2008年03月の記事


「キウイフル-ツ」
ネコも大喜びで食べるそうですが、今1個100円前後の「キウイ」がスーパーなどの店頭を賑わしています。
輸入品はニュージーランド産が中心のようですが、もともとは中国の揚子江流域が原産で、その後ニュージーランドに伝わり、世界に広がったそうです。

 名前は実の形が似ているニュージーランドの国鳥「キウイ」に由来し、日本では1980年代以降、ミカンの転作用の果樹として作られるようになったようです。

 1個で大人が1日に必要とするビタミンCの全量をまかなえ、動脈硬化に効果があるビタミンE、さらにカリウムや食物繊維も豊富です。

 ちなみに、ポリ袋に小さな穴を開け、リンゴ1個と一緒に入れておくと熟成が進み、より美味しく食べられるそうです。
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「1杯の紅茶」
 寒い日には、コ-ヒ-も然る事ながら、1杯の紅茶がいつもより「美味しい!」と感じることがあります。

先日、『飲みたい紅茶ブランド』というアンケート調査を目にしました。
1位はフランスの老舗「フォション」で、ほぼ7割の人が飲みたいと答えています。
特に、果実や花をブレンドしたフレーバーティーが人気で、中でもアップルティーは定番商品となってるようです。

 2位は英国の「フォートナム・メイソン」で、英王室や貴族らに愛飲されています。
上品で伝統的な紅茶文化の象徴でもあり、ブレンドの技術は世界一との声もあります。

 3位は英国の「ハロッズ」で、日本には約25種類が輸入されており、定番のNo.14は4種類の紅茶がブレンドされており、ベストセラーとなっています。

 <4位以下は次のようになっていました。>

 4.ウェッジウッド(英国)
 5.ロイヤルコペンハーゲンティー&グルメ(デンマーク)
 6.トワイニング(英国)
 7.レピシエ(日本)
 8.マリアージュフレール(仏)
 9.リプトン(英)
10.ミントン・ティー(英)

 紅茶にはブランドの他、産地による茶葉の違いもあり、「ダージリン(インド)」、「アッサム(インド)」、「ウバ(スリランカ)」等々がありますが、同じダージリンでも農園や収穫時期によって香りや味は大きく変わってきます。
尚、英国は伝統的なブレンド、フランスは果実や花の香りを加えたフレーバーが得意のようでです。
 日本ではストレートかレモンを入れて飲む人が多いようですが、英国ではミルクティーが一般的です。
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「新入社員のタイプ」
「社会経済生産性本部」が、毎年恒例の新入社員のタイプを発表してました。

 今年のタイプは「カーリング型」だそうですが、そのココロ は・・・

 新入社員は磨けば光るとばかりに、育成の方向を定め、そっ と背中を押し、
 ブラシでこすりつつ、周りは働きやすい環境作りに腐心す  る。
 しかし、少しでもブラシでこするのをやめると、減速した  り、止まってしまったりしかねない。

 帰属意識は低めで、磨きすぎると目標地点を越えてしまった り、はみだしてしまったりということもあるだろう。

と評し、「本人の意志(石)が大事」と締めくくっています。

 他にもこんな風に見ている識者もいます。

 「クララ型」(「アルプスの少女ハイジ」に登場するキャラ クター)
 
  繊細でまじめ、傷つきやすい。本当は自分で立てるけど、 ヨソからの強い力がないと立てない。上から目線ではなく、 ハイジのように同じ高さで諦めずに「君はできるのよ」との 励ましが必要。

 「シャボン玉型」

  最初は上昇するが、何かにぶつかったりすると簡単に壊れ てしまう。

 総じて「繊細」で「壊れやすい」との評が多いのですが、壊れるか否かは環境ではなく、自分の気持ち次第。
何はともあれ「一所懸命」さが必要でしょうね。
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「失敗学」
 数年前、「失敗学のすすめ」という本がビジネスマンの間でベストセラーになってました。

 「失敗は成功のもと」といいますが、「のど元すぎれば熱さ忘れる」とばかり同じミスを繰り返すのが人の常。
失敗した嫌なコトは早く忘れてしまいたいというのが人情です。

 失敗や事故、不祥事に関するニュースが相変わらず新聞やテレビで連日報道されていますが、失敗の責任追及とは別に、なぜそうした結果を招いたのかを多面的に前向きに分析し、そうならないための知識を語り継いでいくのが失敗学です。

