2008年06月の記事


「夏が旬の魚」
 昨日、今日は雨模様で幾分凌ぎやすくなってますが、蒸し暑い日が続いています。
こう言う宇時は、さっぱりした魚、特に白身の魚が食べたくなったりします。
6月から9月頃までが旬で夏を代表する白身魚といえば「スズキ」ですね。
「マダイ」や「ヒラメ」にも負けない白身の高級魚です。エビやカニなどを食べ、成魚は1メートル近くに達し、大きいほど美味しいとされています。

 「スズキの洗い」がポピュラーですが、氷水にさらした身は引き締まって涼味を存分に味わうことができます。洗いは薄い切り身にした後、氷水に入れ、身が白っぽくなったら引き揚げます。そして、水気を切り、氷と一緒に盛付ければ一段と清涼感が高まります。

 又、スズキは『出世魚』として有名で、関東では成長するにつれて、「セイゴ」→「フッコ」→「スズキ」と名前が変わります。

 その他、夏が旬の魚では、「アジ」・「アユ」・「ウナギ」等がありますが、白身の刺し身として食べる「アジ」、これもまた「たかがアジ、されどアジ」といった感じで格別です。

 夏バテ気味で食欲が落ちたときは、「ウナギ」もいいですね。ウナギは、ビタミンA・B1・B2・D・E・カルシウム・カリウム・鉄など栄養素をバランスよく含み、スタミナ消耗の激しい夏には最適ですね。
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「洞爺湖サミット」
 7月7日に開催される「洞爺湖サミット(主要国首脳会議)」では、現在地球規模で課題となっており、それぞれが密接なつながりを持つ環境問題、エネルギー問題、食料問題などが協議されるそうです。
 
 今回のサミットでは、カナダのハーパー首相、フランスのサルコジ大統領、ドイツのメルケル首相、イタリアのプローディ首相、ロシアのプーチン大統領、イギリスのブラウン首相、アメリカのブッシュ大統領、EUからはバローゾの欧州委員会委員長が出席、
そして中国の胡錦涛国家主席、インドのシン首相、韓国の李大統領、インドネシアのユドヨノ大統領、メキシコのカルデロン大統領、南アフリカのムベキ大統領他アフリカ各国の首脳等々・・拡大会合出席者を含めればこれだけの首脳が一同に会します。

 一時期のサミットは”単なるセレモニーで終わっている”のが指摘されていましたが、各国首脳には国の利害を超えた決断力と実行力を、福田総理にはリーダシップを是非発揮してもらい、自信に満ちた将来へのビジョンを全世界に発信してほしいものです。
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「滝」
 初夏の話題に相応しく「滝」。
何万年も前からその場所で落下し続けていますが、季節毎に、天候毎に、或いは見に行った人の心模様毎にその見え方が異なります。
特に雪解けと梅雨の関係で水があふれ出すこの時期は、最もスケールが大きくなり、見るには最高の季節でしょうね。

 少し前、滝の名所ベスト10という調査結果を目にしましたが、1位は北アルプスの山肌に落ちる「称名(しょうみょう)滝」となっていました。
4段の滝で350メートルの落差は日本一、エメラルドグリーンの滝つぼも見事な「日本一の名瀑(ばく)」にあげる人が多くいます。

 2位は「羽衣の滝」で、270メートル国内3位の落差を持つ7段の滝です。
岩肌を伝う繊細な筋が優美な天女の羽衣のように見えるそうです。

 <1~10位までは次のようになっていました。(日経調べ)>

 1.称名(しょうみょう)滝      富山県  350メートル  段瀑
 2.羽衣の滝             北海道  270メートル  段瀑
 3.不動七重滝(ふどうななえのたき) 奈良県  100メートル  段瀑
 4.那智(なち)の滝         和歌山県 133メートル  直瀑
 5.華厳(けごん)の滝        栃木県   97メートル  直瀑
 5.三条の滝             福島県  100メートル  直瀑
 7.白糸の滝             静岡県   26メートル 潜流瀑
 7.安(やす)の滝          秋田県   90メートル 分岐瀑
 9.松見の滝(まつみのたき)     青森県   90メートル  段瀑
10.吹割(ふきわれ)の滝       群馬県    7メートル 渓流瀑


