2013年11月の記事


「ボージョレ・ヌーボー」
収穫したその年の11月に飲むフランス産赤ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」。
秋の風物詩として世界中で人気を呼んでいますが、日本では時差の関係でフランスより早く飲めると話題になっています。
毎年解禁日は11月の第3木曜日で、今週の木曜日(21日)が解禁日だそうです。

 昨今のワインブームは、ワインが身体にいいという通説も影響しているようですが、本当にワインは身体に良いのでしょうか。
調べてみると、赤ワインに含まれているタンニンは、アルコールの吸収・排出を助けるプロシアニドールという成分を有しており、動脈を保護し、コレステロールを取りのぞく作用があるようです。

 フランス人が肉食中心の食生活に比して心臓病による死亡率が少ないのは、赤ワインを飲んでいるからであるという説も発表されています。
また白ワインには、強い殺菌効果があることが分かっています。
ワインにはミネラルも多く含まれているので、新陳代謝を促し、体調を維持するのに役立つようです。
またワインの酸度は胃液の酸度に近く、消化を促進する作用があり、食欲の増進をも促すといいます。

 このように、ワインには、体に良い要素がいくつもあるようですが、肝心なのは、ワインは食事と一緒に飲むものだということです。
食事のときにワインを適量飲むことによって、お腹のなかで肉や魚類とうまく調和し、体を弱アルカリ性の方向に導いてくれるようです。
適度にワインを楽しむことができれば、心身ともに健康の維持に役立つことは確かなようです。
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「竜胆(リンドウ)」
 漢字で「竜胆」と書いて「リンドウ」。

この時期の山道などでよく見かける代表的な秋の花ですが、気品のあるこの花が咲くと秋の深まりを感じます。

 根が古くから生薬として使われ、「竜の胆(きも)のように苦みが強い」ことが由来となっているそうです。
リンドウの呼び名は「竜胆」の音読み「りゅうたん」がなまったとされています。
青紫の花は日光を浴びると開き、夜中や雨・曇りの日は閉じたままです。

花言葉は「強い正義感」、「悲しんでいるあなたを愛する」だそうです。

 出回る時期は6月から11月と長いですが、6~9月のリンドウは仏花として添えられます。黄色や白のキクと合わせて花束にするため、色は青紫がほとんどです。

 10月に入って仏花需要が一段落すると、ピンクや青と白の混合色など変わった色のリンドウが目を楽しませてくれます。
長野県と熊本県の県花になってます。
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