 失敗=恥ととらえて隠してしまうのではなく、「災い転じて福となす」の発想が失敗の連鎖防止のために必要でしょうね。
「あつものに懲りて膾(なます)を吹く」だけでは、そこに埋もれた貴重なノウハウを活かすことができません。

 もちろん、失敗を恐れてチャレンジはできません。諸々の日常でも失敗することは多々起こるかと思います。その際、その失敗の原因を理解し、同じ過ちを繰り返さないようにすることは非常に重要なことです。
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「潮干狩り」
 愈々花見とともに春の行楽シーズンが始まりますが、潮干狩りをやっている海岸も今からゴールデン・ウィークにかけて家族連れで賑わいますね。

 潮干狩りがこの時期に盛んになるのは、外遊びするのに程よい気候ということもありますが、上巳の節句(旧暦3月3日、新暦4月10日前後)に穢れを清めるための磯遊びが行われていたことに由来するようです。
又、潮干狩りには潮が大きく引いた干潮が適しており、3月から5月にけての大潮が1年を通じてもっとも引きが強いということも理由となってます。

 大潮とは潮の満ち引きの差が大きいことを意味し、小さいときを小潮、その中間くらいを中潮と言い、潮の満ち引きは月の引力に関係しています。
新月や満月の前後数日間が大潮、つまり旧暦の1日、15日前後が大潮で、小潮、中潮、大潮はおよそ2週間でひと巡りします。

 潮干狩りには、引いている時間が長い大潮の、干潮までの時間が最も適しています。
ちなみに干潮は日に二度あるそうで、時間は日々異なってますが、海上保安庁のホームページや高島歴等で予め確認できます。
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「お彼岸、昔話。」
明日の春分の日はお彼岸の中日ですね。
日が少しずつ長くなるこの日を境に陰陽の気も入れ替わるとされています。
また、ほぼ真東から日が上り、ほぼ真西に日が沈む春分は、古代中国では「龍、天に昇る」とされ、春の気もいよいよ盛んになってゆきます。

 昔の書物にこんな話があります。

 東から西へ向かっていた旅人の前に、突然二本の川があらわれます。
北は業火渦巻く火の河、南には流れ激しい水の河。
東へ戻ろうとすると盗賊や獣が襲いかかってきて窮地に陥る旅人。
しかし、二本の河に挟まれ通れそうになかったその場所に、西へ延びる白い細い道が延びていました。

 二本の河に呑み込まれずに白道を渡りきれるかどうか分からず立ちすくむ旅人に、東と西から「心を決めてその道を渡りなさい。信じなさい。火の河も水の河も恐れることはない」と声がします。

 その声に勇気付けられ旅人は西に進みますが、今度は背後から「引き返しなさい。その道の先には何もない」との声がします。しかし旅人はその声に耳を貸さず白道を渡りきりやがて西岸に辿り着きます。

 この話で東は現世(此岸)、つまり今いるところ。西にあるのが極楽浄土(彼岸)で旅人の目的地。
怒りや憎しみで燃えたぎる火の河、何もかも流しつくす欲望の心をあらわす水の河、そして背後の声も煩悩をあらわしています。

 極楽浄土はまだ先の話ですが、目的地へ辿り着くにはやはり斯様な地を通らなければなりませんね。
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「一雨ごとに・・・・、春の雨」
 きょうは全国的に雨模様のようです。一雨ごとに暖かさを増す春の雨です。
また、菜の花が咲き出す今の時期の長雨は「菜種梅雨」あるいは「催花雨(さいかう)」という呼び名を持ってるそうで、芽吹き始めた草木を育てる恵みの雨でしょうね。

 表現力豊かな日本人は、雨を単なる雨とせずに、季節や情景、その時の心情によって様々な呼び名をつけて来ました。

 たとえば「篠突く雨(しのつくあめ)」は、竹のような篠を束ねて地面をつくような激しい雨。
昔、歌謡曲に歌われた「小糠雨」は、傘もいらないような細かい雨です。
帰ろうとする人をまるで引き止めるかのように降ってくる雨を「遣(や)らずの雨」と呼ぶところなどは情感がこもります。
但し、"名残惜し"の「遣らずの雨」は、立場や状況により"折り悪し"にもなります。