 滝の形状にも、垂直に一気に落下する「直瀑(ばく)」、段差のあるとことを落下する「段瀑」、途中で岩に当たって水が分かれる「分岐瀑」、傾斜の強い斜面を滑るように流れる「渓流瀑」、地中を流れてきた伏流水が断層などで地表に吹き出すように落ちる「潜流瀑」といった様々な形があります。

 ちなみに、世界三大滝は、カナダの「ナイヤガラの滝」、南米の「イグアスの滝」、
そしてアフリカの「ビクトリアの滝」と言われています。
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「玉葱」
 今度「静物画」のモティ-フにするつもりですが、今が旬の玉ネギ、英語名ではオニオン「Onion」。
最近は大分おとなしくなって、さほど刺激臭がないかもしれませんが、それでもミジン切りにしたりすれば、涙が出たりして苦労させられるかと思います。
あの手この手で工夫している人も多いようですが、意外と簡単な解決策があります。

 それは、水につけるという方法です。
刺激臭の正体は硫化アリルという成分ですが、これは水に溶けやすいという性質を持っています。
そこで、硫化アリルを多く含んでいる根元をまず切り落としてから水の中で皮をむき、丸ごと水に数分間つけておきます。
こうすれば刺激臭が少なくなり、刻んでも涙ボロボロということはありません。

 そして、もう一つ大切なことはよく切れる包丁を使うことが肝心です。
切れない包丁ですとよけいな細胞を破壊してしまうため、新たな硫化アリルを発散させることになり、せっかく水につけておいても効果が半減します。

 ちなみに、玉ネギには、ビタミンB1、B2、C、カルシウム、鉄が含まれ、せきやたんを鎮め、尿の出を良くし、血中の脂質を低下させる効用があり、発汗作用や解熱作用もあるそうです。
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「世界遺産観光」
 梅雨が明けると愈々夏の行楽シーズンです。
行ってみたいところはたくさんあるのですが、これだけガソリンが値上がりするとさすがに車で出かけるのは二の足を踏みます。

 JTBが発表した日本の世界遺産観光に関するアンケート結果によると、行ったことがある日本の世界遺産は日光(19%)、京都(15%)、厳島神社(12%)の順となっています。
修学旅行の定番が並びますが、複数回訪れている人も多いようです。

 また、次に訪れてみたい日本の世界遺産は屋久島が断トツのトップ、次いで白神山地。
大自然にひたってみたいという意見が多くみられます。

 ちなみに日本で登録されている世界遺産は、文化遺産が11カ所、自然遺産が3カ所の計14カ所となっています(下記、登録年順)。

    屋久島(鹿児島県)
    白神山地(青森県、秋田県)
    姫路城(兵庫県)
    法隆寺地域の仏教建造物(奈良県)
    古都京都の文化財(京都府、滋賀県)
    白川郷・五箇山の合掌造り集落(岐阜県、富山県)
    厳島神社(広島県)
    原爆ドーム(広島県)
    古都奈良の文化財(奈良県)
    日光の社寺(栃木県)
    琉球王国のグスク及び関連遺産群(沖縄県)
    紀伊山地の霊場と参詣道(三重県、奈良県、和歌山県)
    知床(北海道)
    石見銀山とその文化的景観(島根県)
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「真珠貝」
 6月も残り1週間となりましたが、今月は真珠に関する話題が数多く見られました。
真珠は6月の誕生石で、結婚式(ジューン・ブライド)でつけられることも多いからです。
 真珠と言えば、その清楚な美しさから「宝石の女王」とも呼ばれ、「月のしずく」あるいは「人魚の涙」というロマンチックな呼び名もあります。

