2002年11月の記事


事柄
 夜十時過ぎの帰り道、いつも前を通る花屋がクリスマスモードになって暗闇の中、赤と緑に彩られた植物たちと花屋の二階の飾り窓の硝子に映った少し楕円になった月が相俟って酷く美しかった事。
 いつも夜中まで煌々とライトを当ててブランドもののバックを見せびらかしている駅近くの質屋のショーウィンドウがある晩だけ真暗で如何したのだろうと思って居たら次の晩にはすっかりクリスマス風の飾り付けになってまた新しいバックを展示していた事。
 誰かから未練があるのだか恨みがあるのだか判らない電話を掛けられ捨て台詞と共に切られた事。
 
 書かないと忘れる事が多い。
 書いても忘れる場合が多い。
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転倒
 探しても見付からない忘れ物。
・余り他人に見られなくない中身のtxtファイルの詰まったフロッピー。
・何日か前に鞄の中に詰めた筈の手付かずのバームクーヘン。
・多少は在った筈の僕の注意力。
 
 今日、今の時点で何も無いところで転んだ回数が二十回超えてます。
 帰宅迄に後何回僕は転ぶのでしょうか。
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適当に生きてる
 忘れてたものを列挙。
・知人への待受画像
・建仁寺の位置をお嬢さんに知らせる
・独文和訳
・英文和訳

 絶対他に何か僕は忘れている。
 でも、思い出せ無いのでおやすみ。
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ウラのある話
 「其の話絶対裏があるやろ?」
 何人かの女のこに同じ話を持ち掛け、悉く断られました。
 
 昨日、先輩にメールで先輩の友人に興味を持ちそうな女のこがいたら紹介してくれと頼まれたのです。
 其の友人は最近彼女が出来掛けたのですが、昨日あっさり相手に振られてしまった模様。
 其の先輩の友人の事を僕は知らない訳ではなかったので「仕方無いなぁ」と思って身の回りの女のこ幾人かに打診して回ったのです。
 
 人間はある対象に付属するもののプラス面ばかり強調されると反ってマイナス面を感じるものなのだそうです。
 「こういう人がいるんだけど、如何?」と其の人の学歴・性格・外見など、僕が色々良い点を並べ立てたのが災いしたみたいです。
 「京大理学部に在学中で、院試にも受かっていて、見た目は普通だけど鍛えてるからしっかり筋肉ついてるソフトマッチョな感じの人で、顔は京大に居る割には悪くなくて、性格は温厚で少しお茶目で面白くて、女のこに親切で…」彼の長所を並べ立てれば立てる程、「其の話、何かウラがあるんじゃないの?」と僕は疑われてしまうのです。
 「そんな人が如何して今迄彼女が出来無かったの?」と疑わしげな眼で訊かれてしまうのです。
 
 まぁ、確かにウラがあるといえば無くも無かったんですが。嘘はつけないので、女のこ全員に謂いましたよ。
 「ごめん。一個だけ欠点を黙ってたんだけどそのひとの趣味はストリップ観賞。」とね。
 いや、でも本当にいい人なんですよ。其れさえ無きゃ。
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間抜
 ずっとポケットが無いと思っていた今年着たばかりの灰色のコートにポケットがある事にさっきやっと気付きました。
 しかも自力で気付いたのでは無く、一緒に歩いていた知人に指摘されて…。僕、間抜過ぎ。
 
 「ポケットにシャボン玉液持ってる大学生って如何かと思う。」と上記の知人にぼそっと謂われました。
 「首からナイフぶら下がってるのは如何?またたび持ち歩いてるのは?」と訊き募ってみたら「アタシに関係無ければいい。」と実に冷ややかな口調で返されました。
 
 確りした知人が身近に居て良かった…うん。
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To deceive oneself is very easy.
 帰りに寄り道して二時間程を立ち読みと月を眺めるだけに費やした。
 
