2009年12月の記事


「お雑煮」
< お正月に欠かせないものの1つに「お雑煮」があります。
「お雑煮」には、土地の特産物を使った様々な作り方があり、その家ごとに、また風習よってもその作り方が異なりますね。

 全国的に多い味付けは「すまし汁」のようですが、近畿圏では「白味噌仕立て」越前や四国の徳島・香川の一部地域では「赤味噌仕立て」、鳥取や島根では「あずき汁」を用いるところもありますね。
千葉県東北部では、地元の濃口醤油と海でとれるハバ海苔をかけるそうです。
関東では鶏肉を使った削り節のダシが多く、島根や鳥取の一部では、小豆汁に餅を入れたものを雑煮と呼ぶ場合もあるそうです。
長崎県島原市の具雑煮のように、季節や風習にとらわれずに通年食べられる物もあります。
又、一部の喫茶店や茶店では軽食メニューとして雑煮がある店もあるようです。
日本国から長く独立した地域だった沖縄県は現在も雑煮を食べる風習はないそうですが、同じ琉球文化圏に属する鹿児島県奄美地方では割りと普及しているようです。

 時折、「丸餅」か「角餅」かということが話題に上りますが、餅の形は一般的に東日本が「角餅」で西日本は「丸餅」が多いようです。
関ヶ原の合戦の影響で岐阜県関ヶ原を境に丸派と角派に分れたという説もあるそうです。

 お正月、都会から帰省する人達にとってては、懐かしさを思い出させてくれる数少ない貴重な『ふるさとの味』でしょうね。
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「十二支」干支(えと)
十二支は、古代の中国で天空を十二の方角に分け、それぞれに動物の名前をあてたことが起源とされていますが、それに纏わる民話があります。

 ある年の暮、神様が動物たちに言いました。「元旦に新年のあいさつに来なさい。早いものから順に十二番まで一年間ずつその年の大将にしてあげよう。」

 足の遅い”牛”は大晦日のまだ暗いうちから出発しました。
それを見ていたネズミは牛の背中に飛び乗ります。
そうとはしらない牛はゆっくりながらも御殿を目指し歩きました。
牛は神様の御殿の前に最も早く到着しましたが、門が開くと同時に牛の背中に乗っていたネズミがぴょんと飛び降りて門をくぐり、一番乗りで神様に挨拶をしました。
だから、ネズミ(子)が十二支の最初になったそうです。(^^)

 ちなみに、鶏が犬と猿の間にいるのは、仲の悪い両者の仲裁をしていたから。
また、猫が入らなかったのは、ネズミが猫に「挨拶は二日の朝」と嘘を伝えたから。
一日遅れで着いた猫は、神様に「寝ぼけていないで、顔を洗ってきなさい」と言われ、それ以来、猫はしきりに顔を洗うようになり、騙したネズミを追いかけるようになったと言います。

 ところで、現在は十二支を指して干支(えと)と言っている場合が多いのですが、単に「干支(かんし)」とも呼びます。
「壬申の乱」や「戊辰戦争」なども干支にちなんだ呼び名のようです。

 十干は甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)・・などからなり、十干と十二支で60通りの組み合わせが循環するようになっています。来年の干支は「庚寅(かのえとら、)」ですが、前回の「庚寅」は60年前(1950年、昭和25年)ということになります。

 江戸の頃までは「人生五十年」などと言われるほど、平均寿命は今と比べて大変短いものでした。
そこで六十干支を一回りすることを「還暦」といってお祝いします。
この儀式には、もう一度生まれた時の干支を迎えて「生まれ変わって出直すつもりで、心機一転始める」との意味があります。

 現代では60歳と言ってもまだまだ若く、退職後の人生を「セカンドライフ」として謳歌する
雰囲気があり、還暦のお祝いに赤いチャンチャンコを贈ったりしたら叱られそうですが、
還暦に赤いものを身につける風習は、赤は赤ん坊の赤であり、「今一度生まれ変わる」という意味が込められているそうです。
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「日本国の崩壊」
先般、内閣府が発表した世論調査の結果によると、「結婚は個人の自由だから結婚してもしなくてもどちらでもいい」と答える人が70%にのぼることが分かりました。
又、「結婚しても必ずしも子供を持つ必要がない」との問いには42.8%が賛成と答え、平成4年の調査開始以来、過去最高となってました。