 ところで先日、気象庁が2回目の開花予想(ソメイヨシノ)を発表してましたが、来週19日水曜日には3回目の修正予報を発表するそうです。
また、ウェザーニューズは全国1万数千人の「桜モニター」の情報を元にきめ細かい独自予報を発表しており、日本気象協会も独自の予報を発表しています。

 開花するとみられる日付はそれぞれの予報で多少の違いはありますが、近所の桜の蕾が膨らんでゆくのを見るのは毎日の楽しみです。

 桜の花が咲く頃には全国各地でさくら祭りが行われます。
イベントを企画している自治体や観光協会、弁当・仕出し屋等はこれから開花予報と天気予報に一喜一憂することになりそうです。
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「ホワイトデー」
 3月14日が近づき、百貨店などの売り場はホワイトデー色になってきています。
バレンタインデーのお返しをするのが定着したこの日へ向け、「いくらぐらいのものを返せばいいのか」、「何を贈れば喜ばれるのか」と悩む男性も多iと思います。
「ホワイトデーは3倍返し」という説もあるようですが、アンケート調査によると、多くの女性はそこまで期待をしていないようです。

 「義理」と「本命」、それぞれについて、何倍が妥当かと聞いたアンケート結果によると、義理については男女ともに「等価でよい」という回答が最も多いようです。
一方、本命については、男女間で意識の差があり、女性で最も多かったのが「等価でよい」だったのに対し、男性は「もらったものより高いが、2倍まではしないもの」が最も多く、「等価でよい」と「2倍程度」が同じような数でそれに続く形となっています。
つまり、男性は女性が期待している以上に高価なものを贈ろうとしていることになります。

 プレゼントにふさわしい品物は何かを、義理と本命のそれぞれのケースについて聞いた結果では、義理では男女ともクッキーが第1位となり、以下ケーキ、キャンデー、チョコレートなどの菓子類が並んでいます。9位には男女とも「レストランで食事」が入っています。夕食ではなく昼食なら、といった条件が付くのかもしれませんが、義理のお返しに食事、というのもあながち的はずれとは言えないようです。

 ところが、本命では、1位から5位までが「アクセサリー」「レストランで食事」「花束」「バッグ、財布など」「宝石、指輪」と、男女の回答が完全に一致し、義理とは完全に商品性が異なっています。

 尚、女性にこれまでもらったプレゼントの中で感動したものを挙げてもらう調査によると、「花束」「指輪」などが多いです。
逆に困ったものとしては「下着」、そして「好きでもない人からの高価なプレゼント」「義理チョコだったのに本命と勘違いされた」など、厳しい指摘も相次いでいます。

 また、男性に、バレンタインでもらったプレゼントについて同様の質問をしたところ、感動したもの、困ったものいずれも「手作りのもの(チョコレート、セーターなど)」が大勢を占めるという結果です。
手作りのプレゼントは、心がこもっているからこそ諸刃の剣になってしまうようです。
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「シラス(イワシの稚魚)」
穏やかな春の日の今日、湘南の海ではシラス(イワシの稚魚)漁が解禁となったそうです。

 湘南地区では毎年1月から3月頃までシラスの禁漁期で、漁の解禁はこの地区にとってはちょっと特別な春の風物詩となってるようです。

 釜あげされたシラスは年中売られており、他のものと同じく味はピンキリで、店に並んだ釜あげシラスの中にも美味しいものがありますが、朝獲りしたものをその日のうちに食べる生シラスは格別の珍味です。

 スーパーなどでも生シラスを見かけますが、鮮度が命の生シラスは時間がたてば雑味が前に出てきます。

 やはり旬のものは産地で獲れたてのものを食べるのが一番。
網元の店で新鮮な生シラスを頂くのがこの時期の楽しみとなっています。

魚を丸ごと一匹食べるシラスにはカルシウムがたっぷり含まれています。
また、コレステロールを下げるEPAもふんだんに含まれており、骨を強くし、イライラを押さえる効果もあります。
そんなカルシウムをふんだんに含んでいるシラスは、妊婦さん、子供さんからお年寄りまで、又、女性の美容に・・・と最適な健康食でしょうね。
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「アサリ」
 今、アサリが旬を迎えていますね。
酒蒸しやみそ汁、バター焼き、パスタなど食べ方は様々ありますが、いずれも美味です。
春と秋の産卵期前には殻いっぱいに身が詰まっており、特にこの時期は産卵のために栄養をため込み、エサを食べてどんどん太るため1年中で一番美味しいアサリが食べられますね。

