「人の温もり」
 寒さの募る今の時期、あたたかさを感じるのは人の温もり。信頼し合う仲、頼り頼られる仲、それを意識せずともいられる心地良さです。

歌人の俵万智さんは次のような歌を詠みました。

 「寒いね」と話しかければ「寒いね」と、答える人のいるあたたかさ

 処で、先日,夫婦に関するいくつかのアンケート調査結果が発表されています。

 既婚者に夫婦円満の秘訣を聞いた質問では、20代で最も多かった回答が「会話の時間を多くもつ」だったのに対して、60代になりますと「プライバシーの尊重」という回答が最多となります。

 「生まれかわっても、今の配偶者と結婚したいと思いますか」という質問では、20代男性も60代男性も半数以上が「YES」と答えたのに対し、女性は20代でも60代でも半数以上が「NO」と回答しています。

 また、別の調査では、夫や妻にほぼ毎日イラッとするとしたのは、夫が7%、妻は23%。週1~3回の頻度を含めますと夫が36%だったのに対し、63%の妻が夫の生活態度や性格にイラッとしています。

 このような調査結果を見てると、現実には、すきま風が吹いて少々寒い状況の夫婦が少なくないのかもしれませんね。