一般の新聞紙面上で取り上げられていたニュースですが、その論調は少し能天気過ぎると私は感じました。

 これまでも出生率の低下に関連するニュースは度々報道されていましたが、「結婚はしてもしなくてもいい」という回答が70%を占めるという今回の結果は衝撃的です。

 これは、親・学校を通じた日本の教育の結果です。
家族を、人類を維持していくためにはどういうことが必要なのか、家族の愛情はどれほど重要なものなのか、という「価値観」について日本は教育が出来ていないということだと思います。

 このままでは、日本は「国家」を形成できなくなる危険性すら感じます。

 かつて魯迅は日本を訪れた際の感想として、「中国人は砂のようにサラサラしているのに対して、日本人は米のようだ」という趣旨のことを記録として残しています。

 当時の日本人という民族は、「非常に人と人の結びつきが強かった」ということでしょうが、残念ながら今の日本人にその面影はありません。

 おそらく世界の国で同じような調査を行ったとしても、この日本の数字の半分にも届かない結果になると僕は思います。
唯一、日本に近い結果が出る可能性があるのは韓国ですが、それでも日本には遠く及ばないでしょう。

 今回の結果は常識では考えられないレベルの数字であり、国家は将来についての危険性を真剣に感じ取るべきだと思います。
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「年越し蕎麦」
 クリスマスも終わり、年末の大掃除やお正月用の買い出しなどで皆様、忙しく過ごされてる事と思います。
やがて大晦日の年越し蕎麦でようやくお正月を迎える準備が整いますね。

 年越し蕎麦については、晦日蕎麦、つごもり蕎麦など言い方は様々あるようですが、由来にもいくつかあるようです。
一つは、その昔、あるお寺が、貧しくて年の越せない人々に蕎麦がき(蕎麦粉を熱湯でこねたもの)をふるまったところ、翌年から皆に運が向いてきたことから、“運そば”として広まったというもの。
又、もともと商家では、つごもり、つまり月末に蕎麦を食べる習慣があり、それが元になったとする説等々。

 痩せ地でも実を結ぶ蕎麦は、雨や風にも強い植物です。風に寝かされても、雨に打たれても翌日には起き直ります。
このことから捲土重来(けんどちょうらい)を期す食べ物とも言われています。

 序でに縁起話を少し。正月飾りの門松。
松は長寿を、竹は発展を願い、「松は千歳を契り、竹は万代を契る」との諺もあります。
さらに縁起を担ぐ場合は、風雪に耐え、百花に先がけ花開く梅花を、ワラなどでかたどり添えます。
ちなみに門松は、苦に通じる二十九日を避け、三十日までに飾るとされ、大晦日に慌てて飾るのは、「一夜飾り」といって年神様に対し礼を失するといわれています。

 お正月のお節(おせち)。
来客の度に台所に立たなくてもいいように、日持ちのよい料理を重箱に詰めたお節料理も縁起の良い食材でいっぱいです。
マメ(健康)に暮らせるようにと黒豆を、子孫を増やし家が繁栄するようにと数の子を、喜ぶことが多いようにと昆布巻きを、腰が曲がるまで長生きしたいとの願いで海老を、金運を
呼ぶ栗きんとん(金団)、遠くまで見通せるレンコンなどなど。

 また、赤い実の南天も、福寿草の花とセットで「難を転じて福となす」という縁起物として正月飾りに用いられます。

 単なる縁起担ぎと笑う人もいるかもしれませんが、大事なのは形ではなく、そこに込められた気持ちでしょうね。
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「盛り塩」
  飲む機会が増えるこの時期、飲食店の入り口付近に盛り塩がしてあるのをよく見かけますね。
塩はお清めやお供えものとしてよく用いられますが、店先に塩を盛るのは下記の伝承が由来となっているそうです。

