2009年11月の記事


「クリスマスプレゼント」
11月も今日で終わり、明日からは12月ですね。
街の中はクリスマスの飾り付けが随所に見られ、慌しい師走の雰囲気が漂ってきます。

 プランタン銀座が女性会員を対象に毎年行っている「クリスマスプレゼント」の意識調査では、景気の影響も見られます。

 同調査によると、女性が男性に贈るプレゼントの予算は前年比3割減の1万7014円で、2000年の調査開始以来の最低となってるようです。
男性に期待するプレゼントの平均額も前年と比べ42%減少の2万9888円となっています。

 また、男性からのプレゼントを「期待しない」と答えた人は、前年は4%に過ぎませんでしたが、今年の調査では全体の40%を占めています。

 一方、自分へのご褒美予算の平均額は3万4924円で、前の年と比べ減少はしたものの上記ほどの落ち込みとはなっていません。

 ちなみに、男性に期待するプレゼントでは、初めて「食事」が1位となり、男性に贈りたいプレゼントでは前年は圏外だった「手料理」が2位に浮上しており、過ごしたい場所は「家庭」が前年同様1位となっています。

 過度な期待や無理なお願いをせず、家庭でご飯を楽しむ堅実な傾向が見て取れます。
コメント (0)

「牛蒡(ゴボウ)」
 食物繊維が豊富なことから最近は健康野菜としての人気が高まっている「ゴボウ」(牛蒡)が、旬を迎えています。
冬の野菜として天ぷらのかき揚げなどに使われるほか煮物にも用い、近年は細切りにした根を湯がいてサラダにもするようです。
又、熱いご飯にのせて食べる甘辛い味付けの「金平ごぼう」はまた格別です。

 収穫量の約4分の1を占める最大産地は青森県だそうで、日本以外では台湾など一部地域で食べられているだけだそうです。

 日本には薬草として中国から伝来し、発汗利尿作用のある根(牛旁根(ごぼうこん))のほか、浮腫、咽頭痛、解毒等に用いるそうで、繊維質が多いので、便秘予防に効果があるとされてます。

 ゴボウの香りや風味は皮の部分にあるため、皮を厚く剥くのはNG。包丁の背で軽く剥くくらいが良いそうです。
コメント (0)

「白菜」
 英語で「チャイニーズ・キャベツ」と言えば「白菜」。
今では年間を通して出回っていますが、夏場は長野産、秋冬は茨城産が多く、これから気温が下がるにつれて需要が拡大する
鍋物向けの多くは茨城産だそうです。

 英語名の通り中国が原産地とされ、明治時代に日清・日露戦争に従軍した日本の兵士が大陸で白菜を初めて食べ、その大きさや味に感心して持ち帰ったのが日本全国に広まるきっかけになったそうです。 

 スーパーなどの店先で鮮度を見分ける際は、芯の部分に注目。2分の1や4分の1にカットしたものは芯の部分の断面が膨らんでいないものが良いそうです。
カット後も芯の部分は成長を続けるため、盛り上がる度合いで新鮮さが分かり、高くなっていたら鮮度が落ちています。
栄養面ではビタミンCが豊富で風邪の予防効果があるそうです。
コメント (0)

「七五三」
 明日、日曜日は七五三です。
かつて江戸期の宣命暦の11月15日が祝い事に大吉日とされる鬼宿日(二十八宿)であったことからこの日に行われるようになったそうですが、現在は10月から11月にかけてのこの時期、各家庭の都合に合わせて行われるのが一般的です。

 年齢を祝う行事は古来からありましたが、現在の七五三の形式は関東の地方風俗に起源をみることができ、童歌の「通りゃんせ」にある天神様も川越の神社を指しています。

 女児は三歳になるとそれまでのおかっぱ頭から結髪をする「髪置きの祝い」、五歳の男児は将来立派な成長を遂げるよう吉方を向いて左足から右足の順で初めて袴(はかま)をはく「袴着の祝い」が元となっており、七歳の女子はそれまで使っていた付け紐から初めて帯を結び大人の装いをする「帯解(おびとき)」が七五三の原型と言われています。
それらの古来行事が、我が子の息災を祈る素朴な親心をあらわす行事として現在に受け継がれています。

 また、「七つ前は神の子」あるいは「七歳までは神のうち」といわれるように、七歳までは神仏の庇護の下にあり多少のことは大目に見られる代わりに、医療の発達していない昔はいつ死んでしまうかもしれない儚い存在でもありました。