 真珠の母貝となる貝には白蝶貝や黒蝶貝などがありますが、あこや貝で作られたものが一般的です。
日本では早くから養殖技術が確立したこともあり、世界で取引されているあこや真珠のほとんどが日本産です。
従って、真珠の重さの単位については日本で使われていた「匁(もんめ)」(約3.75g)が世界的に通用してるようです。(英語表記は「momme」で、「モミ」と発音)
 
 貝に真珠を作らせるためには貝の中に核と呼ばれるものを挿入するのですが、貝は自分の体内に入った異物の痛みを和らげるために、それを包む成分を出すうちにそれが膜となて真珠ができあがるそうです。
困難に向かい努力するうちに宝石の輝きが生まれるとは何も真珠の話ばかりではありません。

 「ありがとう」という字は「有難う」と書きます。困難があり、それを乗り越えることによって力がつく、磨きがかかる、だから有り難いのだという人もいます。

 たくましさや知恵、宝石のような輝き、そして大きな成果はそういった努力の副産物といえるのではないでしょうか。
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沖縄「慰霊の日」
 今日23日は、63年前の第2次大戦末期、およそ80日間にわたり繰り広げられた国内で唯一の地上戦の地である、沖縄の「慰霊の日」です。

 先の大戦は政治・外交、社会に現在も大きな影響を及ぼしていますが、戦争を体験したことのない、今や多くの世代は、報道や記録等で伝え聞くことでしかその悲惨さの断片を知ることができません。

 沖縄戦の最終局面で大田中将(階級は死後の特進)が自決の前に発した電文には、当時の慣例であった「天皇陛下万歳」等の文言や勇戦の報告はなく、惨状とただひたすらな祈りが記されています。この電文は後世の政治に少なからずの影響を与えたといいます。

以下に、「本職、県知事ノ依頼ヲ受ケタルニ非ザレドモ現状ヲ看過スルニ忍ビズ之二代ワツテ緊急御通知申上グ」で始まる電文の一部をご紹介したいと思います。

 沖縄本島に敵攻略を開始以来、陸海軍方面、防衛戦に専念し、県民に関しては殆ど顧みるに暇なかりき。然れども・・・砲弾運び、挺身斬り込み隊すら申し出るものあり。
・・所詮敵来りなば老人子供は殺さるべく、婦女子は後方に運び去られて毒牙に供せらるべしとて親子生き別れ娘を軍衛門に捨つる親あり。
看護婦に至りては軍移動に際し、衛生兵既に出発し身寄り無き重傷者を助けて真面目にして一時の感情に馳せられたるものとは思われず。・・以来、終始一貫勤労奉仕、物資節約を強要せられつつ只ひたすら日本人としてのご奉公の護を胸に抱きつつ遂に与えることなくして本戦闘の末期と沖縄島は実情形を変え一木一草焦土と化せん。糧食六月一杯を支ふるのみなりと謂う。
 沖縄県民斯く戦えり。県民に対し、後世特別のご高配を賜らんことを。

 後日談ですが、大田中将のご息女の一人は、生活の場をアメリカに移した際、日本軍幹部の娘ということでひどいいじめに遭いました。後年、小渕総理が会った際、「大変でしたね」と言葉をかけると、彼女は「父の苦労に比べたらたいしたことはありません」と泣き崩れたそうです。
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「手紙文」
 最近、手紙を書く際に戸惑うことがありますが、「頭語」(冒頭に書く言葉)と「結語」(結びに書く言葉)。
日本では手紙文を書く際に頭語と結語を入れるのが一般的であり、これがなかなか難しいですね。

 多くの場合は、「拝啓」で始めて、「敬具」で締めますが、「拝啓」は、「排=つつしんで」「啓=申しあげる」という意味で、「敬具」は、「敬=つつしんで」「具=申し上げました」という結びになります。