 アサリは全国各地で取れますが、主産地は愛知県と千葉県で、この両県で国内生産量の半分以上を占めているそうです。
アサリにはカルシウムや鉄分のほか、良質のたんぱく質、また不足すると貧血の原因になるビタミンB12が魚介類の中でも特に多く含まれ、肝臓の強化にも効果的と言われています。

 スーパーなどの店頭で選ぶ際は、殻にふくらみがあり、模様がはっきりしたもの、そして口をしっかりと閉じているものを選ぶのが良いそうでです。
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「小話」
 今回は、昔聞いた小話を一席御紹介したいと思います。(^^)

 或る時大洪水がおこり、その人は水没しかかった家の屋根に登り避難していました。
信心深い彼は「神様が奇跡を起こしてきっと助けてくれるはずだ」と信じています。

 ちょうどその時、救命ボートがやってきて「早くこのボートに乗りなさい」と声をかけてくれましたが、「神様が助けてくれるから大丈夫」と言って乗るのを断りました。

 そのうち屋根も水没しそうになり、またボートが救助にやってきました。
この時もさっきと同じように神様が助けにきてくれると言ってボートには乗らなかったため彼は死んでしまいます。

 天国に行った彼は神様に文句を言いました。
「神様、今まであなたを信じて祈ってきたのにどうして助けに来てくれなかったですか?」と。

 それを聞いて神様はおっしゃいました。
「だからおまえのために2度もボートを差し向けたではないか!」

 チャンスが無かったわけでなく、それを拒否して無にしてしまったというお話です。
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「虫媒花、風媒花」
 3月は別れ月と言いますが、今は学校の卒業式シーズンです。
多くの生徒が巣立つ学校には桜が植えられおり、その桜の蕾が新しい生徒を迎えるために膨らみはじめています。

 ところで、植物が美しい花を咲かせ、密を分泌し、甘い香りを放つのは、鳥や昆虫などを誘引し彼らに花粉を運んでもらい受粉を媒介してもらうためです。

 このように虫や鳥を誘因するために適応し進化した花を「虫媒花」または「鳥媒花」と呼びます。

 一方、風に花粉を運ばせることを選択しそこに運命を委ねたのが「風媒花」。
虫や鳥に限らず人間にとっても魅力的な美しい花や甘い蜜は、風媒花にとってはすべてが無用なもので、目立たない花をつけ、風が吹くのをひたすら待ちます。
そのため風媒花の花粉は風に乗りやすいようにさらさらしており、量も多いのが特徴です。

 生き残る術として風に花粉を託すのが風媒で、そこに悪気は一切ないのですが、時として悪者になってしまうのが風媒花です。

<虫媒花と鳥媒花の違い- サザンカとツバキの例>

・ 虫媒花も鳥媒花も動物に送粉の役割を担わしている。
そのため動物に気付かれるように目立つ色を必要とし,匂い(香り)を出す。
・ 動物に目立つだけでは空振りに終わるので報酬を与えて花粉を運ばせる。
鳥は虫より体が大きいので引きつけるには多量の蜜が必要であり,
ツバキは多量の蜜を分泌しなければならない。
・ 動物が吸蜜して送粉するときは花に接触することになる。
接触によって破壊されたり,蜜だけを盗られるようであれば植物にとって代償が大きいので,
接触によって破壊されない構造,受粉に結びつく行動になるような構造をしている。
・ そのため,鳥媒花であるツバキは丈夫な構造であり,花は斜めになってついており,
一方虫媒花であるサザンカはできるだけ目立つように上向きに咲く。
・ ツバキのおしべは合着して筒状になっている。
鳥がくちばしを差し込んで蜜を吸うときくちばしや頭部に花粉が付着しやすいよう,
筒の内部にも葯がある。
・ 花の咲く時期が,送粉する生物の違いによって異なる。
真冬は活動できる昆虫はほとんどいないので,サザンカは初冬までに咲くことが多い。
ツバキは恒温動物の鳥によるため,厳冬期に咲いても受粉が可能となる。
このため,開花期はサザンカが晩秋から初冬にかけて,ツバキは初冬から中春にかけてと違いがある。
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 「春の全国火災予防運動」
 1日から「春の全国火災予防運動」が始まり、週末は全国で消防訓練やイベントが行われたそうです。