 目の前に四つ選択肢があり、其の内の一つは五年前の僕が無理矢理造り出したレールが残っている。そして其の一つを見出した後に僕は元々造り掛けて居たレールの制作を途中放棄してしまったから、残る三つの内の一つはもう先が無い。残る二つはどれも似たり寄ったりで片方を選ぶともう片方が消える。其の一方は未だ舗装されて無い道であり、これから先僕が先に進むには必死でスコップを両手に持って土木作業をしなければならないだろう。最後の一つは獣道であり、道の脇に生えている棘の所為で歩けば歩く程痛くて仕方無い。
 僕は五年前に確かにあの道を選び取った筈なのだから、と自分に言聞かせて棘を掻き分け進み掛ける足をレール沿いの道に戻している。
 
 考えれば考える程虚しくて哀しくて堪らなくて、独りになったら最後僕は泣くに違い無いと思ったから只管他に人が居る場所ばかり選んで居座り続けたのにふと油断した瞬間に涙が毀れてしまい人に見られない様に誰も居ない場所に行き、そして更に泣く。
 此れって酷く無意味な悪循環だ。
 
 こういう僕を僕は嫌いだから忘れず記し、せめて憶えて居る内だけでも同じ事をせぬ様に心掛けよう。悩むだけじゃ何も解決し無い。全ては自業自得なんだ。
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雨が如く降り注ぐ星
 十七日夜から毎晩獅子座流星群を見様と窓に張り付いてます。
 でも、極大夜を過ぎた今でもまだ一つしか流星を僕は目撃出来ておりません。
 今夜は清水寺の夜間拝観に出向いたついでに夜空を見る為に将軍塚迄出掛けてみました。
 それでも新たな流星は目撃出来ず。
 
 獅子座流星群関連の期間限定MLにも参加してみましたが、皆さん今年は去年よりも流星を目撃出来ておられない御様子。
 嗚呼、僕だけじゃ無いんだなぁ。と、安心してもう眠ります。流石に朝迄窓に張り付いていられません。
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初恋の君
「恋愛結婚なんて愚の骨頂。ましてや初恋の人と結婚だなんてとんでも無い。そこにあるのは薄っぺらな幸せだけです。恋愛と結婚は質が違うのです。」
 妙に恋愛結婚感を語る中年男性がいた。
 余りに同じ事ばかり語るので若しや彼は初恋の人と恋愛結婚をして大失敗したのかと思ったがそうでは無いらしい。
 彼の初恋の人は中学二年の時に亡くなり、だから自分の初恋の思い出はいつまでも美しい侭なのだと彼は云う。
 
 初恋の君がどれだけ醜く老いぼれ様と生きてた方が僕には良い。
 いつか美しい老い方をした相手に再会出来得るかも知れぬと空想するのが愉しいから。
 例え相手が月日の流れに逆らわず見事に老いさらばえて居様とも、初恋の君は他とは比べ様も無く美しいのだから。
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カモ
 最近、帰りにちと途中下車して本屋で立ち読みする事が多いです。
 でも、今夜は本屋の前まで行き、とあるものを見掛けて引き返してさっさと帰宅いたしました。
 とあるもの、とは可愛らしい女の子二人連れ。
  
 土曜の夜に某古本屋チェーン店で立ち読みしていた際、僕は変な女の子二人組に話し掛けられたのです。余りに彼女らが微かな声でたどたどしく僕に語りかけるので最初は何を言っているのか判りませんでした。
 でも、内容をよく聞くと、「ワタシタチ、コノ近クデ聖書ノ勉強会ヲ開イテイルノデスガ、今カラ一緒ニキマセンカ?」と彼女らは言っていたのです。
 そして「聖書ヲ読ンダコトアリマスカ?」「教会ニ行ッタコトハアリマスカ?」などとも訊かれたので一応素直に縦に頷いたり首を横に振ったりなどして肯定否定を表してみました。
 話すうちに今からどこぞに一緒に出向いて聖書について勉強しようと言われ出したので「聖書についてはもう十分学びました。もういいです。」と言って僕は逃げました。
 んで…今夜は其の女の子達が思い切り店の前でカモを探して居たので本屋に入る事無く僕は引き返した訳です。
 
