2011年10月の記事


「犬の日」
 来週火曜日の11月1日は、「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」の語呂合わせから、犬を知り、犬をかわいがる「犬の日」だそうです。(^.^)

 日本人にとっての犬の鳴き声は「ワンワン」が代表的ですが、英語の「BOW WOW バウワウ」のように、言語や地域によって聞こえ方・表現の仕方が違います。

 、聞いたところによると、フランス語では「OUAH OUAH ウアウア」、ドイツ語では「WUFF WUFF ヴァウヴァウ」、スペインでは「GUAU GUAU グァウグァウ」、ロシア語では「GAV GAV ガフガフ」等となるそうです。(^.^)

 犬の話題をもう一つ。
ワン(1)ワン(1)ワン(1)の犬の日にちなみ、ペット専門保険の「アニコム損害保険」が行った「愛犬の名前調査」で、昨年2位の「ココ」が2011年の総合ランキング1位を獲得したそうです。

 この調査は今年で7回目で、調査対象は約11万2千頭。過去6年間、「チョコ」の総合1位が不動でしたが、今回初めての首位交代となっています。
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「神無月」
 十月は全国の八百万(やおよろず)の神々が、来年の天候、農作物や酒の出来不出来、人の縁結びなど諸々の相談のため出雲へ出払ってしまいますが、留守を預かる留守神もいます。

 その代表が、七福神の一柱で、烏帽子をかぶり、肩に釣竿、大きな鯛を抱えたご機嫌なおじさんの「恵比須さま(えべっさん)」です。恵比須さまは、海と漁業の神であり、農村にあっては田の神となり、商売繁盛の神でもあります。

 そして、恵比須さまを祭り、商売繁盛を祈念するのが「えびす講」です。
関西では正月十日の「十日えびす」が有名ですが、地域によって時期は様々で、昨日十月二十日に行ったところもあります。

 ちなみに、昔は中央の権力が及ばない異邦の者のことを「えみし」とか「えびす」と呼んでいたことから、恵比寿さまも外来の、海を渡ってくる神であったとされています。

 十月は神無月と申しますが、「神様が出払って居ないんだから自力でなんとかしろ」などと突き放したりせず、留守神を置くことで救済の余地を残しています。
程良い加減に曖昧さを残し融通をきかせる・・・先人の知恵です。
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「鰯雲(いわしぐも)」
 雲一つない秋晴れも良いのですが、きらきらと輝き規則正しく遠くまで並ぶ雲は見ていて気持ちを広々とさせてくれます。

 さざ波のような、あるいは小石を敷き詰めたような白い雲は「巻積雲」と言われる雲の一種で、魚の群れのようにも、魚の鱗のようにも見えるため一般的には「鰯雲」あるいは「鱗雲」などと呼ばれてますね。

 また、巻積雲は低気圧が近づいた時に現われるため、昔から「鰯雲は雨の報せ」と言われます。
鰯雲が出ると鰯がよく獲れるそうですが、漁に夢中になり、潮時を見て引き上げることを忘れ、嵐に巻き込まれたというケースもあるそうです。

 天気図などなかった昔は、自然の様々な現象から天気の予測を行っていたのですが、例えば下記のような言い伝えが残っています。

 雨に関するものとしては「北風が南風に変わると雨」「茶碗の飯粒がきれいにとれる時は雨」「山に笠雲かかれば雨」等。好天に関するものとしては「秋は西が明るいと晴れ」「朝虹は雨、夕虹は晴れの前兆」「トビが鳴いて空を舞えば日和」「夕焼けに雨なし」等々。

 風に関するものには「星が激しくまばたくと強風」「高い雲と低い雲が逆方向に流れると強い雨風」「秋雨蒸し暑ければ大風」「朝、西空に虹が見えたら突風の前兆」などがあります。

 他にも地域ごとに様々な言い伝えがありますが、田畑や山を生活の場にしていた人々(農家や猟師)にとっては「明日は晴れか雨か」が重要であり、海に関わる人(漁師)は「風はどうか」という観点に重点が置かれたようです。
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「鯖(サバ)」
 青い魚と書いて『鯖』(サバ)。
その名の通り、「青魚の王様」と言われ、栄養価が高く、いよいよこれから旬となります。
秋の深まりとともに体がふっくらとしてきて、古くからその美味しさが知られていますが、江戸時代には将軍家への献上品となったほどです。

 血液をさらさらにして血中のコレステロール値を下げるとされるエイコサペンタエン酸(EPA)や脳を活性化するとされるドコサヘキサエン酸(DHA)、その他、たんぱく質、鉄分、ビタミンB1、B2・・・等々、豊富な栄養素が含まれています。

 食べ方も色々で、みそ煮、酢でしめた締めサバ、水煮、竜田揚げ、フライなどがあるほか、缶詰もおなじみです。
ただ、「サバの生き腐れ」という言葉があるように、鮮度が長持ちせず、普通は刺身では食べられません。

 スーパーなどの店頭で選ぶ際は、目が澄んでいて、皮に張りがあるもの。
腹がしっかりした太めのものを選ぶと良いそうです。
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「サツマイモ」
 「食欲の秋」を代表する食材の一つ「サツマイモ」が旬を迎えています。
石焼き芋・ふかし芋・天ぷら・スイートポテト・大学イモ・キントン・干し芋・・・等々、いずれの調理法でも美味しいです。