 手紙を出す相手が媒酌人や恩師などの場合には、より丁寧な頭語と結語を使い、例えば、「謹啓」→「敬白」などで、「拝啓」→「敬具」と意味的には同じですが、より一層丁寧な表現になります。

 ちなみに、急用の手紙の場合には「急啓」→「草々」などと書き、時候のあいさつを省略する場合には、頭語を「前略」「冠省」などと書き、結語は「草々」などで結びます。
「草々」とは、「ぞんざいな走り書きで、失礼します」という意味です。

 死亡通知やお悔やみなど弔辞の手紙には、頭語を省くのが習わしですが、「敬具」などの結語は使ってもよいそうです。

 尚、女性の手紙では、「拝啓」や「謹啓」といった頭語はあまり使わず、「一筆申し上げます」というような頭語で書き始め、結語も「敬具」ではなく、「かしこ」で終わるのが一般的ですね。
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「西瓜(スイカ)」
 西の瓜(うり)と書いて「西瓜」(スイカ)。スーパーの店先では、スイカが出回り始めていますが、由来は中国の西域から伝播されたところからついたそうです。
英語では「WATERMELON(ウォーターメロン)」といいますが、成分は90%以上が水分で10%近くが糖分です。

 果汁には、利尿作用ががあるカリウムやシトルリンが含まれ、西瓜の利尿作用は、むくみを改善するほか、尿と一緒に余分な塩分を排泄することから高血圧や動脈硬化、膀胱炎、腎炎にも効果があるといわれています。

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、西瓜は、ほんの軽く叩いた時の音と手応えで中身の状態を判断する事が出来ます。
熟しきってしまっている西瓜は「ボテボテ」とした鈍い音がします。これはスイカの中がタナ落ちして、空洞が広がっている証しです。
また、反対に若過ぎるスイカは「ピンピン」とした感じの高い音になります。
ちょうど食べ頃のスイカの音は「ポンポン」という感じの非常に良い音がしますね。

 ちなみに、西瓜は、縞と縞の間を切ると切断面に種があまり出ないそうです。
切り売り西瓜だとついつい種が少ないものを選んでしまいますが、店のほうでも工夫して販売しているようです。
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「東京おもちゃショー2008」
 東京有明の国際展示場(通称:東京ビックサイト)では、昨日から4日間の日程で「東京おもちゃショー2008」が始まりました。

 各玩具メーカーもアピールに力が入る国内最大の新製品の展示会です。
昨日・今日は商談見本市、一般の入場は土日のみですが、入場料無料だけあって昨年は11万人の来場者を集めました。

 一昨年までしばらく市場規模の縮小が続き低迷していた玩具業界ですが、昨年度の店頭小売りベースの市場規模は前年度比で4年ぶりに増加、約200億円増の6709億円となっています。

 中でもカードゲーム(トレーディングカード)が最も高い伸びとなり、大人の心をくすぐる高価なおもちゃも売れています。
たしかに昨今のおもちゃ売り場では、企画の意図や価格設定が明らかに大人を対象にし「大人も楽しめる」をアピールした商品が目立ちます。

 日本玩具協会はショー開催に先立ち、昨年10月から今年9月までに発売または発売予定の玩具を対象に「第1回日本おもちゃ大賞2008」を選出しており、各部門の大賞作品は以下のようになっています。

 「共遊玩具部門」       アンパンマンレジスター (セガトイズ)
 「トレンディー・トイ部門」  ∞にできるシリーズ    (バンダイ)
 「ハイターゲット・トイ部門」 マイクロスロットカー (タカラトミー)
 「ベーシック・トイ部門」   びゅんびゅんサーキット(タカラトミー)
 「イノベーション・トイ部門」 アイクロップス      (バンダイ)

合併前のタカラには小生も定年退職する迄、30数年勤務しており、新製品の開発等‥感慨深いものがあります。
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「桃(ピーチ)」
  「桃栗三年柿八年」(ももくりさんねんかきはちねん)