 てか、彼女等は何だったのだろうか。
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マニマニ
 このたびは幣もとりあえず手向山
  紅葉の錦神のまにまに
 
 秋山に心をのみも入るるかな
  紅葉の色の深きまにまに

 上記の歌を見ているといつしか「まにまに」が「マニマニ」に脳内変換されて怪しく思えてくる。
 いや、この場合の「まにまに」は「随に」であり、「〜に従って、〜につれて」という意味合いだとは判っているのだがどうしても頭の中では「マニマニマニマニ......」となってしまうのだ。
 色々考えている内に「カーラ・カーラ・カーラ・カーラ・ルーバ カーラ・マニ・マニ・バラ・カーラ・ドーマ カーラ・オガ・オガ・マニ・カーラ・アンタ カーラ・イティ・イティ・オガ・カーラ・サンティ」なんて呪文が何かのゲームであったよなぁ、と無駄な連想までしてしまっている。
 
 変な事考えているからって暇な訳ぢゃ無いんだな。
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胡思乱想
 独りの部屋に帰って考え込みたくも泣きたくも無かったから二時間程本屋で立ち読みしてから帰宅したのにまだ僕は考えてしまう。
  
 部屋に帰った時に誰も居ないのが寂しくて帰るのが厭なのでは無いのです。
 逆に部屋に誰か居るかも知れ無い状態が厭なのです。
 
 小さい頃から僕が帰る部屋はいつもガランと静かで僕を出迎える人なんて居ませんでした。
 僕に鍵をくれる人は皆僕より帰宅が遅いか僕より忙しく、自分の部屋で無くても僕が帰る部屋で僕を出迎える人は居ませんでした。
 ですから、僕が独り住まいをしている筈の僕の部屋に帰るのが厭だと理由を寂しいからでは無いと否定するのは決して強がりでは無いのです。僕は誰も居ない部屋に帰り、独りで食事を摂るのには慣れているのですから。
 
 いつもより二時間遅く戻った部屋には誰も居ませんでした。しかし、部屋の細部を見て回るとあちこちに僕の記憶に無い物の移動や食品の消費の痕跡がありました。
 お願いだから僕が独りで考えられる時間と場所を奪わないで下さい。僕はまだ完全に選び切った訳では無いのです。
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「10minutes 100yen」の場所より
 どうも昨晩僕は世話になっている人を怒らせ、親に喧嘩を売り、バイト先の同僚に無視をしたらしい。
 あくまでも客観的に見てそう思うだけ。怒らせた覚えも喧嘩を売った覚えも無視したつもりも無い。
 
 親に早く身を固めろと無茶な事を云われました。固めるのはまぁ後で固めるとしても誰とやと訊こうとして途中で止め。薮蛇にはもう懲りました。
 
 多分今日もサイトのURL訂正は無理。微妙に苛々。
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痛い
 知識の再確認中。
 思い出したものの所為でちと目が潤んでいる。
 今度も中途で止められない。
 説明に使用される言葉が胸の痛みを更に大きくする。
 
 風邪の所為にする。
 そう、全て風邪の所為。
 目が潤むのはくしゃみを堪えてるから、胸痛は熱が出ていたから。
 詮索はするな。
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鯖移動により
 infoseekとHOOPSの合併によりiswebとHOOPSの僕のサイトのURLが変更になったので二つのサイトを纏め直し、GaiaXのnq25がg2になっている為同鯖内で纏めていたもののリンクを張り直して…。
 嗚呼、面倒臭い。やるべき事が目前にあるのにこなす時間が無い。
 
 ちと無理して時間捻り出して自分のサイトをちょこまか修正してみますけど、途中で放置すると思うので見れない箇所が沢山あっても深く気にせずにいて下さい。
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いつもと同じ
 偶には一本早い電車に乗ってやろうといつもよりせかせか歩いて駅に行きいつもより駆け足で乗り換えてみたのに、結局いつもと同じ時間のいつも乗る線のいつもの車両にいつもと同じ扉から乗り込んでいつもと同じ顔ぶれを無表情で眺めつついつもと同じ時間に住処の最寄り駅に着く。
 いつもと同じいつもと同じいつもと同じいつもと同じいつもと変わらない…。
 