 昔、中国の皇帝は多くの妃を持っており、日本の大奥などと違い、妃達はそれぞれに居を構えていました。
寵愛を受けたくとも、妃の数があまりに多いため、皇帝が乗った牛車がいつ自分のところへやってくるのか分からないという有様だったようです。
皇帝も牛任せでその日の行く先を決めていたという具合だったのですが、ある時期から決まってある妃の家の前でばかり停まるようになりました。
必然的に皇帝もその妃のところで泊まることが多くなり、寵愛を受けるようになっていったとのこと。
その時の仕掛けが、牛の好物の塩を入り口に盛っておくというものでした。

 塩につられた牛が待ち人をつれて来るというわけですが、この話が伝わり、客を呼ぶ縁起物として塩が盛られるようになったそうです。
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「映画」
 今日は映画の話題から一席。 
米国の今年の映画興行収入が過去最高を記録してるそうです。
興行収入も史上初めて100億ドル(約9000億)を超える見通しで、映画専門サイト「ハリウッド・ドット・コム」の調査では、今年の興行収入は前年比9%増の約105億ドルになるそうです。
「トランスフォーマー」や「ハリー・ポッター」など人気シリーズの続編公開が相次いだうえ、チケットの値上げ等が収入増に貢献しているようです。

 12月13日の日曜日時点での興行収入は97億8900万ドルとなっており、過去最高だった07年の通年実績96億8000万ドルを既に上回ってます。
今週は話題の大型3D映画「アバター」が公開され、数日中には100億ドルを突破しそうです。

 昨年現在で世界の最高興行収入ランキングベスト5は以下の通りです。

 1.タイタニック       1997年  18億ドル

 2.ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 2003年  11億ドル

 3.パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマン 2006年  10億ドル

 4.ダークナイト       2008年  10億ドル

 5.ハリー・ポッターと賢者の石 2001年   9億ドル


 また、日本公開の歴代映画興行収入ランキングは、以下の通りとなっています。


 1.千と千尋の神隠し      2001年 304億円 

 2.タイタニック        1998年 262億円

 3.ハリー・ポッターと賢者の石 2001年 203億円

 4.ハウルの動く城      2004年  196億円

 5.もののけ姫        1997年  193億円

 6.踊る大捜査線       2003年  173億円

 7.ハリー・ポッターと秘密の部屋 2002年173億円

 8.崖の上のポニョ      2008年  155億円

 9.E.T.         1982年  150億円

10.ラストサムライ      2004年  137億円
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「一陽来復」
 今日は二十四節気にいう「冬至」です。
昔はビタミンが不足しがちなこの時期、ビタミンAなどを含む肝油ドロップを食べていた人も多いのではないでしょうか。

 現在ほど医療(対処療法)が進んでいなかった昔は、当然ながら予防に重点が置かれていました。
西洋医学と東洋医学の違いは、「病気や怪我を治す」という発想と「健康を保つ」と言う発想の違いであると言われます。

 野菜が不足しがちなこの時期に栄養価の高い「南瓜(かぼちゃ)」を食したり、精油成分や有機酸類が多く含まれ香りもよい「柚子湯」につかるのも、健康を保つという発想であり、経験によってその科学的効用を知っていたからであります。
 
 ところで、冬至は年間を通して夜が一番長く昼が最も短い日でもあります。
つまり、この日以降は太陽が出ている時間がしだいに長くなり、「一陽来復」と言われるように「陰極まりて陽再び生じ始める日」でもあります。

 一陽来復は「悪いことが長く続いたあとで,ようやく良い方へ向かうこと」という意味でも使われます。
一陽来復、季節が巡るように、誰のもとにも良い時期が必ず巡ってくるものです。
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「風邪」
 此処に来て、冬将軍の到来で冷え込みが厳しくなっています。
インフルエンザの感染者は減少傾向にあるようですが、朝晩の冷え込みで体調を崩したり、カゼをひく人が増えていますね。

 カゼは「風邪(ふうじゃ)」と書いて、この邪が身体に進入することでカゼを引くと考えられており、その出入り口となる経穴(一般に「ツボ」)を「風門」と言います。
ゾクっときたら風門を温めたり揉み解すことが予防に効果があることはよく知られています。