 発芽から結実まで桃や栗は3年、柿は8年かかるため、物事を成し遂げるには時間がかかることを示唆する諺です。

 桃は英語でピーチ、仏語でペッシュと呼ばれ、その昔、原産国の中国からシルクロードを渡ってギリシャ、ローマに伝えられ、17世にアメリカ大陸まで伝わったそうです。
「毛毛(もも)」といわれ、毛がいっぱい生えた硬い果肉だったそうです。

 多くの実がなることから豊穣(ほうじょう)の象徴とされ、古くから魔よけや不老不死の仙果として重宝されていました。

 「桃源郷」の語源は中国の漁師が迷い込んだ桃の花が咲き乱れる仙境(俗界を離れた清浄な土地)に由来します。
もう一度行こうとして探しても、どこにも見つからなかったそうですが、西洋の「ユートピア」がくしくも「どこにもない場所」を指すのは「理想郷」の普遍性を示唆しているのかもしれません。

 桃には体を元気にしてくれる要素がたくさん含まれており、果肉には老化防止の働きがあり、葉はあせもや湿疹に効果があるそうです。
また、種は血液の循環を良くする作用が、花はむくみを解消する働きがあるとされています。

 山梨・長野・福島県が主産地で、6月下旬から8月にかけて屋根なしで栽培する露地物の季節となります。
好みの柔らかさになるまで日陰に保存し、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと美味しさも増します。
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「食中毒」
 沖縄は平年よりも6日早い梅雨明けとなりましたが、九州地方では降雨が続き、梅雨の中休みで好天が続いた関東地方も空模様が怪しくなってきました。

 ジメジメするこの時期は食中毒の発生しやすい時期です。
神経質になり過ぎるのも窮屈ですが、食中毒の原因菌は知らぬ間に増えており、毎年2~3万人の患者が発生しているそうで、注意はしておきたいものです。

 皆様ご存知だと思いますが、以下のような殺菌作用のある食べ物は食中毒の防止に役立ちます。

 ”梅干し”は殺菌・抗菌作用があると同時に胃腸の働きも助け、殺菌力の強い”にんにくや生姜”なども食中毒の予防に効果があります。
又、”緑茶”に含まれるカテキンにも殺菌の効果があり、”ココア”に含まれるポリフェノールの殺菌作用も以前話題になりました。
ちなみにココアは胃に食べ物が残っている食後に飲めば、殺菌力がさらに高まるそうです。

 生で魚介を食べるお寿司の寿司飯には”酢”が使われており、”ワサビや生姜”をつけて食べますが、ご存知のようにそれらにも殺菌作用があります。
昔からある食べ物は、美味しいというだけではなく、経験的に安全性が高い食べ合わせが取り入れらているようです。
 刺身に、強い防腐力がある”シソ(紫蘇)”をそえることも非常に理にかなっており、経験に裏付けられた智恵を感じます。

 もちろんこれのみで食中毒が防げるというわけではありませんが、そういう時期だということを心に留めておきたいものです。
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「父の日」②
 話題としては遅きに失するのですが、一昨日は「父の日」でした。
「母の日」は有名ですが、何故か「父の日」となるとやや影が薄い気がします。

       自分自身に欠けていたものが

       息子に実現されるのを見ようとするのは、

       すべての父親の敬虔な願いである

と言うのは「ゲーテ」ですが、たとえ口に出さなくても父親の子に対する期待は大きく、複雑です。

        俺に似ろ俺に似るなと子を思い

という言葉もあり、
また

          父は永遠に悲壮である

とうたうのは「萩原朔太郎」です。

 感謝する人はやがて感謝される人になります。甘えてばかりが甘えられる親になります。
やはり、「子を持って知る親心」なのかもしれません。

 皆様は父の日、いかがされたでしょうか。
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「天寿」
 現代は天寿を全うできればかなりの長生きができる世の中です。
しかし、普通に同じように生活しているように見えても長生きする人とそうでない人がおり、自分がどちらのタイプかを判断する方法があるそうです。

