Trash

　大学の構内にて二日に一度程度の割合で、あるお嬢さんを見掛けます。
　そのお嬢さんはいつも着物姿で、季節の移り変わりと共に着物も夏ものから冬のものへと変わって行ってました。
　流石、京都に大学があるだけあって古風にも着物姿で来る人もいるのだなぁ。なんて感心してましたけど本当のところはどうなのだろう。
　若しかしたら彼女はただ単に大学の近くの着物の着付け教室に毎日通っていて、着替えるのが面倒だから其の侭着物で講義を受けにきてるだけなのかも知れ無い。

　今日の夕方僕が見掛けた時にはお嬢さんは少し寒そうに羽織の上に更にショールを重ねておりました。
　足元の足袋も冬用のものを履いている様でしたが、周囲の洋服を着たお嬢さん達に比べると随分寒そうにしてました。
　もう、羽織とショールでは寒さを防げない季節になってきてます。

　親から全面的な経済的援助を受け一人暮らしをし、大学卒業後もまだ親の脛を齧って学生で在り続けようとするお嬢さん。そんなお嬢さんを身近に発見。
　己に関して発する言葉の方向性が違っても、着ている服の好みや経済感覚等が僕のとある知人と類似した其のお嬢さんは、他の部分も僕の知人と類似しているのだと今日知りました。

　皆、色々抱え込んでいるのですよ。
　まるで小説の筋立ての様なおどろおどろしい血筋や人間関係を誰もが皆抱え込んでると迄は云いはし無いけど。僕も何か抱え込んでいるかも知れ無いし、抱え込んで無いかも知れ無い。
　そして、今日の夕方僕と話しこんでいたお嬢さんには周囲の余りの幼さに当人には云え無い侭抱え込んだ言葉があったのかも知れ無い。
　当人に告げずに他者に愚痴ってしまう時点で自分の幼さを露呈していまう事に気付きながらも二人で話しこんでました。抱え込んだものを昇華出来ず、他者に転嫁させてしまう時点で己も己に愚痴の因を齎した人物と同程度でしか無いのだと露呈してしまっていました。

　取り敢えず、今後も僕は「男によく間違われた」とか「女にモテた」なんていう過去の話を余り周囲に云わない様に致します。僕を男だと思って過度の好意を持ってくれた女の子は三人しか居なかったのですから。

　忘れ無い内に書いてしまおう。

　昨日（28日）、同じ学科のある美しいお嬢さんと話してる内に彼女が僕よりも彼女の方が年上であると思っていたのだと判明しました。
　確かに彼女は周囲の知人達よりも年上だけど、僕とはタメです。但し僕の方が11ヶ月程早く生まれたので年齢は一個僕のが上ですけども。
　知り合ってから一年半以上経ち、やっとタメだという事実に気付いた彼女は講義が始まっても顔を真っ赤にして口に手をあてて笑いを堪えてました。何処が如何笑えるのか僕にはさっぱり判りませんでしたが、此れまで僕と話す度に彼女が感じていたらしい奇妙さの原因が判ったという事が彼女を笑わせていたみたいです。

　てか、お嬢さんの反応により僕はお嬢さんに「どうも年下にしては変だ」と思われて居た事が判明しました。
　去年から頑張っていた若作り、年下には通用していたけど同い年以上には全然通用して無かったみたいです。

　やっぱ十代に偽るのは無理がありましたか。

　日曜日に鞍馬寺に行って来ました。
　いきなり行く事になったので奥まで行く時間の余裕が無くてさらっと見ただけですが、実にあそこは良い処でした。
　何故か本殿の前の砂利の上にビニールシートを敷いてお弁当を広げている親娘を見る事も出来ましたし、見回るだけで景観だけでなく様々な面白人間を見る事が出来そうでした。てか、公園でも無いのに観光客いっぱいの境内で持参のビニールシートの上に座ってた其の人達にあ然として景色を楽しみ忘れてしまいましたが。

　で、昨日は僕のもとに持ち込まれた友人のパソコンを弄ってました。
　XPを入れたVAIO君は非常に機嫌が悪かった模様で固まりまくってました。
　動作不安定の原因は何だろうなぁと見てみたら原因が見当たり過ぎて仰天しました。デスクトップに約300MBのファイルがぽんぽん置いてあるわ、OSのServicePackは入れてないわ…。WindowsUpdateで更新すべきものをチェックしたら38個もありました。
　XPはビジュアル面で他のWindows系OSよりもパソコン初心者には取っ付き易く操作も簡易であると思っていたのですが、大きな勘違いだった模様です。
　OSの薦めるがままに弄って動作を安定させて持ち主にVAIO君を返したらお礼を言われました。今度何か奢ってくれるらしいです。