 鳴呼、何だか酷く厭な状態だ。
 しか決して不仕合わせな状態では無い。
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語り過ぎ
 今日乗ったタクシーの運転手の話箇条き。

・もう少し経つと京都は観光客でいっぱいになり、道路を走っていても前の車が次に何処に行くのか予測出来なくなる。急に本来曲がるべきではない車線で曲がろうとする車もよく見掛ける。
・京都産業大学の学園祭は芸能人を多く呼ぶ。大学から京都駅に芸能人を迎えに行きまた大学に戻る、といった依頼が幾つかあったらしい。
・車の外がどれだけ寒いかは道を歩く人々の表情で判る。
・夏でもどれだけ暑いかは表情で判る。
・夏の暑い盛りの時期に重たそうな鞄を汗を掻き掻き顔を真っ赤にして運んでいたスーツ姿の中年男性が後ろを振り返り振り返り歩いており、タクシーに乗りたいのかと思ったが何台もタクシーが通るのに見送るだけで呼び止めない。何だろうと思ってスーっと横付けしてドアを開けたらしっかり乗り込んでくる。話を聞くと酷く暑いし荷物は重いのでタクシーに乗りたかったのだが行き先が余りに近くである為タクシーを止めるのを躊躇っていたのらしい。
・清水寺付近の店でこの前叶姉妹がきていたらしい。人だかりの中に外人が見えたからトム・クルーズかと思ったが後で週刊誌を読んだら外人の御付きを連れた叶姉妹だった。
・直ぐ横を走ったバイクのおねぇちゃんは手袋を嵌めずに素手で寒そうだ。
・バイクに乗る時にゴム手袋でも何でも良いから手に一枚嵌めていると事故の際の指切断を免れられる。
・出血多量の事故の場合、救急員は先ず指が全部付いているか如何かを確かめる。

 そんな話は如何でも良いから僕は彼にもっと早く目的地に辿り着いて貰いたかった。
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元も子も無い
 一日から今日の五日迄僕は休みでした。
 休みの間に僕は岐阜に帰りコート類を持ってくる心算が風邪で断念。
 代わりに今日母が清水寺に紅葉を見に行くついでに僕の服類を持ってきてくれる筈だったのですが、母の勘違いにより喧嘩になり其れも無しに。
 
 予定は全て周囲に伝えてから行動していた筈なのに、日程を取り違えられたら元も子も無い。
 結局、僕が休みの間に出来た事は東寺のガラクタ市に出掛けてミリタリーショップで服を買った事だけ。
 いや、他にも何か予定にある事をこなしているかも知れ無いがはっきり判って居るのは二つだけ。
 
 計画を幾ら立てても計画を実行する本人がいい加減では意味が無い。
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真討厭
 「鬱陶しいなぁ。ちょこまか動いて陰口叩くくらいなら消えてよ、君達。」
 ついそう電話を掛けて直接相手に云いそうになる瞬間、でも掛けずに壁に八つ当たりして遣り過ごす。
 陰で小細工して回る男を見ていると怖気が走る。陰口を叩く男も嫌いだけど叩かれる男も苦手。
 
 僕をコマとして操っている心算のお嬢さん達の行いは笑って見て居られるのに、同様に僕をコマにしようとする野郎の言動には嫌気が差す。
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珠ノ如クニ時ヲ惜シメ
 体調不良を言い訳にして、実家に帰るのを取り消し会う約束も放棄し無理な願い事を親族にしました。
 相手が僕の何処に如何価値を置いているのか把握した上で其の価値点を見せびらかしつつ依頼をするのは卑怯だとは判っていたけど、自分で動く気が無い以上他に手段は無いのです。
 
 今日はお休みでしたのでオンラインゲームを幾つか久し振りにやり、ゲームの殆どに厭きてしまいました。
 無駄な時間の使い方、でも殆ど布団に包まって身動き出来無い僕に出来たのはPC弄りだけ。
 絶対後で今日の時間の使い方を後悔するとは想うのだけど。
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