 『野菜を凝縮(ぎょうしゅく)するとサツマイモになる』と言われるほど栄養価が高く、リンゴの5倍以上のビタミンCを含み、過熱しても壊れにくいのが特徴です。
カロテンやビタミンB、カリウムも多く含まれ、コレステロールの吸収や血糖の上昇を防ぎ、便秘解消にも役立つ繊維質も豊富、昨今は女性に大変な人気があります。

 
 実際のサツマイモの新芋の時期はもっと早い時期ですが、今時分、秋から冬にかけて、貯蔵して少し水分が抜けたくらいの方が甘みが増して美味しいようです。

 の種類は多く、よく見かけるのが、皮が赤、実は黄、ほくほくした食感の「紅あずま」や「紅小町」といった品種です。
埼玉県の川越で栽培されていた「川越いも(紅赤)」は「金時」とも呼ばれ、江戸の頃の諸国名物番付「天保時代名物競」に「サツマイモといえば川越」と記されたほど、当時からすでに美味しいサツマイモの代名詞となっていたようです。

 ちなみに、関東のサツマイモ栽培は、飢饉の際の救荒作物として、江戸時代の初期の蘭学者、青木昆陽(甘藷先生)によって広められたといわれます。

 当初、焼き芋は栗に近い美味なる甘さという意味で「八里半」と呼ばれましたが、そのうち「栗より(九里四里)うまい十三里」という看板を立てる焼き芋屋が現れ、人気を博したそうです。

 当時、産地の川越が江戸から十三里の距離にあったことに由来するという説もあり、そうした経緯などから「川越いも友の会」はサツマイモの旬の時期とも重なる10月13日を「さつまいもの日」と制定しています。

 尚、昔ながらの焼き芋ももちろん美味しいですが、サツマイモを材料に風味をそのまま残して作られた洋菓子・和菓子も、これまたほっぺたが落っこちるほど美味です。

 国内での生産地は、鹿児島県・茨城県・千葉県・宮崎県・徳島県が全国のトップ5県であり、この5県で全国の8割、特に鹿児島県は全国の4割を生産しています。
ただ、全世界で見ると日本の生産量は1%程度に過ぎず、トップの中国は全世界生産量の80%超を占めてるそうです。
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「コーヒー党」
 一般的に「年度」という場合は「会計年度」を指していますが、他にも慣習や業界によって様々な「年度」のくくりがあるようです。
ちなみに、10月から新しい年度が始まるものとしてはコーヒーがあります。


「やわらかな誰が喫(の)みさしし珈琲ぞ 紫の吐息ゆるくのぼれる」  北原白秋


 最近は病気予防効果なども注目されているコーヒーですが、世界に広まる前はイスラム圏で「秘薬」として飲まれており、キリスト教圏では悪魔の飲み物とされていました。
しかし、そのおいしさを知ったバチカンの法王が、コーヒーに洗礼を施し、キリスト教徒のコーヒー飲用に許可を与えてからまたたく間に西欧に広まったそうです。

 以来、コーヒーは多くの人を虜にしてきました。
コーヒーを愛したナポレオンは「体を温め、勇気を出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。余の作戦と兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然」と語り、
大のコーヒー党であったルソーは「ああ、これでコーヒーカップを手にすることができなくなった」と辞世に残しています。

 そして、コーヒーを語った中で最も有名な言葉は下記になるかと思います。


「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、

        恋のように甘く、そして・・・あなたのようにほろ苦い」


 この言葉には様々なバージョンが存在しますが、トルコの諺やフランスの政治家タレーランの言葉が原型になっているそうです。
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「世界がもっと良くなると信じられる感動CM」
先週末に、世界のベストCMを一挙紹介するというTVやってましたね。

面白いアイデアのCMがいっぱい出てたんですが、その中でも、一番感動したのがこの作品。

1分30秒です。

http://www.youtube.com/watch?v=HiohJ5Zacg0

なんだかいいなあ~!

ポイントは、

●子どもたちの力強い合唱。

●キーメッセージの対比のさせ方に「驚き」と「粋さ」があること

●言葉でしゃべるのではなくテロップでのメッセージ

これって、この3要素が揃わないと、平凡な映像ですよね。

これも、ひとつの「型」ですかね。
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「お代わりしたくなるご飯のお供」
 家で食事をとる内食志向が高まるにつれ、このところ食べるラー油やつくだ煮、ふりかけなど『ご飯のお供』の人気が高まっています。
調理の手間もなく、これだけでご飯の美味しさが存分に味わえ、また栄養面でも役立ちます。

 先日、「お代わりしたくなるご飯のお供」というランキングを目にしました。
上位にはチリメンジャコや梅干しなど日本ならではの伝統食品が並んでいました。
スーパーなどで売っている商品に比べると値段はやや高めですが、節約生活の中でささやかな贅沢が出来ることで人気を集めているようです。

ランキング(日経調べ)は以下のようになっていました。


 1.加島屋「さけ茶漬け」          (新潟市)

 2.美山荘「花山椒ちりめん」        (京都市)

 3.花錦戸「まつのはこんぶ」        (大阪市)

 4.山一醤油製造所「あけがらし」   (山形県長井市)

 5.清左衛門「贅沢茶漬」       (兵庫県西宮市)

 6.万鐘「万鐘島ぶた黒糖肉みそ」  (沖縄県うるま市)

 7.紅梅園「鶯宿梅3年物梅干1級品」 (宮崎県都城市)

 8.倉崎海産「花瑠&花星」         (広島市)

 9.三嶋亭「牛肉しぐれ煮」         (京都市)

10.はれま「チリメン山椒」         (京都市)
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