　いいのかなぁ。まぁ、いいや。

　土曜の朝、窓を開けると空は晴れ渡り、空気は澄んでおり、TVをつけるとセーラームーンの実写版をやっていた…。
　空が晴れていて気分良かったのに見事にぶち壊されました。
　セーラームーンの実写版があったなんて…。

　二度と見てしまわないように放送時間を確認したところ、実写版は今月四日から土曜朝七時半に放送されてたみたいです。
　ちらっとしか見て無いけど、何だか少年少女よりはアニメ版を知っている世代にうけそうな映像でした。公式サイトには登場している美少女達の日記まで公開されてました。
　美少女達が中学生の設定なのに実際は高校生以上の年齢なので少しビジュアルに無理があるのはまぁ許せるとしても、黒猫のルナが本物の猫では無くヌイグルミにされてるのは違和感ありまくり。
　でも、ルナの声だけはアニメ版と同じなのだそうです。

　てか、アニメ版で「美少女戦士セーラームーン」「美少女戦士セーラームーンR」「美少女戦士セーラームーンS」「美少女戦士セーラームーンSuperS」と無理矢理続編を出し、ミュージカルや関連商品も売り出した挙句に次は実写版ですか。

　講義の中で見たく無いVTRを一時間我慢して観てました。
　途中何度も心が引き摺られそうになったので、ゲシゲシと掌をシャーペンで刺しながら無理矢理顔をTV画面に向けて観てました。
　VTRには知り合いの掲示板の書き込み、僕の地元では有名な中年女性と中学生の遣り取り、知り合いの知り合い程度に僕と面識がある人のインタビューが次々出てきました。
　そして何よりも、其のVTRには僕自身の抱え込む問題に関する情報が溢れていました。

　まさかあのVTRをもう一度観る羽目になるとは思わなかったなぁ…。
　VTR閲覧を拒否する権利が欲しかった。

　僕は過剰にメール連絡を求められるのが苦手ですのでオークションで物を買う事は殆ど在りません。頻繁にメール連絡を要求するネットショップも苦手なので避けてます。
　商品注文確認、金の振り込み方法確認、振り込み日時指定確認、商品の受取り確認など、一々何かやる度に確認のメールを求められると余りの鬱陶しさに叫び出したくなります。
　金の振り込み方法や振り込み日時は最初の注文時に知らせてるし、商品配達は宅配業者のサイトで確認出来ると思うのに…一々「どうなってますでしょうか？」と連絡を求められると困惑します。一応最低限の連絡メールは送信しますが、二度と其のネットショップを利用し無い様になります。
　頻繁に客に連絡を入れる事は其の店の信用に繋がるかも知れませんが、頻繁に客に連絡を求められても困ります。

　なぁんて事をつい昨日迄思っていたのですが、ちと今日考えを改めました。
　先日ネットでアクセサリーを注文した店から連絡が全く来ないのです。
　過ぎたるは猶お及ばざるがごとしとはいいますけれど、客に連絡を過剰に求める鬱陶しい店でもまだ連絡を頻繁にくれるだけましだったかも知れ無い、と実感中。

　クリスマス迄には連絡が来るといいなぁ…。

　「ずっと断り続けてるのに自分に迫ってきてる人に婚約指輪貰った感じ」の気分だと誕生日のプレゼントを半月遅れで渡した相手のお嬢さんに言われてしまいました。
　一応、「誕生日のプレゼント私は渡してないのに貰っちゃって申し訳ない」気分なのだとも言われましたけど…全然フォローになってない…。

　微妙にショックです。
　いや、微妙なショックを受けています。

　先々週の土曜日に買い物ついでに女友達の彼氏の顔をちらっとだけ見たのですが、其の彼氏に友達が僕の体重を言ったところ余りの少なさにショックを受けていたのだそうです。
　彼氏の反応を今更報告してくれた女のコによれば僕は痩せ過ぎなんだそうです。
　まぁ、そりゃ確かに痩せ過ぎだとは自分でも思うけど。全く初対面の人様に衝撃を与えるほど自分が痩身だとは思いませんでしたよ。