 カゼ対策(民間療法)はたくさんありますが、身体を温める効果のあるネギや生姜がよく用いられますね。
 せき止めとしては「カリン」の他、米ペンシルベニア州立大の研究チームが咳止め効果を実証したという「そばハチミツ」もあります。

 インフルエンザやカゼなどのウィルスは乾燥した環境を好み、多湿な環境は苦手であり、即効性のある予防法では加湿器があれば最適でしょうね。
昔はスト-ブに ”やかん” を載せ、部屋の加湿にしていたものでしたが、今は余り見れない光景のようです。
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「カシミヤ」
私たちが日常着用しているセーターの素材・種類・・・と、一口に言ってもかなり広範にわたります。
大別すれば、当然のこと天然繊維素材と化学繊維素材の二タイプに集約されますがそれぞれのくくりになる中身となると、昨今では極めて多くの種類が含まれてきています。
昔から、しなやかで軽く、暖かく、上品な光沢を持つ「高級なセーターはカシミヤ製に尽きる」とされてきましたが現在でもそのステータータス性は健全なのかどうか・・・。

かつては数万円もした高級品カシミヤ100%のセーターですが、最近は1万円以下で続々登場しています。

 『カシミヤ』は、中国の内モンゴル自治区からイラン、アフガニスタンにかけて放牧されているカシミヤ山羊(やぎ)に冬に生える産毛(うぶげ)で、春に櫛(くし)ですいて採集し、
一頭から採れるのはわずか150グラム程度だそうで、セーター1枚編むのに約4頭分、コートになると約30頭分もの原毛が必要になるそうです。

 これまではヤクの毛を混ぜるなどの不正が見られましたが、最近は「カシミヤ100%」の”虚偽表示”は少なくなっているようです。
ただ、最高品質とされる「内モンゴル産」(チャイニーズ・カシミヤ)には明確な基準がなく、また技術的に原料産地を特定するのは不可能であり、他産地の原料をブレンドしているケースが少なくないようです。

 購入時は、手で触ってチクチクする感じがないか確認し、同じデザインなら締りがあって重いほうを選ぶのが良いそうです。
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「睡眠不足」
 以前、米国の”スタンフォード大学”と”シカゴ大学”の研究チームが、「睡眠不足だと食欲が増え、太る傾向があるのは、食欲を高めるホルモンの分泌が増えるのと、一方エネルギー消費を促すホルモンが減るのが原因である」と言う研究結果を発表していたそうです。

 これまで、睡眠時間と食欲ホルモンの相関関係は人間で実証されたのは初めてだそうです。
20台前半の健康な男性12人を対象に、睡眠時間が2日間で1日4時間の場合と9時間の場合を比較したところ、4時間だと主に胃から分泌され、食欲を高める「グレリン」の血中濃度が平均28%増え、エネルギー消費を促す「レプチン」が18%減少し、全員が強い食欲を訴えたそうです。

 又、別の調査では、1日の睡眠時間が常に5時間の集団は、8時間の集団に比べ、グレリンが平均14.9%多く、レプチンが15.5%少ないと判明してるそうです。

 「睡眠不足だと太る」というのは、どうやら本当のようですが、いずれにしても、健康のためには、しっかりと睡眠をとることが重要でしょうね。
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「蜜柑(みかん)」
関東地方もかなり寒くなってきました。コタツでミカンを食べながらのんびり過ごす、そういった時間が恋しい季節です。

 ミカンには、実がよくなる「表年」と実りが少ない「裏年」とがあり、今年は表年にあたるそうです。
実をたくさんつけたミカンの木は、翌年には滋養をつけるために休むためこのようなことが起こるのですが、表年と裏年の品質の差も大きく、豊年の年ほど品質が良いそうです。

 今年は景気の低迷で消費が伸びず、嗜好品ともいえる食材や果物の売れ行きが鈍いようで、カズノコやカニ、リンゴやイチゴ等例年よりかなり安く売られています。
収穫量が多い表年にあたるミカンも、昨年よりも2割前後価格が下がっています。
今年は小ぶりで甘味と酸味のバランスの良い美味しいミカンがまだ手に入ります。