 やり方は簡単で、時計を見ずに「1分」の長さを感覚のみで計り、実際の1分の長さと比べるというやり方です。その結果、予想した1分が実際の1分よりも短かった人は平均して寿命が長く、実際の1分よりも長かった人は相対的に寿命が短いそうです。

 実際にも高齢者を対象に5年間にわたる追跡調査が行われ、上記のタイプ分けを裏付けています。

 実際の1分をそれ以上に感じる人は、実際の1時間をそれ以上に感じるため時間に余裕を持って生活することができますが、逆の場合には感覚よりも実際の時間が経過していることになります。

 結果としてその人は時間に追われることになり、時間に追われることが多いと寿命を縮めてしまうというわけです。
なるほどなぁ!・・・と、感じたお話で御座いました。(^^)
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「父の日」
 今度の日曜日は「父の日」です。
「父の日」に関する最近のアンケート調査では、父親へ何らかの贈り物をする人は5割未満で、父親も「何もいらない」という回答が最多でした。

 ちなみに父の日のプレゼントのベスト3は、身につける物(甚平、ネクタイ、シャツ等)、飲み物(お酒、コーヒー等)、健康グッズ(マッサージ器等)だそうです。

 父の日の発祥はアメリカで、シンボルカラーは黄色。黄色は、欧米では大切な人の無事を願う色であり、アジアでは幸福の色あるいは大切なものを象徴する色でもあります。気持ちを込めて何か黄色のものを添えてみるのも良いかもしれません。

 ところで、父と母が対になった言葉は多く、例えば「自然は文明の母、労働は文明の父」「経験は知恵の父、記憶はその母」「必要は発明の母、ひらめきは発明の父」などがあります。
 また、「母なる大地」には「父なる太陽」あるいは「父なる空」という言葉が対になっています。手を伸ばせばいつも変わらず其処に在り、命を育む温かい大地のような母に対し、父は必要な時に必要な光を授ける存在であり、容易には手が届かない、時には雷も落とす厳しい存在でもありました。
そして「海より深い母の徳、山より高い父の恩」という言葉もあります。

 「父」という字は手に斧を持った男性を表し、家族を守り、家族を養い、家族を率いるという役割を象徴しています。

 現代における父親とはどのような存在なのだろうと、ふと思ったりもしてます。(^^)
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「でんでん虫」
 そういえば久しく見えなくなっている”でんでん虫”。
市街地では公園や園庭でも見かけなくなってます。、これも地球温暖化による土壌の乾燥や、ヒートアイランド現象(朝夕の気温が下がらないため霧の発生が減り、湿度も高くならない)が原因でしょうか。
 
 「角出して でんでんむしの涼みゐる」

 正岡子規の流れをくむ青木月斗は、今のような湿った空模様の日にこの歌を詠んだのかもしれませんね。
又、源平の頃の後白河法皇が編纂した「梁塵秘抄」には次のような囃し歌があります。

 「舞へ舞へ蝸牛(かたつぶり) 舞はぬものならば
  馬(むま)の子や牛の子に蹴(く)ゑさせてむ 踏破(ふみわら)せてむ
  まことに美しく舞うたらば 華の園まで遊ばせむ」

 上記の「舞え舞え」あるいは「巻き巻き」から転じた「まいまい」などの呼び名もありますが、もともと京都近辺の方言であった「かたつむり」という呼び名が共通語となってるようですね。
また、童謡の影響も大きく、「出よ出よ、むし」から変化した「でんでん虫」という呼び方も広く一般化しています。

 民俗学者の柳田国男はその著書で、蝸牛には180種以上の呼び方があるとしており、京都の方言であった「カタツムリ」を基点に言葉が地方に向かって同心円状に伝播して行き、結果として方言が形成されたのではないかとする「方言周圏論」を展開してます。