 1927年3月7日に発生した「北丹後地震」では家屋の倒壊も著しかったのですが、地震発生が夕食時であったことで火災が各所で発生しその被害は甚大なものでした。

 これを教訓に近畿地方で第1回の防火運動が実施されたのが1930年の3月7日、そして1948年3月7日には「消防組織法」が施行され、それまで警察の管轄だった消防業務は自治体の管理に改められてます。

 こうした経緯から「消防記念日」の3月7日までの1週間を「春の全国火災予防運動」として注意を促しています。

 「春の嵐」と言うように、南北で寒暖の差が大きい今の時期は、強風が起きやすい時期です。
風速10メートル以上の風が吹く日数を比べてみても、台風シーズンの9月や10月は平均1日前後であるのに対し、年間を通して強風の日が最も多いのが4月の平均3日、次いで3月の2.3日となっています。

 それ故一たび火災が発生すればこの時期は特に延焼しやすく、江戸三大大火の「明暦の大火」「明和の大火」「文化の大火」はいずれも3月と4月に発生しています。

 「春の全国火災予防運動」の期間は全国で防災・防火に関するイベントが開かれます。

改めて火の用心を心掛けたいものです。
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「数字、語呂合わせ」
 本日3月3日は女の子の健やかな成長を願う雛祭りですが、3(み)3(み)という語呂合わせから、耳や聴力への関心を高めて聴覚障害の予防・治療を徹底する為の「耳の日」でもあるそうです。

 語呂合わせから「虫歯予防デー」は6月4日、鼻の日は「8月7日」等々、日本人が数字を気にする習性は非常に強いですね。
洞爺丸遭難が9月26日で伊勢湾台風も同じ9月26日だったりと重なると、皆が9月26日を気にするようになったりします。

 又、奇数を好む人、偶数を好む人もそれぞれで、切符を買えば印刷された通し番号の数を見て、一喜一憂するサラリーマンもいるようです。
二で割り切れると吉で、三で割り切れる数は凶、と縁起をかつぐ人もいます。
六の字嫌いの極端な人は九まで嫌います。おかしいようですが、「9」は「6」のさかさまだからやっぱりイヤというわけです。

 電話番号や車のナンバーで嫌がられるのをちょっとまとめてみますと、49―死苦、63―無産、79―泣く、86―病む、89―厄、0079―まるまる泣く(まるまるなくす)、1564―人殺し、1818―いやいや、3742―皆死に、4286―死に病む、4979―よく泣く、4989―四苦八苦・・・ときりがありません。

 スポーツ界ではラッキー・セブンでも、日本では昔、七は気になる数で「月のついたち、日の七日」の諺まであります。七日滞在も忌(い)まれて「居り七日」といい、「出ず九日、帰らず七日」ともいいます。七難九厄ともいって、七、九のつく年を厄年にする地方もあるそうです。

 一方では、「七の字尽くし」の詩歌もあるという具合で、古来の忌数(いみかず)、聖数新旧取りまぜ、余りこだわりますと、それこそ四九八九することになりかねませんね。
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「蛤(はまぐり)」
 冬から春先にかけてが旬の蛤(はまぐり)。
旧暦の3月3日(現在の4月頃)には食べ納めです。
ペアの貝殻同士でしか形が合わないことから、相性の良い相手に出会えるようにとの願いを込め、桃の節句や婚礼のお膳に吸い物などにして並べられますね。

 吸い物のほか、焼いたり酒蒸しにしたりして食べますが、火にかけると勢いよく殻を開きます。
京都御所の蛤(はまぐり)御門は、江戸時代の大火の際に開門したことからこう呼ばれているそうです。

 かつては日本各地で採れましたが、1980年代以降の干拓や埋め立て、海岸の護岸工事などによって生息地の浅海域が破壊されたために一部の地域を除いて絶滅状態になり、最近は中国産のシナハマグリが大半です。

 輸入されたシナハマグリは、日本の浅海域で一時畜養されると、「国産」・「~県産」・「地はまぐり」の表記が可能となるため、これが市場に大量に出回っているようです。

 「ハマグリ」という言葉は、浜辺にあり、栗と形が似ていることから「浜栗」と呼ばれたことに由来するそうです。
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