 ミカンは、2~3個食べれば1日に必要とされる量のビタミンCを摂取でき、総コレステロールや中性脂肪を減少させるためメタボ対策にもなります。
また、動脈硬化や糖尿病、肝機能などにも有効とされています。

 年末は夜の付き合いが増え、アルコールの量も多くなりがちです。
生活が不規則になり身体の疲れも溜まるこの時期、今年はいつもより多めにミカンを食べてみてはいかがでしょうか。
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「今日は何の日」
「忠臣蔵の日」

1702年(元禄15年)12月14日は赤穂浪士による吉良邸打ち入りの日です。
江戸本所松坂町にあった吉良邸の一部は現在松坂公園となり、毎年この日は元禄市で賑わい、午前中は義士祭、午後は吉良祭が行われるそうです。

赤穂浪士や交響曲第9番ニ短調作品125(第九)が話題になって来ると、否が応でも暮れが押し迫ってくる感じがいたします。

 映画、浄瑠璃や歌舞伎の演目「仮名手本忠臣蔵」に、大石内蔵助が「一打ち、二打ち、三流れ」の山鹿流陣太鼓を叩く名場面があります。
大石内蔵助も門弟のひとりだったとされる山鹿流軍学の始祖・山鹿素行(やまがそこう)は、陸奥国会津の出で、朱子学を批判したことで江戸を追われ、流罪先の赤穂藩で厚遇をもって召し抱えられます。

 時が過ぎ、長州藩に生まれた杉虎之助は、幼くして山鹿流兵学師範の吉田家の養子となり、やはり叔父で山鹿流の兵学者であった玉木文之進から過酷な教育を受けます。
この杉虎之助が、後に明治維新の精神的な支柱となった吉田松陰です。

 ところで、山鹿素行の言葉に「常の勝敗は現在なり」というのがあります。
勝敗を決するものは常日頃の中にあるというこの言葉、勝負の世界に生きる人に限らず心したいものです。
こういったこと考え合わせると、歴史の巡りというのは皮肉と言いますか、不可思議なものを感じます。
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「人の温もり」
 寒さの募る今の時期、あたたかさを感じるのは人の温もり。信頼し合う仲、頼り頼られる仲、それを意識せずともいられる心地良さです。

歌人の俵万智さんは次のような歌を詠みました。

 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と、答える人のいるあたたかさ

 処で、先日,夫婦に関するいくつかのアンケート調査結果が発表されています。

 既婚者に夫婦円満の秘訣を聞いた質問では、20代で最も多かった回答が「会話の時間を多くもつ」だったのに対して、60代になりますと「プライバシーの尊重」という回答が最多となります。

 「生まれかわっても、今の配偶者と結婚したいと思いますか」という質問では、20代男性も60代男性も半数以上が「YES」と答えたのに対し、女性は20代でも60代でも半数以上が「NO」と回答しています。

 また、別の調査では、夫や妻にほぼ毎日イラッとするとしたのは、夫が7%、妻は23%。週1~3回の頻度を含めますと夫が36%だったのに対し、63%の妻が夫の生活態度や性格にイラッとしています。

 このような調査結果を見てると、現実には、すきま風が吹いて少々寒い状況の夫婦が少なくないのかもしれませんね。
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世相を映す「創作四字熟語」
 住友生命が年末恒例の「創作四字熟語」を発表してます。
政権交代や新型インフルエンザの流行など、今年起こった様々な出来事や世相をわずか4文字で表現しているのですが、いずれも秀作揃いです。
これまで多く見られた、不景気や少子高齢化をテーマにしたものが意外と少なかったのですが、これはもう「今年の」現象というには、当たり前になってしまったということなのかもしれません。

その中からいくつかご紹介しておきます。

 「一票両断」いっぴょうりょうだん(一刀両断)

  解説:一人ひとりの1票で政権が交代。

 「遠奔千走」とおほんせんそう(東奔西走)