　てか、その先々週の友達カップルの様子をぼんやり思い出しながら部屋の整理していたら先週の土曜日の昼にある筈だった配水管洗浄と消防設備点検をすっかり忘れて居た事にやっと気付きました。
　今更連絡しても洗浄も点検もしてくれないだろうなぁ…。
　しまった。

　僕は金色や桃色のものを身に纏うのが嫌いです。それらの色を身に纏っている人を見ても別に其れは其の人の自由なので何も言いませんが、自分が其の色に染まる事は大嫌いです。
　ショッキングピンクやゴールドのワンピースが似合う女性はそれで良いのです。似合って美しければなお宜しい。
　ただ、僕は僕がピンクやゴールドのワンピースを着た姿を想像したく無いし着たくも無いだけ。

　でも、僕は体調が少し悪い時や物事が余りうまく行かない時に其の自分が嫌いな色に自分の爪を塗ります。
　嫌いな色を常に視界に入れて、其の色に負けない様に根性を出して頑張る為に…。
　というと聴こえは良いですけど、単にしんどい時はだらだらぼんやりと過ごしてしまうので嫌いな色を塗って爪を見る度にギョッとして意識をはっきりと保とうとしているだけです。
　それで、今現在も元気を無理に出そうと思って爪を全て金色に塗っているのですけど、どうも爪を見ても根性を出すどころか余計に気が滅入ってきます。風邪による微熱と頭痛でだるくて痛くて仕方無くて空元気出す余裕はもう無いみたいです。
　それどころか、金色に塗った僕の爪を見て「金が似合ってる」という人まで現れ出しました。嗚呼、なんて事だ。これは僕の大嫌いな色なのに。
　まぁ、嫌いな色を態々自分の爪に塗る莫迦がいると思う人は少ないだろうけど…。

　と、いうわけで金色に負けました。あのギラギラと遠慮無く光る下品な色に。

　ここ数日僕は風邪の症状が顕著に表れてまして、ゴホゴホ咳と止まらぬ洟に苦しみながらも真面目に勉学に励んでいたのです。

　風邪でしんどくてゲホゲホ咳き込んでいたら「無理はしない方がいいよ。」とだけ云ってノートを貸してくれた友人が居ました。
　逆に自分の事ばかり一頻り話した後、「今日は若しかして体調悪いの？」と昨日風邪を引いていると話したばかりなのにもうすっかり忘れている知人も居ました。

　自分の事ばかり人に話すのはよく無いな。友人を無くす事になるなぁ。
　と、しみじみ実感。

　風邪の所為か身体の節々が痛いです。
　特に身体の左側の痛みが酷く、左腕は動かす度に痛みが走ります。
　余りに痛いので痛みを誤魔化す為に動いて痛みを拡散しようと痛みが走る度にちょこまか間接動かして運動してます。でも、傍から見たら（痛みで）奇声（悲鳴）上げながら変な踊り（運動）を踊っているように見えるんだろうなぁ。

　動かせば痛いと判って居るのについつい何かにつけて左腕を動かしてしまいます。
　勿論、痛みが走った其の瞬間に痛む事を忘れて居た己の記憶力の無さを恨む羽目に陥るのですが。

　…卒倒し掛けました。
　Macromedia Japan の「将来のMicrosoft 社 Internet Explorer の仕様変更が Macromedia Flash および Shockwave を使用したサイトに与える影響と対策について」を見て、やっと足を踏み出した道は実は障害だらけだったのだと思い知らされた気分です。

　上記のリンクのページによると「Microsoft 社が今後リリースを予定している Internet Explorer では、HTML 内で object、embed、appletタグを使用すると、再生許可を求めるダイアログボックスが表示される」のだそうです。
　一応ダイアログ表示の回避策も Macromedia Japan では紹介されていて、JavaScriptで回避出来る模様です。
　でも、新しいInternet Explorerが一般的にリリースされるであろう2004年初頭迄に Flash、Authorware、Shockwave を使用したサイトを全部ダイアログが出ないようにJSファイル埋め込んで回るなんて…考えるだけで面倒臭いです。

