「蜜柑(みかん)」
関東地方もかなり寒くなってきました。コタツでミカンを食べながらのんびり過ごす、そういった時間が恋しい季節です。

 ミカンには、実がよくなる「表年」と実りが少ない「裏年」とがあり、今年は表年にあたるそうです。
実をたくさんつけたミカンの木は、翌年には滋養をつけるために休むためこのようなことが起こるのですが、表年と裏年の品質の差も大きく、豊年の年ほど品質が良いそうです。

 今年は景気の低迷で消費が伸びず、嗜好品ともいえる食材や果物の売れ行きが鈍いようで、カズノコやカニ、リンゴやイチゴ等例年よりかなり安く売られています。
収穫量が多い表年にあたるミカンも、昨年よりも2割前後価格が下がっています。
今年は小ぶりで甘味と酸味のバランスの良い美味しいミカンがまだ手に入ります。

 ミカンは、2~3個食べれば1日に必要とされる量のビタミンCを摂取でき、総コレステロールや中性脂肪を減少させるためメタボ対策にもなります。
また、動脈硬化や糖尿病、肝機能などにも有効とされています。

 年末は夜の付き合いが増え、アルコールの量も多くなりがちです。
生活が不規則になり身体の疲れも溜まるこの時期、今年はいつもより多めにミカンを食べてみてはいかがでしょうか。