 そのようなことから無事に七歳になったことを氏神に感謝し、これからの健やかな成長を祈って行われた「七つ子祝い」も七五三の背景としてあります。
この通過儀礼には、甘えが許された神の子から、それが許されない大人の仲間入りをするという区切りの意味もありました。

 そういった背景を考えますと、いつまでも甘えを許しているような風潮を見聞きする現代社会は随分と寛容な社会であるとも言えます。
最近は華美に過ぎ、虚栄の観がしないでもありませんが、本来は我が子の息災を祈る素朴な親心をあらわした行事です。
子どもが親の庇護の下にあるのは変わりませんが、この時期からしだいに対等の大人として
接してゆくことは、人格形成にも良い影響を与えるような気がします。
コメント (0)

「もったいないと思う心」
 携帯電話は、優良鉱山を上回る”金やレアメタル”の含有量を誇ることから、「都市鉱山(アーバン・マイン)」とも言われます。
産業に不可欠なこれらの金属を回収するための携帯電話の回収事業ですが、手元に置いておく理由もあって遅々として進まないのが実情でした。

 経済産業省が行ったアンケート調査で「お金や景品がもらえるならリサイクルに協力すると思う」という意見が多数あったことから、この度同省はインセンティブ(報奨金)付与による回収増加に乗り出すようです。

 事業名は「たんすケータイあつめタイ \(^o^)/」で、使用済み携帯電話を最高5万円の商品券がもらえる応募券と交換する仕組みです。
回収対象は携帯電話、PHS、データ通信カード。家電量販店や総合スーパーなど全国約1800店舗で、11月21日から来年2月28日まで実施されます。

 リデュース(物を大切に使い、ゴミの発生を抑制すること)、リユース(繰り返し使うこと)、リサイクル(再び資源として利用すること)の頭文字をとって「3R」、さらにはリデュース(削減)、リフューズ(抑制)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源)の「4R」の試みは様々なところで行われていますが、国民全体に根付くところまでは浸透していません。
便利さを追求し使い捨てを助長するような商品性とそれを求める消費者側のニーズ、その構図を変えてゆくのは大変なことでしょう。

 「3R」も横文字であるため新しい発想のように感じますが、日本には昔からある「もったいないと思う心」であり、「ものを大事にする心」です。
そうした心の持ち方一つで変えられることは、身近なところにたくさんあるような気します。
コメント (0)

「お歳暮」
「歳(年)の暮れ」と書いて「お歳暮」。今では、お世話になった人に日頃の感謝の気持ちを込めて年末に贈る「贈り物」を指しますが、もともとは、「歳暮の礼」といって、新年を迎えるために必要な食べ物を実家などに持って行く習わしだったそうです。

 最近は、インターネットでの予約が増えていますが、「もらって嬉しいお歳暮ランキング」を見てみますと、1位は商品券、2位.選べるギフト(カタログギフト)、3位.お菓子詰め合わせ、4位.ホテル・名店の味詰め合わせ、5位.お肉、6位.ビール、7位.洗剤、8位.ハム、9位.カニ、10位.お米・・といった順になっていました。

 ちなみに、先方が喪中の場合にどうしたらよいのか気になるところですが、喪中とは仏式では四十九日、神式の場合は五十日とされています。
歳暮は「ふだん世話になったお礼」という性質のものなので、一般には不幸に関係なく贈っても良いと言われています。

 ただし、亡くなってからあまり月日がたっていない場合は、贈る時期を少し遅らせるのが良くまた、赤と白の水引が気になるのなら、白短冊を使うのも一つの方法です。
尚、一家の主が亡くなった家庭には、簡単な手紙を添えた上で「忌中御見舞」と書いて届ければ、相手への慰めにもなります。
コメント (0)

「生湯葉」


栃木県日光の紅葉シーズンも最終章を迎えていますが、その日光の代表的な名物に『湯葉』があります。
もともと寺方の精進料理として発達したもので、肉や魚類に代わるたんぱく質として古くから作られてきました。

 やがて、神社や寺への参拝客にも供されるようになり、それが評判を呼んで定着、日光の名物になったそうです。
大豆をすりつぶしてしぼり、その汁をゆっくりと過熱し続けると表面に薄い黄金色の膜ができます。その膜を竹の棒などですくい上げたのが生湯葉です。