　てか、今風邪で体調的に苦しいので是以上時間的にも苦しくなりたくないです。はい。

　食欲の秋だからかも知れませんが、近頃の僕は以前の食欲が復活しつつあります。
　以前は一日四食以上、眠る前にも一食食べないと空腹で眠れませんでした。
　もっとも食欲旺盛であった時でも「大食い」と称されるほど食べる量は多くは無かったのですが、身体の割りには少し食べる量が多いとよく云われました。
　其の食欲は一昨年の冬から去年の春に掛けて受けた精神的打撃が大きくなるにつれ胃の痛みと反比例して減少し、此処暫くの食事量は比較的ちびっこく痩せっぽちな僕の体型に見合った程度にまで落ち込んでました。

　が、何故か先週末くらいから以前の食欲が復活しつつあるようです。
　復活といってもかつて食べていた量の三分の一程度しか今は食べてないのですけども。
　取りあえず、あまりにお腹が減るので一回の食事の量を先月迄の倍にしてみました。
　此の侭食欲が完全復活すれば僕の体調も良くなり嬉しいといえば嬉しいのですが…一気にエンゲル係数上がりそうで怖いです。

　嗚呼、しまった。
　ついうっかり今さっき茹でたばかりのマカロニにこれもまた作ったばかりのホワイトソースを絡めて四分の三ほど食べてしまいました。
　それらは今晩の御飯の一品としてではなく、冷凍保存用にと思って作って居たものだったです。
　それなのに、茹で上がったマカロニを見た途端つい傍に在ったホワイトソースに絡め、気付いた時には半分以上口に運んでました（ぉ

　今晩は炭火焼のお店からアジアン焼き肉のお店に変えて今日開店したお店に開店祝いの花を持って食べに行く予定だったのに。
　こんなにお腹一杯マカロニを食べてしまって如何したら良いのだろうか…。
　店に着くまでに僕のお腹の中のマカロニが消化されて居る事を祈ります。

　今日の昼、授業中にいきなり隣に座っていた知人に「最近ケイちゃんのパソコンをインターネットに繋いでいておかしくなったことない？」と訊かれました。
　何を訊いているのか直ぐ判ったので「いいや。（ウィルスに）感染して無いから。」と答えました。
　僕の返事に「ああ、そう。」と云って相手は残念そうな顔で会話を切り上げてしまったのだけど、若しかしたら彼女は僕のPCのウィルス感染を期待していたのだろうか。それとも彼女が新しく購入したばかりのノートPCが感染でもしたのだろうか。
　そう思えるくらい彼女はがっかりした表情をしていた。

　「ケイちゃんは私と余り長話したくないんじゃないかな？」と以前彼女が云っていた事を思い出した。
　其の時は、短い言葉やそっけない台詞でばかり僕が返事をするので彼女は僕が自分と話す事を嫌っている様に受け取ったらしい。
　また同じ様に受け取ったんじゃ無かろうか。
　誰かに僕に関する彼女の考えを述べてやしないだろうか。自分はこう思ってああ云ったのにこんな返答しかされなかったのだ、と語ってやしないだろうか。
　メールでも送ってフォローしとかなきゃ。

　嗚呼、面倒臭い。

　「蘭亭序を知らない者は日本人ではない。昔の日本人なら皆、蘭亭序を知っている。平安時代では当然の知識だった。昔は先ず蘭亭序から書を習ったものだ。現代の日本人は古典の素養が欠けている。」という意の事をながながと今日中年男性に語られました。
　んなもん、知るか。とこっそり呟いたけど相手は自論を述べるのに必死で僕の不遜な態度には全く気付いちゃいませんでした。

　まぁ、紹興酒に纏わる話も聞けたのでよしとします。
　紹興酒の故郷紹興では女児が誕生すると酒を醸造し、其の娘が嫁ぐ時まで寝かしておいて嫁入り道具として其の酒を持たせるのだそうです。
　紹興酒は八年ものよりも二十年ものの方が色合いが薄く、味わいが良いのだとか。
　そして、紹興酒は刺身などのつまみには合わないので中華料理をつまみにして飲んだ方が美味しく飲めるのだそうです。

　美味しい紹興酒、一度くらい飲んでみたいものです。今迄飲んだのは酷く不味かったから。

　月を跨いで硯探ししてました。
　やっとさっきレシートの束に隠れてひっそりしてた硯を発見！
　硯を探し始めた当初は硯で墨を磨って何か書く心算でしたけど、もうそんな気分じゃなくなりましたので見つけた所と同じ場所に仕舞って置きました。多分、また書きたい気分になった時に必死で硯を探し出す事でしょう。

　今日から神無月が始まります。
　未だに僕はクローゼットの中身を入れ換えずにいるのでいい加減今日こそ衣替えをしなければ。