  解説:土日休日の高速道路料金が遠くまで走っても千円に。

 「千車万列」せんしゃばんれつ(千差万別)

  解説:高速料金の引き下げで渋滞が頻発。

 「顔面総白」がんめんそうはく(顔面蒼白)

  解説:新型インフルエンザの流行でマスク姿が急増。

 「一咳触発」いっせきしょくはつ(一席即発)
 
  解説:ひとつセキすれば周りが即反応。

 「環境車買」かんきょうしゃかい(環境社会)
 
  解説:エコカー減税でハイブリッド車を購入する人が増。
  
 「秋休五日」しゅうきゅういつか(週休二日)

  解説:今年の秋の連休は5日間のシルバーウィークとなりました。
  
 「給付円満」きゅうふえんまん(夫婦円満)

  解説:定額給付金で久しぶりの家族サービス。
     これで少しは夫婦円満になった
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「鰤(ブリ)」
「師走の魚」と書いて『鰤(ブリ)』。
北陸では11月も終わる頃になると、猛烈な風が吹き荒れ雷が激しく鳴るようになります。
富山湾ではこれを"鰤起し(ぶりおこし)" と呼んで、冬の鰤漁が始まる合図となるそうです。
12月から翌年の3月まで、脂ののった最高の鰤があがります。
関西から北陸にかけては、正月に食べる歳取り魚として重要な縁起物となるそうで、各地の郷土料理に使われて味の芸術を競っています。

 日本では昔、武士や学者などは成人して元服(げんぷく)すると、幼名とは違った名を名乗りましたが、魚も成長すると風味が変わるので、呼び名が変わる魚があります。
これが『出世魚』で、子供の成長や知人の栄進を祝福する時、この出世魚を贈呈することがあります。

 その代表が「ブリ」で、地域によって呼び名が変わりますが、関東では大きくなるにつれて「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」と名が変わり、ブリになると体長が1メートルにも達します。
東京周辺では、養殖物を無条件に関西の若魚の呼び名であるハマチと呼ぶことも多くあります。

 ちなみに、関西では「モジャコ」→「ワカナ」→「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「ブリ」と呼ぶところが多いようです。
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「赤ちゃんの名前ランキング」
ベネッセコーポレーションが先日、今年生まれた赤ちゃんの名前ランキングを発表してました。

 名付けの傾向はその時の世相を反映し、又、メディアに取り上げられることが多かった著名人の名前も多分に影響してますね。

今年のランキングは下記のようになっています。(集計数3万7340人)※「」内は主な読み。

 【男の子】             【女の子】

 第1位(昨年1位)大翔「ひろと」  第1位(昨年4位)凜 「りん」
 第2位(同 6位)翔太「しょうた」 第2位(同 8位)さくら
 第3位(同 2位)蓮 「れん」   第3位(同 3位)陽菜「ひな」
 第4位(同 8位)颯太「そうた」  第4位(同 5位)結愛「ゆあ」
 第5位(同10位)蒼空「そら」   第5位(同 6位)結奈「ゆな」


 ベネッセの担当者は「厳しい社会状況に負けない、強さを感じさせる名前が上位だった」と分析しており、「明」「光」「晴」「幸」などの漢字の人気も急上昇しています。

 また、今年も話題を提供した「遼」の字は不動の人気で、もともと人気が高い「さくら」は2位に浮上してます。
芸能人の名前からは「瑛太」「旬」「春馬」、「奈々」「樹里」「綾香」なども順位を上げています。

 尚、男の子の「大翔」はベネッセの調査では4年連続1位となっていますが、同じく名前ランキング(毎年20日前後に発表)を集計している明治安田生命の調査でも昨年まで2年連続の1位となっています。
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「ホット飲料」
今日は二十四節気の「大雪」。
暦の上では「北風日増しに強く、雪おおいに降る」頃ですが、今のところは冬とは名ばかりの高温少雪でオープンを延期するスキー場が相次ぎ、鍋物に欠かせない白菜や大根などの露地物の野菜も例年に比べ大きく値下がりしてるようです。

