用外とされたことについて、日本東洋医学会が反対の署名を集めているニュースです。
 マスコミでこれがどう取り上げられるのか見たかったのでチェックしているのですが、なかなかそのニュースを見られません。

 署名についての詳細は社団法人日本東洋医学会のトップページ中央部右の「漢方製剤の保険外しに反対する」欄で確認出来ます。
 電子署名は漢方を健康保険で使えるように署名のお願いのWEBサイトから出来ます。
 携帯電話でもhttp://bit.ly/kshomeiから署名出来ます。
 100万人規模の署名を集めたいらしいのに本日の時点でまだ15000名分の電子署名しか集まっていません。

 僕はこの医療用漢方製剤の健康保険からの除外のことを親類のものから聞きました。
 親類は漢方薬を処方してくれてる医師から聞いたそうです。
 聞いた当初は耳を疑いましたが、薬事日報の記事「【ツムラ・芳井社長】漢方薬の“保険外し”に反発‐「事業仕分け」の結論を一蹴」や東洋医学会の意見表明(※PDFファイルにリンク)を読む限り残念ながら事実のようです。

 もし漢方薬の保険適用を必要とする方でまだ署名していない方がいらしたら、署名してみませんか。
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格物致知
 「大学生は勉強をしない」ということを前提にした話を見聞きする度に僕は酷い違和感を覚えます。

 僕の知る現役大学生の殆どは研究と学習に一日の大半を費やしています。
 大学のサークルの文系の後輩たちは、毎日10時間以上大学構内で講義と実習を受けて合間の時間に図書館で資料集めしてる子達ばかりでした。
 大学時代に親しくなった人も大学に在籍しているうちに取れるだけの講義と資格を取ろうとする人ばかりでした。

 「大学入ってから毎日遊べて楽しい」とことあるごとに周囲に言う人たちも居ましたが、その「遊び」の内容は研究室での実験であったり、資格取得の為の学習であったりしました。
 その人たちにとっては楽しくてたまらない遊びのようなものだったようです。

 僕にとって一日のうちで机に向かう時間が最も多くを占めたのが大学生と大学院生の期間でした。
 僕の場合はアルバイトも翻刻のように机に向かうものばかりでしたので、平日は一日24時間のうち16時間近く机に向かっていました。
 勿論机に向かうことだけが勉強だというわけでもありませんが、これからの人生で学生時代以上に特定の分野の知識を溜め込んでその知識を使って研究することはないような気がします。

 ところで、ある教授がこんなことを仰ってました。
 「大学は勉強するところではなく自ら学ぶところである」と。

 そういえば、学生時代によく遊んだ人が「学生のころはよく遊んだ」と言うのを見たことがあっても、周囲よりも真面目に学習と研究に励んでいた人が態々それを人に言うのを見たことがありません。
 学習も研究も何もせずにバイトに明け暮れていた人も、研究三昧の日々を過ごした人も、学生時代について触れる時は「あのころはよく遊んでた」と仰います。

 もしかして、「大学生は勉強をしない」と言う人は学生時代に学ぶものが少なかった自分の体験から皆がそうであると思いこんでいやしないだろうか。
 まさかなぁ。
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