2014年07月の記事


「ペットボトル症候群」
 明日から八月。

旧暦の八月は新暦の九月とほぼ重なり、その頃には秋の気配を感じられることから八月には「仲秋」との異名があります。

 和風月名の「葉月」も「葉落ち月」からきています。
他にも異称がたくさんありますが、草花が盛んな時期という意味の「壮月(そうげつ)」という呼び名が今の時候の雰囲気を端的に表しているような気がします。「壮」は活力が満ち溢れている。勇ましい。って意味もあるそうで・・・。
「壮」か~~・・・って。納得しちゃいました。(^O^)

 ところで、熱中症予防のための水分補給は意識されていますが、その一方で近年は若年層を中心に「ペットボトル症候群」に陥る人が増えているそうです。

 水分補給を手軽な清涼飲料水(炭酸などを含み、飲むと清涼感があって、甘味をもち、アルコールを含まない飲料)やジュースなどに頼ると、糖分の過剰摂取になる可能性があります。

 スポーツドリンクにも大量に糖分を含むものがありますが、一度に大量に糖分を摂取すると血糖値が上がり、血糖値が上がると本能的にそれを薄めようと水分を欲して喉が渇き、喉の渇きに任せてさらに甘い飲み物を飲むという悪循環に陥ってしまします。

 そうなってしまうと血糖値が上がった状態になり、血糖値を一定に保つインスリンの働きが一時的に低下。症状が悪化しますと意識がもうろうとしたり、とつぜん昏睡状態に陥ることもあるそうです。

 ペットボトル飲料のがぶ飲みから起こることが多い急性の糖尿病であることから「ペットボトル症候群」と呼ばれており、水分や塩分の補給を意識する一方で、糖分を摂り過ぎないよう注意が必要です。

 ちなみに、糖分の摂取量は1日に50グラム以下が望ましいとされています。
一方、ものによって差はありますが、一般的な清涼飲料水は1リットル当たり100グラム前後の糖分が含まれています。
つまり、1リットルの清涼飲料水を一度に飲んだ場合、1個5グラムの角砂糖を20個一度に摂取したのと同じことになります。
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「ラベンダーの花時」
そろそろラベンダーの花時です。
紫色の可憐な花を咲かせるラベンダーには「ハーブの女王」や「香りの女王」などの異名があります。

 その清らかな香りは、イライラや情緒不安定などに効果があり、乾燥させたラベンダーを枕元に置けば不眠症の人にも効果があるとされています。寝苦しい夜が増えるこれからの時期、エアコンはどうも苦手という人はラベンダーの効果を一度試してみてもいいかもしれません。

 その他、暑苦しさを和らげる方法として意外に効果があるのが色使いです。

 涼感をイメージさせる色としては、寒色と言われる「青」が代表格で、青色は私たちの感覚に少なからず影響を及ぼします。

 涼感とともによく言われるのが鎮静効果(リラックス効果)で、青色は落ち着きを促し、心身の回復力を高める効果があります。
この鎮静作用によって血圧降下の効果があるとされており、高血圧治療のために病室にさりげなく青色のものを取り入れている病院もあるそうです。

 色は時間感覚にも影響を及ぼしており、寒色系の青色を配色することで時間の経過を早く感じ、集中力が高まるとされています。
ただ、濃紺のようなあまり濃い青では効果が低く、周りを青一色にするのではなくワンポイントで配色するのが効果的だそうです。

 又、青色の鎮静作用には、衝動的な犯罪や自殺を抑止する効果もあるそうで、街の街灯や踏切の照明に取り入れているところもあります。

 寝室に青色の物を過度にならない程度に配置するのは良いのですが、電子機器などの青色光を直接見るのは逆効果になる可能性がありますので、要注意だそうです。
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