 師走。寒くて忙しいこの時期、ホッと一息つくときに味わいたいのが、温かい飲み物です。
スーパーやコンビニには、お湯を注ぐだけで簡単に作れる粉末タイプのホット飲料が数多く並んでいます。

先日、売れ筋の中から専門家が選んだランキングを目にしました。

 ベストテンは以下のようになっていましたが、皆様も一度試してみてはいかがでしょうか。

 1.ネスカフェ ホームカフェ 焦がしキャラメルマキアート

 2.バンホーテン ミルクココア カカオリッチ

 3.マキシム カフェメニュー チャイ・ラテ

 4.森永 甘酒

 5.辻利休 抹茶ミルク

 6.ホットレモン

 7.森永 ミルクココアカカオ2倍

 8.日東紅茶 ロイヤルミルクティー

 9.ネスレ ホームカフェ ダージリンティーラッテ

10.名糖 レモンティー
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「書籍、ベストセラ-」
出版流通大手トーハン(東販)が今年(08年12月~09年11月)のベストセラーを発表しましたのでご紹介します。

年間総合1位 「1Q84」(1)(2)           各1,890円

    2位 「読めそうで読めない間違いやすい漢字
     誤読の定番から漢検1級クラスまで」   500円

    3位 「ドラゴンクエストIX
     星空の守り人 大冒険プレイヤーズガイド」 1,200円

    4位 「新・人間革命」(20)  1,300円

    5位 「日本人の知らない日本語」  924円

 昨年は「ハリー・ポッターと死の秘宝」が総合1位で、血液型の本が上位にランクインしましたが、今年は発売前から話題となった村上春樹著の「1Q84」が圧倒的に強く、合計発行部数は223万部に達しています。
文芸作品が1位になるのは1900年の集計開始以来初めてのことだそうです。

 出版流通業界ではトーハン(昨年度売上高5748億円)と日本出版販売(日販、同6327億円)が2大企業で、セブン&アイHD代表取締役会長最高経営責任者(CEO)の鈴木敏文氏はトーハン出身であることから同社の副会長も兼務してるそうです。
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要注意「急激な温度変化」
本日、日本画家、東京芸大旧学長の「平山郁夫さん」が逝去されました。
享年79歳、脳梗塞だそうです。謹んで哀悼の意を表します。


 暗くなるのが早く、寒さが増すこの時期は、あたたかなお湯につかって一日の疲れを癒すのが楽しみの一つです。

 熱めのお風呂が好きな方もいらっしゃるかとは思いますが、心身ともに癒すには40度くらいの熱くない程度のお湯に10分以上つかることが効果的です。
そうすることで副交感神経が刺激されることでリラックス効果が高まり、眠りにもつきやすくなります。

 ただ、気をつけなければいけないのは、暖房の効いた部屋とそうでない浴室や脱衣所との温度差です。

 脱衣所や浴室、トイレなどで倒れ死亡にいたるケースは年間1万4千件ほどあると言われ、その原因は急激な温度変化にあります。

 急激な温度変化による血圧の急上昇や急降下、いわゆる「ヒートショック」は血管のもろくなっている高齢者ほど脳出血につながりやすくなります。
脱衣所や浴室の温度を上げ、住まい全体の温度差をなくするのが重要でしょうね。
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「大根」
冬の代表的な野菜「大根」。
大根は古くから人間が食べていた野菜の1つです。
古代エジプトのピラミッド建設記録には、奴隷に支給した大根の費用が記されているそうです。
日本へは奈良時代に中国から伝えられ、室町時代には一般庶民の間にも、幅広く普及したようです。

 大根は場所(部分)によって味が違います。大根の上の方は甘味が強いので、大根おろしや生で食べるサラダに最適です。
真ん中辺りは大きく輪切りにして、”おでん”や”ふろふき大根”などにして良く食べますね。
そして、下の辛味の強い部分は味噌汁の実にするなど比較的濃い味付けに向いています。

 従って、一人暮らしで大根を半分だけでいいという場合は、どんな料理に使うかを考えて上下を使い分けるのが最適でしょうね。
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