 生湯葉は、たんぱく質や脂質などが含まれて栄養価の高い、しかも消化吸収がよい食品で、これを豪快にワサビ醤油をつけて食べるとまるで豆腐のトロです。

 ちなみに、を乾燥したものが『干し湯葉』で、保存性が高く、ヘルシーな日光のおみやげとして人気があります。
干し湯葉のもどし方は、ぬるま湯なら2~3分、水なら8分くらいつけます。また、濡れ布巾をかぶせてもどす方法もあります。
コメント (0)

「マネー川柳」
オリックスが「お金」をテーマとした「マネー川柳」を募集していますが、過去の受賞作品を見ると、どれもユニークで思わず微笑んでしまいます。
以下にて、いくつかピックアップしてご紹介させて頂きます。


      心配は 老後じゃなくて 半年後

     「百年に一度」も長寿 なればこそ

      ETC 値下げするころ クルマ無し

      子に投資 元本割れは DNA

      医者でなく 財布がとめる 酒煙草

      お年玉 あげた子供に 励まされ

      社保庁は 未納者だけを 覚えてる

      アドレスは あるが住所の ない暮らし

      団塊の 家つきカー付き ニート付き

      きんにくつう 変換したら 「金に苦痛」


 オリックスマネー川柳のページ
 http://regist.orix-mail.net/cd/senryu/index.html
コメント (0)

[南天(なんてん)]


 花の少ないこの時期に花を咲かせる山茶花(さざんか)は、日本原産の純和風の木で、淡紅色や白色の花がどことなく平安朝のイメージを抱かせます。

 この時期の花といえば、冬の木と書く柊(ひいらぎ)もそうです。葉は固くて光沢がありギザギザに尖っているのが特徴で、可憐な白い花をつけます。
木犀科に属するだけあって良い香りがします。

 柊には、鬼が目を突かれて退散したという伝説や葉っぱのトゲで邪気を払うとされ、昔から庭に植える習慣がありました。
節分に柊の枝葉を立てておくのも邪気を払うためです。
ちなみにクリスマスによく用いられるのはこれとは違い、赤い実を結ぶ柊黐(ひいらぎもち)か西洋柊です。

 邪気を払う縁起ものの木といえば、南天(なんてん)もそうです。
開花時期は初夏ですが、そろそろ赤い実を結ぶ頃です。「難を転じて福となす」という縁起を担ぎ、福寿草とセットで庭先や鬼門に植えられたり、正月飾りとしてよく目にしますね。
殺菌効果があるとされる葉は料理の添え物としても用いられます。諸毒を消し無病息災を願う「南天の箸」や、金閣寺にある茶室「夕佳亭(せっかてい)」の「南天の床柱」も有名です。

 南天の実には消炎、鎮咳薬などの薬効があり、その成分を含む”のど飴”はこれからの時期の必需品でしょうね。
コメント (0)

「ラ・フランス」


秋から冬にかけてが旬の西洋ナシ。代表種の『ラ・フランス』がよく知られていますが、芳純な香りと濃厚な甘味は「フルーツ界の女王」にも例えられています。
名前の通り、フランス生まれで、余りの美味しさに「国を代表するに相応しい果物」ということからその名前がつけられたそうです。

 この「ラ・フランス」はもぎたてが一番おいしい果物ではなく、収穫直後の「ラ・フランス」を食べてみても、固くてほとんど味も香りもありません。
追熟期間が必要で、触ってみて「耳たぶ」くらいのやわらかさになったころが食べ頃、「完熟」です。

 生で食べると本来の甘みと香りを味わえますが、菓子や洋食の素材としても使われ、タルトやパイなどに添えられたり、ワイン煮にしたりと用途が広がっています。
たんぱく質を分解する酵素を豊富に含んでいるため、肉料理との相性も良いです。

 日本に入ってきたのは20世紀初頭で、国内で出回る量の約8割は山形県産だそうです。
出荷する前に10日近く低温貯蔵庫で冷やしたうえで、さらに常温に戻し熟成させますが、家庭で保存する際には熟れ過ぎを防ぐため常温には置かず、冷蔵庫に入れておくのが良いそうです。

 ”味覚の秋”、その芳純な香りと濃厚な甘味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
スーパーなどの店先では大きさにもよりますが、一玉300~400円程度となっています。
コメント (0)