 雑事に追われ、時間に追われながら日々を過ごし、何事もクイックリーであることが求められる時代ですが、日常においてはでんでん虫のようなスローな生活が必要なのかもしれませんね。
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「安眠時間」
例年、暑くなって来ると「なかなか寝つけない」、「眠りが浅く寝起きが悪い」、「十分な睡眠時間をとれない」など、眠りに対する不満が多くなってきます。

 寝つきをよくして質の高い睡眠を得るためには、例えば、ぬるめのお湯(38~40度)に胸の下まで20~30分ゆっくり浸かる半身浴が効果があります。
血液循環を盛んにして筋肉にたまった疲労物質を取り除いたり、昼間働いていた交感神経を鎮めて、心身ともにリラックスさせる効果があるためです。

 お湯にリラックス効果のあるローズマリーやラベンダー、アンジェリカなどのエッセンシャルオイルを数滴垂らしたり、入浴剤を入れて血行を改善するのも有効な方法でしょうね。
一方、熱いお湯は交感神経の働きが促進され、脳や体が興奮するため、寝る前には逆効果ですね。

 また、食事のとり方も安眠のためには重要なポイントです。寝る間際になって食事をすると睡眠中に胃腸が働くことになり、その情報が脳に伝達されて眠りが浅くなってしまいます。
ですから、夕食は遅くとも寝る2~3時間前には済ませるのがベターでしょうね。

 さらに、寝室の環境も安眠には大切な要素でしょう。一般的には18~22度くらいが暑さや寒さを感じないで熟睡できる室温といわれていますが、あまりにも外気温と開きがあるのも問題で、夏や冬は外気温との温度差を8度前後に調節するのが目安でしょう。
湿度は50~70%が睡眠に適しているとされています。
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『スパイス』
ジメジメとした梅雨時や夏場はどうしても食欲が落ちてきますが、こんな時に欠かせないのが『スパイス』です。
『スパイス』と言うと、「辛い!」というイメージが浮かぶかもしれませんが、苦み・甘み・辛み・渋み・酸味など様々な味のものがあり、ポプリや入浴剤、お茶などに用いられるハーブ類もスパイスの一種です。

 香りづけ、臭み消し、辛みづけ、色づけなどに使われる植物性のものは全てスパイスであり、トマトや柑橘(かんきつ)類、香りの強い野菜なども広い意味でのスパイスと言えます。

 スパイスの主な活用法としましては、

・精神的な疲労や熱があるとき

 発汗作用のあるトウガラシやカレー粉を使った料理、アセロラやグレープフルーツ、タマリンドなどビタミンCを豊富に 含む果物を食べるといいとされています。

・口臭が気になるとき

 バジルを噛んだり、フェンネル(ウイキョウ)の種子やグレープフルーツなどのビオフラボノイドを含み、ビタミンCが 豊富な果物を食べることで口臭を取り去ります。

・なかなか寝つけないとき

 カモミールやタイムのお茶、クチナシの実とハトムギの煎じ 液などを飲むと、神経の高ぶりが抑えられるといいます。

・ストレスがたまっているとき

 ローズマリーやセージのお茶、セロリとはちみつのジュース などがいいとされています。


 その他、まだまだ多くの活用法がありますが、スパイスの役目は飲食物を美味しくするだけではなく、かつては防腐剤として珍重されていましたし、中国では漢方の生薬として広く利用されてきました。

 さらに、日本でも風邪をひいたときにショウガ汁をたらした葛(くず)湯を飲んだり、夏の食欲のないときに七味唐辛子などを利用したりしてきました。
スパイスは料理の味に彩りを添えるばかりでなく、上手に活用することで健康の増進にも大変役立ちます。

 この梅雨時から夏場にかけて、上手にスパイスを楽しんでみるのは如何でしょうか。
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「雨に唄えば」
本日6月5日は、二十四節気の一つ「芒種」(ぼうしゅ)。
芒種とは、稲や麦など穂の出る穀物の種(たね)のことを言い、農家は田植えに追われる頃となります。

 実際には、現在の種まきはこの時期よりも早いですが、この日から6月21日の夏至までの期間を芒種とも言い、この頃になると、蟷螂(カマキリ)や蛍(ホタル)が現れ始めます。もちろん、きれいな水がないと育たない蛍は、最近ではまず見る
ことが出来ません。

 愈々、各地で梅雨入りが相次ぎ、雨空が全国を覆いつつあります。
これからしばらく屋内で過ごす機会が増えそうですが、先日、『雨で思い出す映画作品』という調査結果を目にしました。

 1位は、「雨に唄えば」(米、1952年)となっており、ジーン・ケリーが雨の中で歌い踊る場面は圧倒的な支持を集めています。
2位は「シェルブールの雨傘」(仏、1964年)で、カトリーヌ・ドヌーブの演技とミシェル・ルグランのテーマ曲がとても印象的でした。

 そして、3位は「黒い雨」(日、1989年)、4位「ブラックレイン」(米、1989年)、5位「レインマン」(米、1988年)と続いています。

 雨の映画を観て、梅雨気分に浸るのもこの時期の楽しみかもしれませんね。(^^)
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「クールビズ」
今日も肌寒いですが、6月1日の衣替えから、4年目を迎えたクールビズが始まっています。
未だ未だ、まばらですが、街ではノーネクタイ・ノー上着のビジネスマンも見られます。
また、町村官房長官は、6月6日の閣議で沖縄のかりゆしウェア着用を閣僚に求めているようですが・・・・。
 でも日本には甚平や浴衣といった伝統的な夏向きのスタイルがあり、浴衣はすでにファッションの一つとして確立されていますね。

 関東で浴衣にお目にかかるのは七夕あたりからですが、広島では浴衣の着始め祭りとして有名な「とうかさん祭り」が今週末開催されるそうです。
「とうかさん」とは聞きなれない言葉ですが、昔々この地に赴任してきた国主が地元のお稲荷さんを音読みしたのが始まりとのこと。

 浴衣とのつながりは諸説あるようですが、今年のトレンドを占う意味でファッション業界も注目する浴衣イベントとなっています。

 ところで、浴衣はもともと外出着ではなく、昔の蒸し風呂(現代のサウナに近い)に着用したまま入る「湯帷子(ゆかたびら)」という麻の着物がルーツで、現代の水着に近いものだったそうです。
屋内や敷地内でならともかく、外出には相応しくない着物でしたが、それが変わってきたのが明治の頃からで、機能性と“新しさ”が再評価され現在に至ってます。

 アロハシャツも夏の代表的な装いで、かりゆしウェア同様に公の場での着用も増えてきました。日本からハワイに移住した人々が、持参してきた浴衣などの着物を仕事着に作り変えたのがアロハシャツのルーツで、この時期、役所や郵便局、金融機関等も含め地域ぐるみでアロハシャツを着用するケースがしだいに増えてきています。
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『水無月』(
 月日が経つのは早いもので、もう『水無月』(みなづき)、6月入りとなりました。
この水無月とは陰暦で5月のことで、漢字では「水の無い月」と書きますが、水が無いわけではなく、「無」は「の」にあたる連帯助詞「な」であって『水の月』という意味になります。

 陰暦5月は田に水を引く月でもあることから『水無月』と言われるようになったそうです。

 そして、そろそろ「衣替え」のところも多いかと思います。
この「衣替え」は、平安時代から始まった習慣で、当時は「更衣」(こうい)と呼んでいたそうです。
明治時代になって今の国家公務員にあたる人の制服が定められ、夏服と冬服の更衣の時期がそれぞれ6月1日~9月30日、10月1日~5月31日と定められました。
やがて、これが学生服にもおよび、さらに一般の人たちにも定着していったようです。

 話は変わりますが、今から53年前の昭和30年(1955年)の6月1日、アルミの1円貨が発行されました。その1円貨は、満53歳となります。
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